【2024年4月2日 追記・更新】
「別府地獄めぐり」の中でも、特におすすめしたい地獄+αをランキングにしました。ポイントを抑えて効率よく周りたい方、各地獄の特徴などを把握したい方などに向けて書いています。
はじめに
別府地獄とは
ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記せられ、近寄ることもできない忌み嫌われた土地であったといわれています。
そんなところから、人々より、「地獄」と称せられるようになりました。今も鉄輪では温泉噴出口を「地獄」とよんでいます。
九州に初めてくる友人を案内した時の話です。その子が、地獄めぐりに行きたい! と言ってきたんです。それを聞いた僕は頭を悩ませました。地獄めぐりは良いと思うけど、すべてを周る必要はないんやないかな、というのが経験上の結論だからです。
各々の地獄には特徴があり、見どころやは迫力などが異なります。また、別府には地獄以外にも、竹瓦温泉などの共同浴場や別府駅前の街並み、少し範囲を広げれば、湯布院や阿蘇まで行けるんです。
なので、ポイントを抑えて効率的に周りたい!! という僕のような方がいると考え、この記事を書いてみました。
各地獄を簡単に表現すると、、、
- 海地獄…コバルトブルーで音も煙もすごい。良い意味で観光地化してる
- 血の池地獄…血ではなく泥。でも、一般的な泥の赤さじゃない。結構赤いし、規模もデカイ。
- 竜巻地獄…30分に一回吹き上げる。吹き上がった時はすごいが、タイミングが合わないことも
- 白池地獄…温泉みたい。入れそう。別館にピラニアとピラルクがいる
- 鬼石坊主地獄…泥が沸騰してぽこぽこ。地獄って言うよりメインは庭園
- 鬼山地獄…地獄と言う名のワニ園
- かまど地獄…コバルトブルーもあり、血の池もあり、足湯もあるが全体の規模は小さめ。
別府地獄組合に非加入の地獄もある
これは公式HPですが、実は別府地獄組合に加入しているところのみ。
数は多くないですが、組合に加入してない地獄もあるのです。中には閉鎖しているところなども。情報量が膨大なので、詳しくはウィキペディアを見てください(2018年4月下旬の時点でこの記事に紹介している地獄に問い合わせたら、情報も正しく網羅されていました)
組合加入してない地獄
- 山地獄…蒸気が凄い。併設動物園にゾウとカバがいた。。。(過去形)
- 明礬地獄…景観が広がって気持ちがいい。湯の花も見れるし良いところ
個人的ランキング
1位:海地獄
別府の地獄のなかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていて、地獄というのがふさわしくないほどの美しさです。池の青色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためです。園内では、温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性睡蓮を栽培しており、オオオニバスや熱帯性スイレンの開花期は、5月上旬~11月下旬で、朝方が見ごろです。
最も「地獄」のイメージに近い地獄です。ゴオオオオオオ~と鳴り響く煙の迫力も凄いですね。コバルトブルーも他にないですし、文句なしの一位です。
足湯あり、食事処あり、土産売り場もあり。極楽饅頭や、地獄蒸し焼きプリンもあります。また、GWや夏休みなどにはイベントやプロジェクションマッピングもあるそう。
2位:血の池地獄
血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で、一言で言うなら「赤い熱泥の池」です。 地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まります。
日本最古の天然地獄です。色が他にないですし、あとは思ったよりも大きいので驚きがあります。ちなみに、足湯や手湯も赤いです。また、食事処あり、土産売り場もあり。こちらも良い意味で観光地化されています。
3位:明礬地獄(みょうばんじごく)
引用:明礬地獄 | 【公式】別府・明礬温泉 岡本屋売店(元祖地獄蒸しプリン・湯の花販売中)
