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【人気の魚料理本25冊を比較】僕がレシピ本に求めること

グルメ・料理本・書評

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 魚料理のレパートリーを増やしたい……と切に願った僕が、魚レシピ本を比較して自分に合う本=初心者向けにおすすめ本を選ぶまでの過程、またはレシピ本に求めることをつらつらと書いています。★最終的に3冊に絞りました。

 

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大卒後、就職に失敗→薬学生の彼女のヒモを経てブロガーに(15年の交際を経て結婚!)。エンタメ分野のレビュー、感謝を綴ったエッセイが好評。当時の内容を綴ったノンフィクション小説「薬剤師国家試験に落ちた彼女を、僕は隣で見ていた」が電子書籍化しました!

  1. はじめに〜魚料理はめんどくさい!!
  2. 料理歴など
  3. 料理本の評価がわからない
  4. レシピ本に求めること
    1. 魚料理=面倒くさいの払拭
    2. レシピの質
    3. 著者が使っている器具や調味料を公開してくれよ
    4. 本としての読みやすさ
  5. 比較した本(五十音順)
    1. 有元葉子の魚料理
    2. イチバン親切な魚料理の教科書
    3. いちばんやさしい さかな料理の本
    4. ウエカツの目からウロコの魚料理
    5. おくぞの流 簡単 激早 ぴちぴちお魚おかず202
    6. 教えて! 笠原さん はじめてでもおいしく作れる魚料理
    7. 切り身で、刺身で、ストックで…サルビア給食室のやさしいお魚料理
    8. クックパッドのおいしい厳選!魚介レシピ
    9. ケンタロウ「魚!」ムズカシイことぬき!
    10. ごはんも、お酒もすすむ心平流わが家の魚料理
    11. 魚大好き!子どもに人気の魚料理
    12. 魚で料理自慢―賢く作ると、なるほどおいしい!
    13. 魚のおかずに強くなる―ほんとうに必要なレシピだけ
    14. 魚屋三代目の魚レシピBEST100
    15. 魚料理の基本(エイムック)
    16. 魚を一尾、さばけたら!?―濱田美里のお魚教室
    17. dancyu 日本一の魚レシピ [愛蔵版]
    18. 築地「魚河岸三代目 千秋」店主・小川貢一のおさかな食堂
    19. フライパンで切り身魚料理―焼く・煮る・揚げるも簡単に
    20. フライパンひとつで魚料理 かんたんおいしい魚介のレシピ80 
    21. ベターホームの魚料理
    22. まいにち食べたい魚料理~老舗寿司屋三代目が教える~
    23. みんな大好き!魚介のおかずレシピ
    24. ラクチン!お魚クッキング―はじめての人でも驚くほど簡単にできる!
    25. わが家の魚料理
  6. 比較して思ったこと
    1. やはり基本は抑えたい
    2. 日常で作れる家庭料理のレシピを知りたい
    3. 著者の過度な笑顔写真は要らない
    4. 少し成長
    5. 自分だけで判断するのはアレなので
  7. 魚レシピ本のおすすめ(初心者向け)
  8. おまけ

はじめに〜魚料理はめんどくさい!!

 そもそも、家で魚料理をしなくなったのはめんどくさいの一言に尽きる。さばくのはめんどくさい。切り身はあまり美味しくない(特に冷凍)。刺し身も相対的に値段が高いので、どうしても肉を使ってしまう。賞味期限の早さ、後に残る匂い、グリルの後始末、生ゴミの処理などが総合的に割に合わないのだ。

 しかしである。人生は長い……最近は肉や野菜のレシピもマンネリ気味である。そこで、本格的に魚料理を学ぶことにした。料理教室に行っても良いかもしれないが、まずは己で学びたい。ある程度学んだ上で何が苦手で何が得意なのかを把握したいのだ。

 あとは、出版社就活時に本を比較していたので、それを編集者や就活生向けにアウトプットしようと思った次第である(おすすめ本の紹介は最後に別記事で紹介しています)

 

料理歴など

  • 高校時代、親の料理が不味くて、当時お付き合いしていた女性宅に居候
  • 大学時代に某サイトの人気店を800軒〜食べ歩く
  • 現在は舌だけ肥えて、友人と金が減った
  • 銘店の味と家庭料理は別だと割り切っている。一流のプロと同じ味は絶対に出せないと断言する。
  • 丼よりも小皿複数など、バランス良く食べるのが好き。レディースセットを断られた経験あり
  • 男の人でそれなりに料理できる人に入る、と彼女の認定を貰った
  • 食材の持つ水分量を意識するようになって料理が上達した自覚あり
  • 魚は好きだがスムーズにさばけない
  • 好きな魚はかわはぎ、さんま、ぶり

