【2024年9月3日 追記・更新】
2021年5月8日に発売されたPS5、PS4、Xbox Series X・One、Steamソフト『バイオハザード ヴィレッジ(8)』のPS4版でクリアした感想・評価になります。項によってはストーリーのネタバレ・エピローグ情報などをガッツリ含んでいるので、その点は注意です。
バイオハザード ヴィレッジとは
ロゴに“VIII”を冠した『バイオハザード ヴィレッジ』が目指すのは誰も見たことがないサバイバルホラー
ベイカー邸での惨劇から数年…事件から生還したイーサン・ウィンターズは対バイオテロ部隊”BSAA”の庇護の下。妻のミア、そして愛娘のローズと平穏な日々を過ごしていた。しかし、幸せな生活はBSAA隊長クリス・レッドフィールドの襲撃によって破られる。奪われた娘を取り戻すため、イーサンは再び死地へと向かう。
バイオハザードシリーズの8作目の最新作で、一人称視点のゲームになります。また、シリーズ最高傑作と評される『4』を強く意識したと言われています。ちなみに、全てのバイオハザード作品をプレイ済み。
四貴族の特徴が全面的に出たゲーム
今作は、ストーリーが極めて明瞭です。舞台は欧州。奪われた娘ローズを取り戻すために、主人公イーサンは一人で敵地へ向かい、ラスボスとその下に集う四貴族を倒すことになります。そして、四貴族各々の特徴が全面に出たステージ展開がされており、それらが今作最大の特徴になっています。
巨躯の女:ドミトレスク夫人。新陳代謝の増加が著しいために巨大化城ステージで戦うことになります。中世の美しい世界観が統一されており、城の中で追われ続けるハメに。グラフィックや演出が圧倒的だったので、城をクリアした時点でゲーム一本まるまるクリアしたかのような達成感さえありました。
人形使い:ドナ。 ベネヴィエント邸という屋敷で、武器はすべて取り上げられて、サバイバル要素0の超ホラーゲームをすることに。イーサンの妻:ミアを模した人形を解体するなど、不気味な謎解きをしつつ、ミアとの歩みを振り返るような流れ。敵から身を隠しながらやり過ごすといったプレイが求められるので、城とは全く異なる純粋なホラーゲームに。
半魚人:モロー。ジメジメした感情・容姿もそのままに、劣等感に苛まれまくって承認欲求強めのボス。洞窟や湖などの水辺のステージですが、全体的にジメジメというかジュクジュクというか湿度が高く、気味が悪い点が特徴。ボートの操作も含めて、『バイオハザード4』を強く感じるステージでもありました。
金槌使い:ハイゼンベルク。他のボスと異なり、イーサンにミランダ(ラスボス)を倒さないか? と協力を持ちかけてきます。ステージの廃工場は画像で見ると幻想的ですらありますが、プレイ中はストレスがすごかったです(狭い・敵強い・息苦しいなど)。クリア後は、これだけのダンジョンを創り上げたという事実に感動を覚えます。また、戦車でプレイするパートも。
恐怖を4方面から突き詰めた結果が、今作
怖い、という感情が生まれる一歩手前と言うのでしょうか。環境要因とかを突き詰めているというか。息苦しい、不快、虫だらけ、気持ち悪さ、気味が悪いとか。対抗手段が無い、我慢しなければならないとか無限にあると思います。そういった人が被るであろうストレスを、4つのステージで突き詰めて表現しているのが今作だと感じました。
