2018年3月31日。京都にある東寺の桜ライトアップに行ってきました。僕は行列や人混みが大嫌いで、並ぶことも大嫌いです。見頃&ピーク時だったので、当然のように多くの人がいましたが、それでも東寺のライトアップが良い理由を写真と共に語っていきます。
東寺とは
東寺は、京都市南区九条町にある仏教寺院。真言宗の根本道場であり、真言宗全体の総本山でもある。「教王護国寺」とも呼ばれる。山号は八幡山。本尊は薬師如来。寺紋は雲形紋。 東寺は平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた。
所在地: 〒601-8473 京都府京都市南区九条町1
建設: 西暦796年
電話: 075-691-3325
設立者: 桓武天皇
世界文化遺産です。五重塔が有名ですよね。それでは、その魅力を紹介していきます。
行ってきた(2018年3月31日19:20くらい)
入り口まで20分ほど並ぶ
「赤線で書いたココ」あたりから、青線の方面までずら~っと並んでいました……。最後尾の看板を持った人がいます。
列が進んで入るのですが、なぜかなかなか進んだ感じがしませんでした。
お金の支払で手間取ってるのかなーと思いましたが、全くそんなことはなく。係員の方は、抜群の手際の良さでした。500円の拝観料を払い、いざ。
入り口周辺の水路
この日は「ブルームーン」。iPhone seではこの程度が限界ですが、本当に美しい満月でした。
「ブルームーン」とは、1ヶ月に2回「満月」になることです。月の満ち欠けは、平均すると「29.5日」のサイクルで繰り返されます。一方、1ヶ月は、2月をのぞけば30日か31日間。このため、月の初めに満月があると、月末に再び満月になります。
五重塔周辺と枝垂れ桜
篠笛奏者の佐藤和哉さん
僕らが中に入ったちょうどそのタイミングで演奏を始められて。幻想的な雰囲気と共に、音が響いていました。月も笛も事前に情報を得ていたわけではなかったのですが、これも見頃の時期ならでは。
五重塔
五重塔は天長3年(826年)に弘法大師が創建に着手し、約50年の長年月を経過した後、慶長年間に完成したと伝えられる。その後、しばしば火災に遭い焼失、再建を繰り返したようで、現存のものは徳川家光の寄進により寛永21年(1644年)に再建したものとされている。
塔の高さは約57mで、現存する木造の古塔では日本一高いといわれている。
絵になります……。
金堂周辺
創建時の金堂は文明18年(1486年)に焼失したようで、現存する金堂は豊臣秀頼の発願で、慶長8年(1603年)に完成した建物といわれている。ただ、礎石や基壇、仏壇の位置、大きさ等は創建当時のままという。
中に入ることも出来ます。渋滞していたのは唯一ここの入り口だけでした。空気が循環していないので、独特の匂いがあります。
ここをゆっくりと見たいならば、絶対に昼間の方が良いと思います。
引用:パンフレット
出口周辺
遠巻きに見るとこんな感じ。改めて見ると、幻想的と言わざるを得ません。
お土産売り場や喫茶など。ここで一息ついている方も多く、賑わっていました。
ツアーの方はこの辺りを集合場所にするのではないでしょうか。
出口を出た後、入り口を再び撮ってみました。20時2~30分くらいだったと思いますが、行列の人数は半分ほどに。
おすすめな理由
中の道が広いから!
これに尽きますね。
一番わかりやすいのは、「平安神宮・神苑の桜」や「東福寺の紅葉」でしょうか。道や門が狭いところがあり、中で渋滞する場所が生まれます。下手すると、満員電車と同じくらいのレベルの密度になります。そうなれば、何をしに来たんだろう……と自問自答する方もいると思います(僕のように)。
しかし東寺の場合、入口付近と金堂の中だけ。広々としているので、体感的には人の多さはあまり感じませんでした。人混みは嫌いだけど美しい桜は見たいという方に最もおすすめ出来るライトアップの名所です。
美しい構図があるから
僕は写真が下手ですが、それでも美しい写真が撮れているのではないかと思います。五重塔×桜×月の構図は本当に素晴らしかったです。この日はブルームーンでしたしね。
また、関西圏外から来た人にとって、東寺の五重塔は京都っぽい場所でもあると思います。世界遺産の名に恥じぬ名所です。
アクセスが良いから
京都駅から徒歩圏内です。九条方面のホテルに泊まれば、帰りは人もいません。市営バスの九条車庫が近くにあるので、バスの本数も充実してます。
拝観時間が長いから
ライトアップは時間との勝負でもあります。早いところは20時に締め切ってしまうんです。しかし、東寺は21時まで入場可です。
おわり。参考になれば幸いです。
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