【2024年2月7日 追加DLC第2弾の紹介 など追記・更新】
2023年4月13日に日本語吹替版が発売されたPS5、PS4、Xbox One、Steamソフト『アトミックハート』をクリアした感想・評価、ストーリーの要約・解説になります。項によってはネタバレ注意です。
Atomic Heart アトミックハート とは
奇跡と理想の楽園へようこそ。ここでは人々が、忠実で熱心なロボットたちと仲良く暮らしていた。しかし、それはもう昔の話。悲劇的な事故や世界的な陰謀でも起こりさえしない限り、最新のロボット制御システムの導入はあと数日を待つばかり……人々には知り得ぬ研究と、止まらぬ技術の進歩。そこから生み出されたミュータントや恐るべき機械、超出力のロボットが、突如生みの親に牙をむいた。奴らを止め、理想の世界に隠された謎を突きとめられるのは、君だけだ。
ジャンル: アクションRPG
プレイ人数: 1人
CERO:Z(18才以上のみ対象)
評価・感想
ストーリーとキャラは面白いが、、、
陰謀の渦巻くストーリー
舞台となるのは、代替世界における1955年のソビエト連邦。特殊任務として主人公P-3が向かったのは、極秘の研究開発が行われている「3826番施設」。そこでは、人を助けていたはずのロボットたちが暴走し、人間を次々と手にかけていた…
彼は、ディミトリ・サチノフ博士が何度も手術を行い、最終的に最新のPTA-4合金で骨を補強し、戦闘用ポリマーインプラントを装備して、任務後の彼の命を救ったことを十分に認識している。そして今、ナチェフは特殊部隊の工作員として、博士に恩返しをしようとしているのだ。
引用:公式サイトより
プレーヤーは、主人公:P-3を一人称視点で操作します。自身の過去を完全に忘れており、盲目的にサチノフ博士を信頼している工作員。左手の義手にチャールズという喋るグローブを内蔵して任務をこなしていく流れで、ソ連が近未来的な技術を持った世界観が舞台ですね。
その近未来的な技術の根本が物質が、人体に活着するポリマーという素材。ポリマーを使用して茶死病で死にかけていた国を立て直し、さらにはポリマーの活用でロボットに労働をさせている。
ロボットたちがなぜか暴走を起こして住民を殺害しており、その原因はペトロフという人物にあるとのことで、ペトロフを捕まえろ、というところから話は始まります。
しかし、主人公:P-3はペトロフを捕まえられず、、、。
指令を失敗して落ち込むP-3。ポリマーを作ったサチノフ博士はソ連でも偉大な存在で、自身を救ってくれたサチノフ博士を唯一の肉親・父の代わりとして慕っている。
こんな感じで、サチノフ博士の指示に従いつつ任務をこなすことがメインストーリー。その過程で、ロボットが暴走した本当の謎を知り、そして自分の過去を知ることで巨大な陰謀を知っていく、、、という流れは面白かったです。
また、登場するキャラも癖が強いというか個性的です。
産業大臣、3826番施設の責任者、時代を代表する科学者、ソ連の未来学者、神経外科医、ロボット工学者、コレクティヴ・ニューラルネットワークの開発者の一人である。彼は、懸命に努力すれば、人類は何でもできることを何度も証明してきた。彼とその科学者チームは、人類を団結させ、明るい未来をもたらすために、宇宙に出る道を探ろうとしている。
サチノフ博士。ソ連の実質的なトップに近い位置にいる一方で、黒い匂いがするのもポイント。日本語吹替版は、大塚明夫さん声優を演じています(完璧な配役)。
ジナイーダ・ペトロヴナ・ムラブヨヴァは、中佐であり、3826番施設の元通信担当であった。かつてはサチノフ博士の側近だったが、かなり以前に決別した。タフで意志が強い。
施設の仕事について幅広い知識を持ち、様々な秘密のシステムにアクセスが可能。さらに厳しい戦闘訓練も受けている。多くの従業員から「ジーナ婆さん」と呼ばれており、地域の名物的な存在となっている。
なぜか主人公を助けてくれるジーナ婆さん。ロケランで機械を壊したり、火炎放射が搭載された家に住むなど、只者じゃない感がスゴイ。エンディングまで行けば正体がわかります。
素材を集めれば武器などを作成してくれる冷蔵庫のノラ。ドMでエロい発言しかしないので、人を選びそう。