江戸時代から続く明礬採取の史跡名所、明礬温泉。遊歩道ではその息吹を身近に感じることができます。明礬独特の硫黄の匂いの中、立ち並ぶ湯の花小屋の間をぬって絶景を眺めながらゆったりと散歩をお楽しみください。
バスツアー組まれていませんが、個人的に好きな地獄です。景観がシンプルに美しいことに加えて、湯の花小屋があります。湯の花って「聞いたことはあるけど見たことはない」人も多いと思います。そういった意味でも、湯の花小屋見学は悪くないと。
非常に硫黄臭いという点も含めて、別府らしいな、と思う場所。
200円/8:30~17:30
プリンも美味しい。個人的におすすめです。
4位:鬼山地獄
鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれている。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始した。 現在、クロコダイル、アリゲーターなど、約70頭のワニを飼育している。
地獄という名のワニ園。ワニ園がある熱川市民以外は行くべきかもしれません。ここのワニはサービス精神に溢れており、動物園に行ったのに常に睡眠中のライオンを見てがっかりするようなことにはなりません。
餌やりは以下の時間。赤ちゃんワニがいる時期もありますよん
・毎週水曜10:00~
・毎週土曜・日曜10:00~、14:30~
5位:鬼石坊主地獄
明治以降「坊主地獄」として観光施設の名所になっていましたが、一度閉鎖され新たに「鬼石坊主地獄」としてOPENしました。灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったそうです。
整備されていて、落ち着いた雰囲気があります。そういった意味で、庭園だと先程書きました。庭園+泥ぽこぽこ。
実際の様子がわかる動画
2016年4月の熊本大地震から4カ月。ミスインターナショナル2015、2016の国内外の代表10名が、九州各地の復興応援の旅をしました。そこで出会った人、食、景色―。彼女たちがそれぞれの感性で九州の魅力を発見する姿を収めた映像です。
地獄めぐりの動画は色々ありますが、各々の地獄の特徴をよく表現していると思います。また、アクセスや問い合わせなどは公式HPにしっかりと網羅されています↓↓
バスツアーも悪くない
別府駅から予約不要のバスツアーがあります。ただ、これは組合に加入している地獄7つのみ。
別府地獄めぐりコース | ||||||
別府駅発 | 北浜バス センター発 |
所要時間 | 料金(地獄観覧料含む) | |||
大人 | 高校 | 中学 | 小人 | |||
8:35 11:40 14:40 |
8:40 11:45 14:45 |
2時間30分 ~ 2時間40分 |
3,650円 | 3,060円 | 2,750円 | 1,740円 |
引用:亀の井バスホームページ
組合加入の地獄をすべて周れる共通観覧券は2000円。バスツアーならば3650円ですが、スムーズに周れます(ただ、比較的ささーっと巡るのでゆっくりと出来ないのと、明礬地獄に行かないのが残念)。詳しくはHPに↓↓
需要別まとめ
- 一つだけ見るなら→海地獄、血の池地獄
- インスタ映え→血の池地獄、明礬地獄、鬼山地獄、かまど地獄
- 足湯に入りたい→海地獄、血の池地獄、かまど地獄、鬼坊主地獄、山地獄、明礬地獄(小さい)
- ジェラートが食べたい、つつじがきれい→竜巻地獄
- 充実したお土産売り場→海地獄、血の池地獄
- なんとなく落ち着きたい→鬼石坊主地獄
- 湯の花が見たい、景色がいい→明礬地獄
- 迫力すごい→海地獄、鬼山地獄、山地獄
- 国指定名勝→海地獄、血の池地獄、竜巻地獄、白池地獄
- 地獄ついでに日帰り温泉も入りたい→鬼山地獄
- ピラニア・ピラルク、郷土美術が展示が見たい→白池地獄
- 鬼のモニュメントが見たい→かまど地獄、鬼山地獄
- 轟音の水蒸気が見たい。動物園に行きたい→山地獄(【公式】山地獄ホームページ)
旅の参考になれば幸いです。
関連記事
原尻の滝も
大分県の南方にありますが、行く価値はあると思います……!!
竹田湧水群も
関連記事
別府駅で買える山海三昧のレビューも追記しました。
コメント