噛みつかれた時の迫力がハンパない。もちろん、定番の怖さもあります
戦闘にも、特徴が強く活かされている
今までのバイオハザードシリーズは、序盤はハンドガン・ショットガン→後半はグレネードランチャーやマグナムが強い傾向にあったと思います。入手順は今作もそうなんですが、武器の強さ・弾薬の入手バランスがいびつと言うか、主軸に添える武器をステージごとで考えなければならない点が面白いですね。なので、キーピックの使用箇所を吟味したり、クラフトなど素材の使い方にも気を配らせる必要があります。
また、バカスカ撃ちまくる必要があるところもあれば、ガードを多用して逃げ一択のところも。城ではのろのろと動く敵が多いですが、廃工場では機械武装した敵がウジャウジャだったり。ステージや状況に応じて異なる対応を迫られるので、頭を使った感覚が残っています。
マップを埋める楽しさ・グラフィックの美しさも光る
今作は、アイテムの取り逃しがあればマップが赤く表示され、取り逃しがなければ青で判別可能になりました。なので、従来では「こんなん気付くわけないやろ!」といったところでも、マップが赤→重点的に探せばだいたい隠しアイテムが見つかります。ちなみに、『バイオハザード4』では、洞窟の天井にスピネルという宝石が埋まっていたりと、隠しアイテムがマップの随所にありました。
また、単純にグラフィックも美しいです。
光の加減による物の質感など、PS4ソフトの中でも、最高レベルのグラフィック。なのに、ロード時間も少ないという。
ずっと見てられる焚き火、ダムの放水など
ステージでストレスを与えられているからこそ、癒やしポイントも光ります。ドミトレスク城の窓を割った時の音や破片の飛び散り方も気持ちの良いものがありました。総じて、感情が動かされる場面が非常に多かったですね。
素材を渡して料理→能力アップ
アイテム商人:デュークは、売買だけでなく、武器強化や身体強化などもしてくれます。動物素材を渡せば、料理をしてくれて、食べると体力や移動速度が上がるような仕組みです。
また、料理時の音が心地良いというか、ASMR?(あんま詳しくないんでアレですが)とでも言うのでしょうか。こだわっていることが伝わります。アイテム管理なども『4』のアタッシュケースのように整理整頓が楽しいので、こういった要素も◎でした。
動物や魚を狩りまくりましょう!
ストーリーやキャラ
より感動したいなら、前作『7』を先にすべき
今作は、イーサンとミアとローズの家族の物語・愛を主軸に描いた作品です。ストーリーのおさらい動画がゲーム開始時に流れるので、前作未プレイでも大丈夫そうやな……と思っていましたが、終盤の佳境を迎えると、『7』のキャラ・『7』の事件の真相などを理解していた方が明らか良いと思われる描写が連続します。ボケ~っとプレイしていても、イーサンへの熱い気持ちが生まれていくとは思いますが、やはり没入度が全く異なると思うので、個人的には前作プレイをおすすめします。
エヴリンが急に登場するまでは、『7』をプレイしなくても大丈夫かな、と考えていました。
なので、『7』のミアとゾイの片方を選ぶ場面で、ミアを一度も選ばなかった方も没入感が低いかもしれません笑。一方で、1~6や派生作品などは未プレイでもOK。ただ、ゲームそのものは初バイオでも十分に楽しめます。 予備知識がない方が純粋な感情もあるかも?