日本語吹替の声優さんたちの演技にものすごくパワーがあって(癖があるとも言える)、個人的には好印象を受けました。
ただ、2種類あるエンディングがなあ、、、何とも言えなくなるようなモヤモヤ感が残るものだったので、クリア後の後味はスッキリしてないです。要約やネタバレは後述しています。
バトルも同様
手に汗握る戦闘
ポリマーグローブによるユニークなスキルと、改造可能な重火器を組み合わせて、自分だけの戦闘スタイルを作れ。環境を見極め、敵を研究し、異なる武器やスキルを切り替えることが勝利への唯一の道だ。
動画の45秒~のように、グローブで特殊能力(電気ショックや宙に浮かせて叩きつけるなど)を使いつつ、重火器でドンパチするのがメインです。こちらの攻撃手段や操作性は悪くないのですが、敵がなかなか厄介です。
ドロップキックを叩き込んでくるおじさん型ロボット:ラボテック。ドラクエで言うところのスライムなのに、どいつもこいつも大ダメージを与えてくる手段を持っているので回避と立ち回りが結構大切。
植物系の敵などは製造元を倒さない限り無限に発生しては空中をブンブン飛んで、レーザーや火炎などの遠距離攻撃をしてきます。基本的に1VS複数なので、もたもたしてるとゲームオーバーに。
スキャンをして有効な攻撃をしないとなかなかダメージが通らないのが本作で、特にボスはそれが顕著。
中ボス~になると、QTEの連続失敗で即死することも。このゲームをプレイした方は、プリュシが記憶に残るでしょう……。
ステルスキルもあるんですが、ボタン連打する必要があるので実用的じゃないかも
グローブの特殊能力やキャラのステータスアップなど。スキルツリーで強化していくのは面白いところ。移動速度やインベントリの容量なども
バトル自体は作業ではないんですけど、爽快感があまり感じられなかった点が印象に残っています。また、相手が無機質なせいか達成感もあまりない。同じ機械でも『Horizon~』のように部位破壊もなく、機械が壊れていく音もなかったことが要因かもしれません。
ただ、一部エリアで集中的にバトルを行う際のBGMの入り方がとても好きでした。なんというか、『デビルメイクライ5』のネロの戦闘BGMっぽい曲が入るので、テンションが上がりました。
敵が壊れるとパーツが霧散するので拾いに行くのが面倒
あと、ザコを倒した後にR1で素材を拾う作業がかなり面倒ですね。テレキネシスで広範囲で大量の敵を持ち上げて叩き落とすのがベストであり多用すると思うのですが、その後、素材を拾うためのR1ボタンの判定が結構小さいのでカーソルを合わせるのが面倒極まりない。R1を2回押すとスキャンするため、拾っている最中にスキャンすることが多発するのもストレスでした。
難易度はやや高め。謎解きも多い
バトルの難易度は前述した通りで、油断しているとすぐに死にます。ボス戦は直前でオートセーブが入るんですけど、それ以外はそう頻繁に入るわけじゃないので、結構前からやり直す必要がある場合も。物と物の隙間のような場所に挟まって動けないところをタコ殴りされたのもイライラしたり……。
本作で頻出する鍵の謎解き。画像上は対応した色の光を合わせる必要があり、動かせるのは下3つのみ。画像下は緑ランプ時にボタンをタイミング良く押してネジを引っ込める(赤いランプの時に押すとネジが出る)。どちらも最後まで好きになれず、解錠中にも敵に襲われるのでストレスでした(怒)。
台座を動かして玉を所定の場所まで持っていくパズル。
対応したバルブを回すとランプが変わる牛・鶏・豚のパズル。黄色を全て緑にすると、、、
牛・鶏・豚が全部ミキサーでミンチに……。何だこれ……(ドン引き)という演出が、本作にはちょこちょこ見受けられます。
青を通って赤の数を増やすミニゲーム。操作性がなかなか難しくて。10回以上はやり直した。
まとめると、良い意味で難易度が高いというよりは、難易度のせいでイライラすることが個人的には多かったですね。あくまで個人的には、です。
探索はたらい回しが多すぎ
クレーンに乗って電気ショックを与えてポリマーを活性化している最中の画像
