【2024年11月16日 PS5版が発売決定! など追記・更新】
2020年4月3日に発売した『BIOHAZARD RE:3 Z Version』をクリアした感想・評価になります。クリアしたのですが、面白さと同時に物足りなさを感じてしまったので、その理由を詳しく言及してみました。一応、ネタバレ注意です。
バイオハザード RE:3 とは
『バイオハザード RE:2』の衝撃から1年、待望の『バイオハザード RE:3』が登場!
“ラクーン事件”の惨劇と恐怖が描かれる。
さらに“脱出”を競う非対称対戦『バイオハザード レジスタンス』も収録。
2つのサバイバルホラーがたっぷり楽しめる贅沢な1本だ。
待ちに待ったバイオ3のリメイクですが、割とあっさりクリアしてしまったのでこのような記事の内容を書くことにしました。
当時の3との比較、シリーズ作品との比較などもしています。
物足りないと感じてしまった理由
面白かったからこそ、物足りないと感じてしまった理由になります。それでは言及していきます。
難易度が低い
「難易度が低い」と感じた理由を、ざっと羅列してみました。ちなみに、Standardです。
- 他シリーズと比較して(特にRE:2と比較して)、格段にゾンビが弱い
- 弾薬やハーブが非常に手に入りやすい
- MAPが狭いので道に迷わない。ほぼ一本道。
- ショットガンやグレネードランチャーが序盤で手に入る
- 強いゾンビがペイルヘッドしかいない。でも、弾薬に余裕があるのでマグナムを使って倒せる
- サイドパックの入手が簡単すぎる
- 体験版が抜群に面白かったので期待しすぎた
などなど。
ショットガンやグレネードランチャーが比較的序盤で手に入ります
ネメシスもっと来て!!
ムービーでは、めちゃくちゃ怖いネメシス。複数の形態があり、強そうな演出ばかり。スタアアアズ……と声を出しながら破壊的な暴力の数々の前に、どう足掻いても殺されるやろ……と思うのですが、、、。
ムービー演出の割に、実際のバトルでは強い攻撃をしてこないんです。ゲームなので仕方ないとは思いますが、どこかで無理ゲー感を出しても良かったのかな、と思ったり。
今作は回避アクションができるのでもちろん回避可能ですが、それにしても動きが読みやすいと思います。これまた相対的な話になりますが、最後の最後まで行動パターンが読みやすいボスではありました。
当時の3では、追跡者を無理やり倒すことで良いアイテムを入手することが出来たはずです(武器を拡張するやつなど)。しかし今作では、武器拡張アイテムも道中で簡単に拾えます。……物足りない!
ゾンビの攻撃力が低い
ネメシスについて言及しましたが、それはフツーのゾンビも同じです。RE:2では2回噛まれるとDANGERになっていた気がしますが、RE:3では弱体化しています。
また、バイオハザードシリーズで厄介な敵といえば犬ですが、今作の犬は攻撃力が弱い上にショットガンで狙いやすいですね。ハンターも同じです。
今作のハンター γは、当時のグレイブディガーの意思を受け継いでいます(たぶん)
まあ、調子こいてると死にます笑
終盤に出てくるペイルヘッドという白いゾンビだけは例外で、相当固い上に噛まれると危険です。ショットガンやグレネードランチャーで攻撃してもあまり効果的ではないですが、マグナムだと一発で仕留められます。マグナムの弾も比較的多く作れるので、ケチケチせずに撃てました。
シリーズをプレイしていると、ザコ敵にマグナムを使う……と感覚はなかなか持てないと思うんですよね。贅沢というかもったいないというか、違和感を感じてしまいます……。
ゲームボリュームが少ない
アパート
→ダウンタウン
→ラクーンシティ郊外
→警察署
→病院
→地下倉庫
→研究所
と移り変わっていきますが、道が整然としており、迷う要素が非常に少ないと思いました。
また、RE:2でも登場した警察署の一部を、カルロス操作で探索することになります。MAPが同じ点は全然良いと思うのですが、金庫ナンバーの「DCM」や「CAP」はそのまま、登場するゾンビもリッカーのみという点は物足りなさを感じました。
そして、当時にはあったMAP→時計塔、公園、墓地などがカットされているのは悲しいですね……。
個人的な意見を言うならば、ジルの部屋にもう一回戻るような展開があって欲しかったかな、なんて思ったり。焼けた家のあとを訪問するような展開は嫌いじゃないです(ドラ⚫エでもあるある)。結構気合い入れて作られた部屋だと思ったので、最序盤だけだとちょっと悲しいかな、と。
あのギミックがない……(涙)
リメイクに際して、生き残ったギミックの一部↑↑ですが、あるものよりもないものの方が強く印象に残りました。
というのも、僕は市長の銅像をどうしても見たかったんです。
引用: fpsmania.website
数あるバイオハザードシリーズの中で、最も意味のわからない(私見)ギミックがこの市長のブロンズ像。謎を解くと、なぜか像の中からバッテリーが入手できるという……笑。市長という肩書で銅像が建てられている点もアレですが、色々と訳がわからないからこそ愛着が湧いていたというか……
これだけは残してほしかった。。。という人は、僕以外にもいるんじゃないでしょうか。
時計塔のリーフレットというFILEによると、セントミカエル時計塔がラクーンシティのシンボルになっている模様。シンボルになっているのに丸々カットされている時計塔も悲しいですが、ラクーンシティのシンボルは市長の銅像だと思っていたのでその点も悲しかったです……。
ちなみに、バッテリーは下水道エリアでフツーに入手する流れになっており、これまた物足りない。
これは市長の像じゃないと思われる
クランクがない!!
