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【知恵のかりもの】クリアした感想・評価(ネタバレ注意!!)

Nintendo Switch

2024年9月26日に発売したNintendo Switchソフト『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』をクリアした感想・評価・攻略情報・ストーリーの要約などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。

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就職できずに当時薬学生だった彼女のヒモを経て、ブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

ゼルダの伝説 知恵のかりもの とは

リンクを失ったハイラルでゼルダ姫がゆく”カリモノ”の旅。

公式サイト:https://www.nintendo.com/jp/switch/bdgea/index.html

ジャンル:アドベンチャー

プレイ人数: 1人

クリアした感想・評価

2Dだが世界観に没入できる。探索が面白い

本作は、『ティアーズオブザキングダム』や『ブレスオブザワイルド』でお馴染みの地名や種族が数多く登場します。大妖精がいたり、ゲルド砂漠があったり、ゾーラ族がいたり、、、。なので、ゼルダシリーズプレイ済みの方はすんなり没入できるのではないでしょうか。

(ちなみに、ティアキンで登場したキャラはほぼ登場しません。リト族も登場してませんでした)

 

結構広い上に趣向を凝らしてあるので、探索は面白いですね。ティアキンで行ったなあ~という場所もあれば、そうでない場所も。異世界というより、時系列が違う感じでしょうか。あとは、馬に乗ることも出来ます。

 

また、優しい世界観も特徴です。キャラが二頭身で顔が絵文字っぽいのは好みがわかれるポイントだと思います(僕は好きになれませんでしたが、世界観は好きでした)。グラフィックなども『夢をみる島』とほぼ同じです。

ゼルダの衣装を着せ替えることも可能。ちなみに、ネコの服で猫の話を聞けるようになります。ゼルダやリンクが言葉を発さないこともあってか、この猫のセリフが本作で最も印象に残っております。かわいい。

ストーリー構成は、ほぼいつものゼルダ

ガノンに捕まったゼルダ姫の元に現れたのは剣士リンク。激しい戦いの末、見事ガノンを倒したものの、 リンクは謎の裂け目に飲み込まれて消えてしまいました。

神隠し······

広大なハイラルの各地に謎の裂け目が生まれるそれは、リンクだけでなく、ハイラル中の人やモノ、そして、ハイラル王やその側近たちまでも飲み込んでしまいました。
残されたゼルダ姫は、父であるハイラル王を民をそして、リンクを救うためハイラル中を巡る冒険へと旅立ちます。

妖精「トリィ」から授かった不思議な杖によって、「カリモノ」と「シンク」の力が使えるようになります。 ゼルダ姫はこの2つの力を上手に使って、ハイラル中を旅します。

ストーリーに関して言えば、いつものゼルダ感はありました。

かんたんにまとめると、ハイラルの地に生まれた裂け目の原因を突き止めるために、ゼルダが世界各地を巡るような流れです。神隠しや消えたリンクの謎も解け、悪者の正体も判明し……みたいなスッキリする終わり方でした。

裂け目に飲み込まれると、全くの別人に。ニセモノのハイラル王により、ゼルダは牢屋に閉じ込められてしまいます。→脱獄してゲームスタート!

 

裂け目の問題を解決すると、結果的に各地で抱える問題(種族の争い、族長としてのあり方など)も解決するような構成も同じ

 

ストーリーをメインで楽しむ作品ではありません。ただ、主人公がリンクではなくゼルダなので、シリーズ経験者も新鮮味があるのではないでしょうか。

世界の成り立ちが語られます。ストーリーはわかりやすい

 

一つ気になったのは、演出面です。リンクにもゼルダにもセリフがないのが気になりました。

日本のRPG作品の中には、ドラクエに代表されるように主人公が全く喋らない場合があります。本作の主人公はゼルダですが、『ティアキン』の時のように喋ることは全くありません。これの何が問題かと言うと、盛り上がるべき場面でも著しく盛り上がりに欠けるんです……。なので、(熱い展開にできたはずなのに)勿体ないなあ、という思いはありました。

個人的には、今後もプレーヤーがゼルダを動かすゲームを作ってほしいですね。

「カリモノ」は、ゲーム的にも新しく面白い

【妖精トリィと「カリモノ」の力。】

ゼルダ姫は妖精「トリィ」と出会い、授かったトリィロッドの力で、テーブル、木箱、ベッドなど、ハイラルのさまざまなものをお借りできる「カリモノ」の力を使えるようになります。一度借りたものは、いつでもどこにでも作り出すことが可能。テーブルやベッドを作り出して行く手を阻む崖を飛び越えるなど、どのカリモノをどう使うのか、プレイヤーの選択と発想次第で攻略もさまざまに変わります。