本作はオープンワールドゲームではありませんが、探索のフィールドデザインはしっかりしています。研究施設もそうですし、村や建物の中なども描かれているのは好印象でした。グラフィックも綺麗です。
ですが、ゲームへの落とし込み方がイマイチ。サブクエストがないので寄り道がないですし、扉を開くためには複数個の鍵が必要だから取ってくる必要がある~という流れを何度も何度も繰り返すことになります。
MAPはあるんですけど、誰かに話しに行くようなサブクエストがない上、ファストトラベルも出来ません。入手したい(とすれば)アイテムが武器の設計図のみなので、美しいフィールドを全く活かせていないゲームになっています。
何より、設計図がある試験場にはすんなり入れず、入るのにも一苦労で、入ってから出るまでも一苦労……。そこまで強化したいか? ってなるとそうでもないので、かけた時間に対して苦労が全く見合わないという感想でした。
謎解きアンド謎解きで、ものすごく大変
また??? と言いたくなるようなメインストーリーの複数個パーツ集め。これ以外に芸当ないの? と言いたくなるたらい回しっぷりにイライラ。
電車に乗るには切符が必要とのことで、そのへんの死体から切符を貰って渡すと、出発済みとのことで乗れなかった一コマ。このやり取りを複数回繰り返すので、この演出要る?? と思うことが多くてイライラ。
滝の裏側に何もないのはゲームとしてかなりどうかと思う(個人的な主観)
グローブで掃除機のように素材を集めることが出来ます。本作の特徴の一つ。素材の主な使い道は武器とグローブのアップグレードです。
ポリマーの中の移動は、重力が関係ない上に、魚がいたりします。人間や機械に応用も可能なので、ポケモンのメタモンみたいなイメージを持ってました。こちらも特徴の一つ。
空を飛べないこともないが、自由に移動はできない
車の運転も出来ますが、これも操作が難しく、ロボットに激突して火が出るとゲームオーバーになったり。残念ですが、移動が楽しいゲームでないことは確かです。
世界観の説明不足が目立つ
ソ連が近未来的な技術を持った世界観は独特で魅力的だと思うのですが、その説明がないんです。
例えば、国を襲った茶死病って何? →検索しても出てこないのでゲーム内用語だとわかったり。ヴァヴィロフやVDNH博物館などは土地の名前だったり。ポリマーはプレイしていれば何となく理解しますが、説明不足が顕著だと言えるでしょう。
車に乗ったらなんと運転せずに空を飛ぶという最序盤の演出。スゴイ! と誰もが思うでしょうが、このタイミングだけの演出でした。もうちょっと説明や解説がほしいムービーが多い。
世界観の説明もあるんですけど、知りたいのはそれじゃない感がすごかったです。機械とかミュータントとかも嬉しいんですけど、それじゃないんだよなあ、、、と個人的には思ってました。
こういうのを見たかった(僕がソ連に全く馴染みがないからかも)。
セーブポイントにあるトムとジェリーみたいなアニメ。この説明も見つけられず(おそらく、主人公が好きなアニメだと思われる)。また、スキルの説明欄で流れる動画からそのスキルがどんな内容なのか、そのイメージが全く伝わらないのも残念でした。
主人公が幻想の世界で移動するパート。おそらく主人公の原記憶の戦争だと思うのですが、大阪のくいだおれ太郎みたいな人形が大量にあった理由、そして自身がモフモフの獣になっていた理由、りんごが置いてある理由は謎でした。りんごを全部集めると、トロフィー:アップルパイをゲット出来ます。
ムービーでちょこちょこ入る、人形の訳の分からないダンスも謎でした。
スチールライジングよりもキモいデザインのロボットが多かったです。
そして、マジで全く意味がわからなかった双子の人形による死者への手向けダンス。なんだこれ……と思いつつも見入ってしまう謎の魅力があったので、表現としては素晴らしいと思います。が、意味がわからない、、、笑。
プレミアム・エディションを購入した方は付属しているデジタルアートブックを見ることが出来るため、僕とは違う感想になっていると思います。
規制の表現が酷い。グロさが台無し(ややネタバレ注意)
本作で唯一笑ってしまったところ。白ブリーフっぽくするために塗料塗るんならさ、せめて腰の白い部分は繋げろよ! と思ってしまいました。雑!