当時の3は、バイオハザード=クランクという印象を印象づけた作品でもありました(私見)。
なぜならば、シリーズでも屈指のクランク回すポイントがあったからです。クランクは六角と八角(四角だったかも?)の2種類あり、なんかの機械でクランクを改造するような流れがあったと思います。
しかし、、、今作では、クランクもバルブハンドルも入手することが出来ません。回すシーンも2~3ほど。
今作は、謎解きやギミックをイジる場面がものすごく少ないです。物足りない!
冷凍弾がない……
冷凍弾とは、グレネードランチャーの弾の一種です。当時の3をクリアした方ならば、ネメシスには冷凍弾! と記憶しているのではないでしょうか。
しかし、今作では冷凍弾は出てこず……。焼夷弾と炸裂弾と硫酸弾がありますが、焼夷弾と炸裂弾は演出がやや似ており、硫酸弾は効いているのはイマイチわかりにくいため、そういった点でも物足りず。
ああ、冷凍弾が恋しい……。冷凍弾がないグレネードランチャーはクレアが持つ武器であり、ジルが持つ武器ではないような……(私見)
ホラー要素が少ない
サバイバルホラーというジャンルですが、今作はややホラー要素に欠けていたと思います。
あからさまに驚かせにきている仕掛けというものが少なかった気がしますね。プレイしていて「怖い」という感情はほとんどありませんでした。唯一ビックリしたのは、病院のロッカーです。
ただ、終盤にカプセルを飛び出てくるハンター数匹は当時の思い出が蘇ったので良い演出だと感じました。
ライブセレクションがない
当時の3は、命の危険に晒された時、2つの選択肢から一つを選ぶことが出来ました。ちなみに、ライブセレクションはシリーズでも3だけです。
ライブセレクションに関しては好印象を持っていて、展開が二分するので周回する理由にもなっていたんですよね。極限の状況というものの表現にもなっていたと思います。
もちろんカット。物足りない。
クリア時間
約6時間ですね。ちょこちょこセーブして、アイテムを取り逃がさないように探索した結果で6時間なので、、、やはり物足りないですね。死亡回数が多いですが、スクリーンショットを撮るために何度か自殺してます笑。
RTAだと一時間切るでしょうし、RTAに挑戦する人も増えそうです。
クリア特典
メニューにショップが追加されます。
ショップで使えるポイントは、条件を満たす(トロフィー獲得)と貰える仕組みです。フツーにクリアした僕のポイントは8000~9000ほど。
無限ロケットランチャー入手は、なんと60000!! もう一周するだけでは難しいかも?