 

料理本の評価がわからない

 本屋に必ず置いてあるのは、魚のさばき方や魚の種類図鑑といった本。そして、魚レシピ本に特化した本は多くないことに気付く。そこで、amazonで「魚 レシピ」「魚料理」などで検索をかけて本の評価を見てみたものの、これがまた難しかった。参考になるものもあれば、一行で感想を書いている人、本とは関係ない評価をしている人まで多々いる始末。明確な規定もなければ、「写真集感覚でレシピ本を見る」という行為は僕も好きなので、わからなくはないのだが……。

 そもそも、実際に作ってみて評価をすべきなのか、それとも本としての評価をすべきなのか。本来あるべき姿勢としては前者だと考えるが、出版側からすればどちらも欲しいだろう(掲載されているレシピを全部作ってからでは遅すぎる)。また、僕は魚に関しては初心者を自負しているので、実際に作ってみて正しい評価することは難しいかもしれない。

 というわけで、福岡県内の本屋で複数回って見つけた本&amazonの評価が★4〜の本を片っ端から読んでみた。…長かった……。

 

レシピ本に求めること

魚料理=面倒くさいの払拭

 まずは、この考えを改めてほしいと感じている。とは言え、魚料理はカンタン! と謳っている本がほとんどである。これはつまり、僕と同じ考えに至る人が多いことを示しているのは間違いない。

 しかし、著者がどのような過程を経てカンタンに至ったかは異なる。気付いたらさばいていた~、肉と魚は同じ感覚で料理~みたいな紹介があると少し構えてしまった。なぜならば

【さばいてみて上手く出来なかった結果、魚を敬遠するようになった】

    という僕の感覚とはまるで異なるからだ。同じたんぱく質なので、種類や味付けによっては同じ感覚で料理することが出来るのは頭ではわかっている。しかし、肉は肉、魚は魚である。

 要は、初心者の気持ちに寄り添っている本が僕にとっては大切だった。

 

レシピの質

 レシピ数の多さ≠レパートリーの数

 レシピ数の多い本の中には、「いやいや、それは魚やなくてもええやん!」というものが少なからずある。上記に述べたように、肉で代用できるレシピが主だった場合、僕が求めるものと少し異なる(具体的には、照り焼きやトマトソース煮が顕著だろうか)。しかし、現実として肉を使っているので、やはり可能な限り魚だからこそ作れるレシピを求めたい。

 さらに言えば、レシピの背景やこだわりがあるとうれしい。一言の工夫や想いがあるだけで、想像できる範囲が一気に広がる。このような試行錯誤があって~などという一文があるとグッとくる。最終的に行う自己流アレンジの触発にもなるからだ。もちろん、この考えはあくまで個人的な意見である。

 レシピ数よりも質の高いレシピの数が大切。似通ったレシピはいらないのだ。

 

著者が使っている器具や調味料を公開してくれよ

 メーカーとの兼ね合いとか業界ルール(?)などがあるのかもしれないが、料理を日常的にする人間は道具や調味料の違いに敏感だと思う。少なくとも、我が家はそうだ。フライパンや包丁ひとつ取っても、特徴は異なるわけで。「やっぱ前の方が美味しい」「これは~としては良いけど普段使いにはアレやね……」という会話は数知れず。調味料にも全く同じことが言える。

 レシピが同じでも、作る人が変われば味は変わる。食べる店によっては概念がまるで異なる経験をしているのは僕だけではないはずだ(鮨やとんかつ、ケーキが顕著だった)。食とは環境や人によって移り変わる非常に抽象的なものである。

 要は、少しでも著者の舌の基準を知りたいのだ。

 

本としての読みやすさ

 これも好みになるのだが、重くない・開きやすい・写真と文章の割合が心地よい・行間が雑でないかなど、いわゆる構成の好みがある。写真の美しさはやる気を上げるだろうし、食欲をそそる。だからと言って、説明がなさすぎると行間に悩まされるハメになる。

 読むだけで作れそう! 作ってみたい! と思わせてくれると嬉しいかな。ちなみに、本のサイズはB5(182×257mm)が人気なようだ。あと、電子版の有無は問わない。

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比較した本(五十音順)

有元葉子の魚料理

 

イチバン親切な魚料理の教科書

 

いちばんやさしい さかな料理の本

 

ウエカツの目からウロコの魚料理

 

おくぞの流 簡単 激早 ぴちぴちお魚おかず202

 

教えて! 笠原さん はじめてでもおいしく作れる魚料理

 

切り身で、刺身で、ストックで…サルビア給食室のやさしいお魚料理

 

クックパッドのおいしい厳選!魚介レシピ

 

ケンタロウ「魚!」ムズカシイことぬき!