パンツ履かせて乳首だけ隠せばOK! ってことなんでしょうね……笑
人間が実験体にされているのに、この施設の残虐さが全く伝わらず、コミカルに思える規制の酷さ。ひっでえ……
首ちょんパはありましたが、血の表現が安っぽいため、本格を求めるならば北米版やPC版がおすすめかもしれません。ゴーストオブツシマのたかのトラウマには遠く遠く及ばない。
エロも
双子のロボットがやけにエロいです。曲線美がエロい。
ハイヒールに踏まれたい人って結構いると思います(知り合いにもいた)。性癖は自分で決められない上に多種多様なので咎めることは出来ません。
ロボットに対する性的嗜好は極めてポピュラーで、この世界ではロボセクシュアルという言葉もあるそうです。『デトロイト:ビカムヒューマン』みたい。
日本語の声優一覧
P-3:岩﨑洋介
チャールズ:市橋尚史
サチノフ:大塚明夫
シュトックハウゼン:杉田智和
ペトロフ:梶裕貴
ラリサ:小清水亜美
ノラ(冷蔵庫):伊藤あすか
テレシコヴァ:千凛さくら
ジーナ婆さん:かとう有花
モロトフ:横田和輝
敬称略
ノラの演技はなんというか制作的には挑戦に近いんじゃないかな、という印象でした。世界観にそぐわないけど、あるとないではゲームの評価が大きく変わるようなキャラだったので。そういった意味でも、ノラの演技は素晴らしいものだったと個人的には感じております。
その他・小ネタ
こいつ嫌い
人はほぼいませんが、動物はちょこちょこいます
ロード中のTIPS(チャールズの助言)がここまで無意味なゲームは他にないと思います。あと、チャールズとの掛け合いがもう少し面白かったら本作の評価は変わっていたと思います。
『FORSPOKEN(フォースポークン)』のカフを想起させますね。
この機械と戦わないのか……と思った掘削機みたいなロボット。
この距離をジャンプすることに違和感。でも、義手だったから大丈夫なのか、と自己解決した一コマ。
クリア時間・クリア後
12~15時間くらいでしょうか。クリア後は、駅からやり直して探索が出来ます。
攻略情報
武器とスキルのおすすめ
一番使っていたのはカラシです。エクスパンシブコンバーターが試験場11で取れますが、これがなかなか強かったですね。近接武器は完全に好みだと思いますが、スノーボールをブンブン振り回してました。この2つと、マステレキネシス(強化する)で持ち上げて落とすことばかりしてましたね。
エレクトロはあまり使わず。KS-23は最初に手に入れるショットガンで、最後まで使えます。ファットボーイ(ロケラン)の自動追尾をつけたけど弾薬1発は不便なので設計図がないとイマイチ。レールガンも消耗が激しすぎる割に威力はあんまりという印象でした。
ただ、好きな武器を強くすることが可能で設計図の場所も地図に出るので、こだわっても良いかもしれません。
また、コンデンスミルクが最強アイテムでした。飲むことで近接攻撃だけでなく、銃撃のダメージがアップするという謎アイテム。ボス戦に超有効です。これにアドレナリン(自動HP回復)を服用すれば、ゲームオーバーになることは少なくなります。
設計図の一部は取り逃してOK
試験場に行かないと入手出来ないもの以外は、取り逃しに対して救済措置があるようです。弾薬や回復アイテム、カートリッジなどですね。隅々まで探索しなくても大丈夫でした。
カートリッジの使い方
□長押しでスロットを開く→R2。説明不足だったので紹介。
劇場に入る
ステージ側に階段があることになかなか気付けなかったので、、、。
レールガンの入手方法と試験場11の入り方
攻略情報を見た方が良いかもしれません。それくらい面倒くさかったです。
レールガンは、試験場11に入るために必要な鍵を入手するための場所で入手可能。タイミングとしては、ペトロフを倒して、金の指輪をみんなが欲しがってそれを疑問に思うとこらへんですね。
キネシス(R1で物を取り寄せる)も説明不足ですね。R1で掴んだ後、再度R1を長押しすると振動が入るので、そこでボタンを離すと飛ばせます。アップデートやヴァージョンにも依ると思いますが、僕はダッシュだけでここは通過不可でした。
ここのジャンプが難しかったです……ギリギリ届く範囲を把握する機会がここしかない。
舞台が絞首台となる
目的の扉側を手前とすると
1:アラセゴン
2:アティテュード
3:第5ポジション~
4:第5ポジション~
ネタバレ
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主人公の正体・ラスボスの目的など
ペトロフ(エンジニア)は死を偽装しており、ラリサ(医者)のおかげで生きていた。二人のやり取り中に主人公が侵入→ペトロフにスタンガンでやられて失神する。目覚めた後、ペトロフのせいで機械が暴走して人を殺めている現実をラリサに伝えると、ラリサは失望してその場を去る。ペトロフの行動の全てはラリサを手に入れるための手段と捉えていたこともあり、発狂。
ペトロフを追って劇場へ向かい、眼の前で自殺したペトロフの首を持ってサチノフ博士の元に届けることになる。サチノフ博士の腰巾着のシュトックハウゼンに渡そうとしたところ、ラリサが登場し、グレネードを投げて阻止。
その後、サチノフ博士の全てを見せるとラリサに言われ、灯台へ向かう。
みんながペトロフの金の指輪を探しているけど、主人公は隠し持つことに。指輪は機械を操るためのものだと後に分かる。後に海に投げ捨てる。
海底都市……『バイオショック』のラプチャーかな?