中には、スターズ式体術教本(クリスが監修・著者)なんてアイディア溢れるアイテムもあるので面白いですね笑。
Sランクは2時間30分以内でセーブ5回未満ってことですね。
アウトブレイクがしたかった……
同時収録されている『RESISTANCE』ですが……
僕の場合はですが、純粋に当時の『アウトブレイク』のリメイクがしたかったです。一般人が各々の能力を用いて、ラクーンシティで生き残る……という。動物園の中を探索したりするあれです。決して『RESISTANCE』が面白くないとか否定しているわけではなくて、アウトブレイクを純粋にプレイしたかったってやつです。
オンラインは普段からプレイしないですしね。
これでますます『アウトブレイク』のリメイク願望は強くなったのですが、RESISTANCEがアウトブレイクのリメイクだ! とCAPCOMさん側が考えているのならば、願望は叶わなくなってしまいます。うう。
好きだった点
色々と書きましたが、面白かったからこそ、物足りないと感じたわけで(大切なので2回書きました)。
ジルはやっぱり美しい
バイオハザード3(当時)のジル。
リメイク版(RE3)のジルを最初に見た時は「全然ちゃうやん!!」と叫んでしまいましたが、クリアしてみると中身はやはりジルです。ジルの顔が作品ごとに異なるのもバイオあるあるですしね。
ただ、エロさはきっちりカットされています(物足りない)
あと、回避アクションについては個人的に好きでしたね。
回避アクションができるからと言って、アクション要素が超強くなったわけでもなく。その証拠に、タイミング次第では上手くできるとは限りませんし、連続回避もできません。回避アクションに関してはなかなかシビアで面白いな、と感じました。
回避アクションがあるから大丈夫やろ! と思っていると
初回限定プロダクトコードは必須です!
当時のファンにとって、ジルの衣装は相当なこだわりがあるはず。 ミニスカじゃない点は物足りないですが、ないよりもあった方が絶対に良いと断言できる衣装でした。これに関しては、色々と厳しいんだと思います。CAPCOMさんありがとう。
カルロスの籠城戦
ジルを守るため、病院で大量のゾンビを迎え撃つカルロス。アイテムが落ちている上にサイドパックまで入手可という、なんともヌルい籠城戦ですが……(もちろん、4の籠城戦よりも難易度は低め)。
こうして振り返ってみると、籠城戦というだけでワクワクしましたし、カルロスはカルロスで良い味だしているキャラなので、とても良かったと思います。
ただただ、イケメン。日本人の俳優の方にも似てると思います
ストーリーは面白い!
王道のバイオハザードって感じです。ゾンビから逃げる流れでアンブレラ社の秘密を知り、場面を移しながら最後は研究所へ……
ストーリーとキャラは言うことなしです。ニコライも良いキャラしてました……!!
おまけ
映画『バイオハザード:デスアイランド』が7月7日に公開決定!
アメリカ大統領直属のエージェントのレオンは、機密情報を握るアントニオ・テイラーを拉致した武装集団の車両を追っていた。だが突如現れた謎の女の妨害に遭い、犯人たちを取り逃がしてしまう。 一方、対バイオテロ組織「BSAA」のクリスとジル、そしてアドバイザーのレベッカは、サンフランシスコを中心に起きている、感染経路不明のゾンビ発生事件を担当していた。 クレアが勤める「テラセイブ」の調査協力の結果、ウィルスの被害者全員がある場所を訪れていたことを突き止める。 そこは、かつて刑務所として使用されていた監獄島・アルカトラズだ。 島へ調査に向かう為、クリス一行はフェリーへと乗り込む。
『バイオハザード RE:2』のレオンとクレア、『バイオハザード RE:3』のジルに近いデザインのキャラがそのまま映画になります。クリスは『バイオハザード7』っぽく、レベッカに関してはリメイクして初登場ですね。バイオの映画ってあんまり見てないんですが、これは見に行きたいと思います……!
カプコンカフェのTシャツがかわいい
追跡者とジルがデフォルメで描かれており、お気に入り。これを着て、USJに行きましたよ! ショーの内容はアレでしたが……笑
USJのバイオハザード ナイト オブ ヒーローズ
とりあえず、JAWSやチェンソーマンよりも水に濡れた。夜限定のショーなんやから配慮してくれ
追跡者が起き上がって歩いて退場するのが丸見え。煙の量を増やした方が良い
クリスはイケメンじゃなくて5のゴリラを期待してた…😰 pic.twitter.com/wVgR2Ph5LX
— 桃途ゆういん@ブロガー8年目 (@momotoyuin) October 18, 2024
PSPlusのフリーカタログに追加!
2024年3月19日から追加されるとのことです!
PS5版が2024年12月26日に発売決定!
まとめ
めちゃくちゃ面白いのですが、物足りない……というのが僕の感想であり、評価です。
物足りないと思う根拠は、
- RE:2との比較
- 当時の3との比較
- 忠実にリメイクされていない
という点が主ですね。
ただ、初めてのバイオハザードにはおすすめなんじゃないでしょうか。一方で、シリーズ経験者や、僕のように網羅している方にとってはやや物足りないのかな、と。
あくまで僕がプレイして感じた内容なので、、、特に、『RESISTANCE』についてはハマる人も多いでしょうし、参考にならないかもしれません。ただ、一人のイチ意見として参考になれば幸いです。
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