本作のタイトルにもなっている「カリモノ」。概要欄の説明のような家具もあれば、ジャンプ力を伸ばすトランポリン、エレベーターのような上下する乗り物など、多岐に渡ります。

なので、例えば崖を飛び越えるだけでも、

・画像↑↑のようにベッドを積み重ねて渡る

・滑空する魔物に捕まって飛び越える

・天井から蜘蛛の糸を垂らして渡っていく

・「シンク(マグネキャッチのようにカリモノを動かせる)」で橋代わりになるものを崖に置く

などなど、プレーヤーの数だけ正解があるようなイメージですね。知恵のかりもの【Echoes of Wisdom】というタイトルは、本当に秀逸だと思います。

小さなギミックを一つひとつクリアして先へ進むようなゲーム性です

 

【魔物までも「カリモノ」に。】ハイラルに巣食う魔物たちも、ゼルダ姫の代わりに「カリモノ」として戦ってくれます。状況や相性を判断してどの魔物を向かわせるかなど、バトルでも知恵を活かした戦略がカギとなります。またバトル以外にも、空飛ぶ魔物の力を借りて滑空したり、炎の魔物に草木を燃やしてもらったりと、ゼルダ姫の冒険をサポートしてくれることも。

また、「カリモノ」には魔物も含まれます。ボス以外の魔物は全て使役できるので、魔物を仲間にする『ドラクエ5』のような面白さがあるかもしれません。相手の動きを封じるようなタイプもいれば、空中から攻撃する鳥タイプや、リザルフォスなどシリーズおなじみの魔物もいます。

ボス戦はギミックが基本に。雷を無効化しつつ~みたいな思考を巡らせるのも楽しい

 

 

これら以外にも、リンクの能力を借りた剣士モードがあり、ゼルダが剣を振り回したり弓で攻撃することも可能です。

 

気になる点としては

・カリモノはニ種類同時には出せない

・選択時のカーソル移動が面倒くさい(127種類あるので、端から端まで動かすと数十秒かかる)。使わないカリモノを表示させないようにしてほしかった

・バフデバフの効果を生み出すようなカリモノがない

などでしょうか。

なので、RTA(リアルタイムアタック・最速でゲームクリアを目的とする)や縛りプレイなんかは面白そうだな、と思います。

難易度が低い。ヌルゲーかも?

蜘蛛の巣は火で燃やす、風は岩で凌ぐ、燭台には火を灯す、水は氷になって足場になる……など、本作の謎解きは、目新しいものがありません。なので、ゲーム経験がある程度ある方にとっては楽勝でしょう。こうすればOKというのが直感的にのわかるためです。

壁が迫ってくるステージ。マリオをプレイしていれば、障害物がある場所や種類など大体わかりますよね

 

あと、本作はハートの回復手段が非常に多いです。回復アイテムのスムージーだけでなく、カリモノのベッドで休んだり、温泉に入ったり、敵からドロップしたり……仕方ないので、無理やりGAME OVERになってみました。

直前のオートセーブからリトライが出来ます。オートセーブも充実しているので、数分前からやり直しも可能です。易しい。

ハートがなくなった際の救済措置である妖精を発動することなくクリアする人も多いでしょう。

水中でやらかして呼吸が出来なくても、ハートが徐々に減るだけ。なかなかGAME OVERにならない

落下死は何度も何度もしました。でも、ペナルティは特になし。少しハートが減るだけ。

やり込み甲斐がほぼないゲームバランス

本作最大の残念なポイントは、やり込み甲斐がないゲームバランスだと感じています。

例えば、アイテム収集。宝箱の中身は、素材かお金が大半です。素材を組み合わせてスムージーを作る→売却するなどの金策はできるのですが、後半はどちらも使い道がなくなります。スムージーを持てる数は決まっていますし、お金も素材も余ります。なので、宝箱を開けても達成感がないんですよね……(効果音は達成感があるのに)。

 

カラクリも同様です。設置型の強力な武器という感じで6種類あり、効果は様々なのですが、、、作るのが大変な割にボス戦ではほぼ使えないという……。強力な武器があっても使う相手と場所がないので、実質的にはコレクター向けアイテムかもしれません。

 

序盤は面白いんです。ただ、達成感や成長した実感をあまり味わえなくなるので、後半になればなるほど、つまらなくなりました。カリモノで解く謎もどこかのゲームで見たような内容ばかりなこともあり、探索をし終えたあたりで僕は完全に飽きちゃいましたね……。任天堂のゲームをプレイされている方であればあるほど、既視感も多く飽きやすいかもしれません。

条件によってエンディングが変化するとかもないので(たぶん)、やり込み甲斐に関しても他作品と比較して相対的に少ない、と言わざるを得ません。強化しないと立ち向かえない強いボスもいないですし……。PlayStationやSteamのように、トロフィーや実績があれば良いのでしょうが、、、。