ラリサの案内で、廃人がコレクションされた場所に辿り着く。精神の墓場と言われており、全員がポリマーの影響でラリサの命令を聞く状態にあった(だから社会主義という設定が大切だったのか、と納得)。簡単に言うと、全員が言うことを聞く世界を作りたいという、ラスボスみたいな発想をサチノフ博士は持っており、それを知った主人公はサチノフ博士への信頼が根本から揺らぐ。ラリサはサチノフ博士に協力していたけど、目的を知った時には止められなかったと。
ワドルディが強制労働しているところを想起した
ラリサにペトロフのことを謝るor謝らないの選択が出ますが、どちらでもOK。会話だけが変化する。エンディングに影響なし。
チャールズの正体は、ザカロフ教授だった。サチノフ博士に殺されてポリマー化→グローブに意識を移されたことで、AIを模して会話していたことが発覚。サチノフ博士を恨んでいる。
主人公は元々傭兵で、死にかけのところをサチノフ博士によって救われたが、ポリマーを入れられる。また、脳をイジって奥さんの記憶を消されていた。
奥さんが精通していたバレエと格闘の記憶を護衛の双子ロボットにアップロードしていたとも知る。
幻覚症状は、前頭葉に損傷あって義手で攻撃する意識を鎮めるため。
口癖の「焦げカス」の由来は、治療中に言われたことがキッカケだそう。
ジーナ婆さんは、主人公の義母。カティアは死んだ奥さんの名前で、ジーナ婆さんはサチノフ博士に復讐を望んでいることを知る。
アトミックハート計画とは
アトミックハートとは、アメリカの原子力の心臓のこと。これを停止することでアメリカに降伏を迫るという(現実のロシアがウクライナに同じようなことをやってるので、単なるゲームと割り切れない人もいると思う)。
ロボットをまずは無料で送って、その後戦闘モードを発動して、制圧するという……。
アトミックハート計画に携った人物の一覧。サチノフ博士とザカロフ教授は親友でもありライバルでもあるっぽい。
20秒未満で5リットルの血液を人間から絞り出せます
人の背骨を効率よく折ります
人のために働くように見せかけられたロボットには、どれも戦闘モードが搭載されていることが分かる。説明がエグイ。
エンディング2種類
分岐の条件は、この選択肢です。サチノフを見逃して逃亡するか、サチノフに復讐するか、の二択。
見逃して逃亡するを選ぶと、、、
復讐を煽ったチャールズ(ザカロフ教授)を疑問視し、現在もサチノフ博士によって操られていない現状を冷静に理解し、ジーナ婆さんも殺されてないし復讐することはない、と。よくよく考えるとサチノフ博士よりチャールズの方がタチが悪いことに気付き、グローブごとチャールズを破壊するエンディング。
その後、自由になるエンディング。こっちの方がGOOD ENDかも?
復讐すると選ぶと、、、
サチノフ博士の元へカチコミ。ゲーム的には双子とのラストバトルに勝った後、主人公がサチノフ博士を銃撃。
しかし、グローブのチャールズが主人公に幻覚を見せていたことが発覚(ラリサもそのせいで死んだと思われる)。
思想の違いもあり、サチノフ博士に復讐する目的も達成したチャールズは、主人公を内側から破壊・殺害してポリマーの姿になって脱出、ポリマーの浴槽に入って人の形になって復活。
主人公は薄れていく意識の中、奥さん(の記憶)と手を取り合うところでおしまい。こっちの方がバッドエンドかも……。
アイキャッチ画像の意味がクリア後にわかったのは良かったですね
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おまけ
追加DLC第一弾「Annihilation Instinct」が発表!
追加DLC第二弾「Trapped in Limbo」が発表!
2月7日から配信されています!
まとめ
ストーリーやキャラは魅力がある一方で、探索のたらい回し・バトル後の素材回収・説明不足な部分があったりと、良くも悪くも人を選ぶ作品だと強く感じました。個人的にも、面白い部分と同じくらいイライラすることも多かったです。近未来的な技術を持ったソ連が題材であり、現実の戦争をどうしても想起させる内容もあるので尚更ですね。
似ている部分があるゲームを無理やり挙げると、Fallout4、スチールライジング、ファークライ などでしょうか。オープン価格が8000円~とやや高めな上、デジタルアートブックが付属するプレミアムエディションが15000円~しかないのも残念なところ。
参考になれば幸いです
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