 

ごはんも、お酒もすすむ心平流わが家の魚料理

 

魚大好き!子どもに人気の魚料理

 

魚で料理自慢―賢く作ると、なるほどおいしい!

 

魚のおかずに強くなる―ほんとうに必要なレシピだけ

 

魚屋三代目の魚レシピBEST100

 

魚料理の基本(エイムック)

 

魚を一尾、さばけたら!?―濱田美里のお魚教室

 

dancyu 日本一の魚レシピ [愛蔵版]

 

築地「魚河岸三代目 千秋」店主・小川貢一のおさかな食堂

 

フライパンで切り身魚料理―焼く・煮る・揚げるも簡単に

 

フライパンひとつで魚料理 かんたんおいしい魚介のレシピ80 

 

ベターホームの魚料理

 

まいにち食べたい魚料理~老舗寿司屋三代目が教える~

 

みんな大好き!魚介のおかずレシピ

 

ラクチン!お魚クッキング―はじめての人でも驚くほど簡単にできる!

 

わが家の魚料理

 

比較して思ったこと

やはり基本は抑えたい

 あくまで目的は家庭料理なので、スーパーで買える魚を基本とする(初っ端から市場へ出向くようなことをしたから今の自分があるわけで)。スーパーには切り身や刺し身、缶詰もある。それらを有効活用していきたい気持ちもあるけれど、基本的な魚はさばけるようになりたい!という思いもまた確かなのだ。

    そのあたりを理解してくれている点が伝わるような本は、著者に対して親近感が湧いた。

 

日常で作れる家庭料理のレシピを知りたい

 下味がつくまでの待機時間は除くが、フライパンの油をスプーンで何度も掬ってはかける技法だったり、人にもてなすような豪勢なレシピや簡単な漁師飯は違うと思った。あくまで家庭料理であることが大切である。また、魚に詳しいからと言って、魚料理が上手いとは限らないことも再確認した。全国を食べ歩き、たまにお話を聞いてきた経験から思う。やはり、作る技術は全く別である。

 

著者の過度な笑顔写真は要らない

 著者自身の写真が必要以上に多いと感じた場合は却下した。下を向いて笑顔ってパターン(=レシピ本あるある)が顕著なのだが、

 あのねえ、料理は常にそんな表情で出来んから!!

 少なくとも、僕は毎日毎日レシピを考えることが楽しみ♪ という人間ではない。作る過程でテンションが上がったり「良い感じやな」と思うことは多々あるが、常にベストコンディションで料理を始められるわけではない。ブランディングはファンにとっては嬉しいのだろうが、僕は魚を学びたいのだ。

 表情をご多分に載せるなら、いっそのこと試行錯誤の過程を見せてほしい。「苦しみの果てのレシピ集」なんて本があれば応援するんだけどな〜と思うも、それじゃあ料理研究家として先が続かんか……と反省。すみませんでした。

 

少し成長

「ローズマリー? んなもんあるか!」←これが読み比べて最初の自分
 しかし、他の本を見ていく過程で、香草は必須であると判明。なるほど、どの本にも書いてあるので知識が補完され、読み比べのメリットを感じた。
「とりあえず、ローズマリーや白ワインビネガーを買お〜」←読み比べた後の自分。

 

自分だけで判断するのはアレなので

 ここまで偉そうに書いておいてアレなのだが、候補を三分の一程に絞った後、念のために彼女にも見てもらった(僕よりも舌が肥えていて、味の足し引きがしっかり出来る)。食べてみたいと思ったレシピ部分に付箋を貼ってもらった。

    付箋の数が多かった本+僕の基準で選んだ本を、超厳選して紹介したい。

 

魚レシピ本のおすすめ(初心者向け)

www.momotoyuin.com

なんとか3冊に絞りました。 

 

www.momotoyuin.com

www.momotoyuin.com

 

おまけ

Shufoo!(シュフー)

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