 

唯一良かったのは、最序盤から強力な魔物のカリモノ(リザルフォスLevel3など)がコストの関係で使えないってことくらいでしょうか。消費コストはトリィの△の数で、この数に応じたカリモノしか使役できません。

小ネタ・その他

音楽性の違いで揉めてた二人が、最終的に一体となって演奏する場面はものすごく好きでした。現実ではほぼあり得ないですからね笑

 

びよーんオバケ。もっと他のネーミングはなかったん? と唯一ツッコミたくなった魔物。好き。でも、一回も使わなかったです笑

 

スライム(ドラクエ)でもなく、ぷに(アトリエ)でもなく、ゾル。調べてみたら、初期から登場しているようでした。

 

ボスを倒した後の達成感が最もあった一コマ。ルピーがきれい。

 

カリモノの焼き魚を出したゼルダに対して、本質的な違いを述べるアヌビー。愛を見抜く。

 

アクセサリーの付け替えも面倒でした。この表示はさすがに悲しくなりましたね。外す⇔装備する をいちいち選択しなければなりません。ちなみに、大妖精にルピーを払えば装備数の拡張が可能です。

 

大神降ろしのような浄化する演出は数多くあれど、大神降ろしに勝る演出は未だにないですね

これも大神っぽい

クリア時間・クリア後

クリア時間は、20時間ほどでしょうか。クリア後は、まだ覚えていないカリモノがどの地域にあるのかがわかります。

なんと、バクダンを取り忘れてクリアしていました……。。。なくてもクリア出来てしまった、という事実が悲しい。

攻略情報

カリモノおすすめ

127種類あって、個人的によく使っていたものを紹介。

・剣モリブリンLv.2(MVP!)……古の森に行けば、最序盤から使えます。こいつのせいでヌルゲーになった側面もあるかも? Lv.3も強い。

・グエー……空中の魔物や離れたギミックを攻撃してくれる有能な鳥。終盤までずっと使ってました。最終的には3匹出せます。

・ガブフィン……水中ステージでは最強。廃船? 沈没船? のところにいます。

・古びたベッド……積み重ねて橋にするのもよし、ゼルダのベッドを入手するまでHP回復にもよし。あとちょっと移動したい時に役立ちました。

・トランポリン……序盤で重宝してました。メガドンとよく並用してました。

・メガドン……カエルリング装備でジャンプ力アップすれば、一発で乗れます。ゼルダがペチャンコになる演出も◎。

・雲

・エレキウィズローブ……蜘蛛みたいなボス戦で大活躍しました。

ネタバレ

ストーリーの要約

大地の三女神が、有害なヌゥル(ラスボス)を封印するも、ヌゥルは裂け目を作り続けた背景が語られる。

 

裂け目を修復するため、三女神はトリィを創り出す。今回の物語は、邪悪さが増したヌゥルによって裂け目にトリィが封印されてしまう→ゼルダが残り一匹になったトリィと出会うことで、スタート。

 

二人でラスボスと戦うんだ! という場面で、二人ともアイコンタクトと頷きしかない。

世界がピンチになった時、伝説の勇者と知恵の姫巫女が現れるという言い伝えがあったとか。もちろん、リンクとゼルダのこと。

各地を巡ってトリィの仲間を解放し、三女神のパワーをゼルダは集めることに成功するが、ヌゥルに横取りされてしまう→三女神のリスクヘッジで、リンク・ゼルダ・ヌゥルにパワーが分散。最終的に、二人でヌゥルを倒しておしまい。

トリィとお別れ

おしまい

ラスボスが…………(ダメ出し)

本作で最も印象が悪かったのが、ラスボス戦です。マジで全く面白くなかったです……。

というのも、リンクが攻撃するのを見るだけになりがち(ゼルダは剣をリンクに返却するため)。ゼルダは、リザルフォスを出しながら攻撃を避け続けるだけでした。また、カラクリは速攻で潰されるので、全く使えませんでした。ラスボスで使わんでいつ使うん? って思っちゃいました……。プレーヤーが自分からアクションを起こせないのは悲しい。達成感が全くなかったです。

まとめ

やり込み甲斐がないゲームバランスは難アリだと感じています。演出面も乏しいです。しかしその一方で、カリモノという要素が新しく世界観も魅力的な作品でした。ドラクエのようであり、マリオのようであり、ピクミン4のようであり、大神のような……

据え置き機やゲームソフトの価格が上がる一方で、制作にはお金が入りづらいという悪循環が、昨今のゲーム業界とのこと。なので、今後は(開発費縮小のために)このような過去作品を部分的に流用した作品が増えるのではないでしょうか。そういった意味で、上手に作られている作品だと感じました。

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