けつ毛は果たして必要なのか……それを自分で確かめるべく、自分とけつ毛の歩みを振り返ってみました。
大雑把なけつ毛年表
10代~
- いつ生えたのかさえ不明。気付いた時には生えていました。
- 「なんやこれ! いらんやろ!」と思い、ブチッと抜いてました。お尻はツルツルでなければならないと強く思っていました。
20代~
- 抜いた後の生え変わりの速度、強度は体内で圧倒的にナンバーワン。徐々に存在感を出し始めます。
- いつからか抜けなくなりました(握力40くらい)。抜こうとすると、肛門ごと引きちぎれそうな毛根の強さに困惑。あきらめます。あまりに深く根ざしている事実を目の当たりにして戸惑いました。
葛藤&対策
- とりあえず剃ってみることを考えます。しかし、その難易度の高さもまた体内で随一。前からor後ろから? 剃るor切る? で悩むことに。
- 眉切りバサミで前から切ってみることに。左手で毛群を掴み、右手を適切なポジションへ持っていきます。この体勢になって深く感じたことがあります。目に入るもののほとんどが、絶対に切ってはいけないモノ。準命がけと言っても過言ではないんですね。全神経を注ぎ、可能な限りで切り終えます。
その結果……
チクチクして日常生活に支障をきたすことに。歩くとチクチク、立ち上がってもチクチク。普段ならば100出せるものが60くらいになってしまう。「これはいかん!」と思い、片足を上げて除き込み、シェーバーのトリマーで丁寧にカット。その後、ひげ剃りの容量でシェーバーを当てて、剃り残しのないように剃りました。
ダメでした。
ツルツル、サラサラのお尻とは程遠い。余計にチクチク。
いったい何をやってるんだ……僕は自分を責めました。
そのシェーバーでヒゲを剃ることも躊躇われました(もちろん何度も洗ってるんですけどね)。なんというか、色々なものを失った気がします。
・トイレットペーパーがいつの間にかけつ毛に絡んでいることを彼女に指摘されます。
汚っ!!
「汚っ!!」と言った彼女へ
……違う。わざとじゃない。わざとじゃないんだよ。誰だってけつ毛に絡ませたいわけがない。
あんさ、けつ毛に絡んでしまった時に自分で剥がす作業の辛さを知っとる? 知らんやろ? 自分でも汚いと思うよそりゃあさ。
でもね、この家のトイレットペーパーはダブルやん。やっぱりシングルよりは絡みやすいんやないかな。あとね、この国のトイレットペーパーはけつ毛に厳しいよ。最高品質のモンを常日頃から使えるようなお金の余裕はないやん。最高品質のモンで余計に絡まる可能性も否定できんっていう。
あとさ、けつ毛にウ●コがついとるって思っとんやない?
それはないと思うよ。ウォシュレットした後に丁寧に拭くもん。むしろ、めっちゃ気ぃ遣っとる部分。絡んだ時に剥がす作業の辛さから学んだ行動やけね。
けつ毛が初めてポジティブな存在になった出来事
大学時代のゼミの飲み会での話。
「けつ毛が濃い男ってアタシ無理かも~!」 とさらっと切り出したTさん。私も私も~と同意する女性陣に対し、普段は大きな声を発さないKが一言。
「だったらおれ、ダメだわ……」
この一言で、僕とYが同意。男三人に友情が芽生えました。このとき、けつ毛が生えてて良かった、、、と初めて思えたエピソードでした。
30代~
- 自分のけつ毛はどうなってるんだろう? と思い、鏡を見て自尊心をちょっと失う。
- 風呂に入る前に、トイレットペーパーの絡みを確認する作業が当たり前に。もはやけつ毛が日常にあるものとして受け入れている自分に気付き、自尊心をちょっと失う。
- 切れ痔の疑いがあり、その時に処方してもらった薬「ヘモポリゾン」を塗布しました。なんとなく、なんとなくですが毛が逞しくなった気がします。
- 去年、20キロほど歩いたんです。最後の方はけつ毛が擦れて痛かった。その時に改めて思いました。
- うんこ漏らしました。
「けつ毛っている??」
ささやかな夢
脱毛したい。。。
追記~男性の許せないムダ毛を見て
この記事が彼女から送られてきました。
「よ~く見てん」
というから「なになに?」と思いながら見たんですけど、
7位…肛門周囲 11.1%
6位…お尻表面 12.0%
……20%もいるじゃないですか。
これ、どうしようもないですよ。。。だって剃り方がわかんないんですもん。僕だって許せないですよ。でもね、意思の存在を大きく越えて生えまくってくるわけです。
なので、追記しました。
脱毛すべきだと日々感じております。
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