7とキャラを比較
上↑↑がヴィレッジ、下↓↓が7のミア。主人公イーサンは一人称視点のため、今作でも顔は出していません。
主観ですが、表情なども含めてミアは明らかに可愛くなっています。
上↑↑がヴィレッジ、下↓↓が7のクリス。ゴリラに寄った気がするのは僕だけでしょうか……
イーサンさあ……(イーサンの魅力)
主人公イーサンは、今作でも散々な目に遭います。ステージごとに、九死に一生を得る体験をするのがお決まりです(凄まじい演出の数々でもある)。例えば、何回も空を飛ぶハメになりますし、指を持っていかれても「クソ!」→包帯を巻いてOKだったり。
そして、前作に引き続いて、手首をきれいに切断されます。その後、再び自分の手首を元にくっつけて、、、
よし じゃねーよ!!! って、マジで画面にツッコミました笑。ちなみに、切断された瞬間の画像は、Googleからお叱りを受けたので削除しました……笑
イーサンって、痛みに対する反応があまりないんですよね。この理由も明らかになります。ちなみに、『7』では切断された後に縫っています↓↓ 前作に比べると、スプラッター要素は薄いです。
色々とツッコミましたが、すべての行動の源は、娘のローズのためです。ローズへの愛情がすべて。紙おむつが最近すこし小さい気がする、といった細かい描写にも、愛を感じることが出来ます。
何やってんだよクリス……
クリスはイーサン宅を襲撃してミアを殺害後、ローズを連れ去ります。しかも、ハウンドウルフ隊という精鋭特殊部隊も率いている始末。プレイしていると、なぜそんなことをしたのかわかるのですが、、、伏線のためとは言え、イーサンへの説明不足極まりないですね笑。
敵にまでゴリラ野郎と言われる始末……
一通りイーサンに成り行きを説明して和解した後の笑顔。人を攫っておいてなにわろてんねん!! とツッコミを入れてしまった一コマ。登場のタイミングは最高でしたが、イラッとしました笑。
今回はクリスを操作するパートもあります。
強いてダメ出しするならば
謎解きの攻略がヌルゲー
今作は、謎解きが簡単過ぎました。
5つの鐘は少し迷いましたが、窓の外を撃ち抜くのは面白いアイディアでした。
金庫の解錠に関しては超ヌルゲー
フィルムの順番もちょっと迷いました
燭台の炎を灯す謎解きも。ハンドガンで撃っても届かないので、敵を誘導して灯してもらいましょう。難易度は低いですが、アイディアが面白い。
ミランダの目的は理解できるが、、、(ネタバレ注意)
ミランダは、四貴族の存在感からか、やや影が薄いラスボスに仕上がっています。
ミランダの目的は、死んだ自身の娘エヴァを取り戻すこと。菌根という死者たちの意識を保存するようなものを発見し、村人を実験台に菌を植え付けてきました。村人の多くは成り果てるだけでしたが、四貴族だけはそこそこ適合があったので「息子」呼ばわりしています。
菌根に適合すればエヴァの意識を入れた器が誕生させることが出来ます。よって、器に適したローズが奪われたというわけです。
また、ローズはエヴリンの能力を受け継いでおり、あらゆる者の精神を操作可能だそう。なんでローズにそんな能力があるのか、という謎は後述しています。イーサンもミアも特異体質ということを理解出来るのが前作の『7』ですしね。
イーサンとミランダ。どちらも娘のために戦うといった対比構造もありますが、四貴族の存在感もあり、やや霞んでいる印象です。
『バイオハザード』の世界観から飛躍した敵も
大まかに言えば、ゾンビ→ウイルス感染で変異、までが前作でしたが、今作は機械改造人間みたいな敵が登場。イーサンに遠慮なくドリルをぶっ刺してきます。なので、シリーズファンの方は色々と思うところがあるでしょう。個人的には、しゃーないかな、と思います笑。今まで機械に手を出さなかっただけエライ!
序盤の絶望感が完全に消える
村にたどり着いた時の絶望感は凄まじいものがありました。ライカンの大群に囲まれて、いつ殺されてもおかしくない状況。ただ、馬はこの演出のみで、実際に馬に乗ったライカンは一切登場しません。これはちょっと残念でしたね。
あとは、カスタムパーツが戻ってこない点は残念な気もしましたが、武器ごとに専用なので仕方ないかな、と。後半になると価格がインフレするので、一周だけでは、武器強化を満足に出来ない方が多いでしょう(お金が足りない)。また、最後にロケットランチャーがない点ですが、これはストーリーを優先させた結果なので不満はありません。
声優一覧
イーサン:木内秀信
クリス:東地宏樹
ミア:樋口あかり
デューク:茶風林
マザー・ミランダ:木下紗華
預言者のおばあちゃん:宮沢きよこ
オルチーナ・ドミトレスク:井上喜久子
ベイラ・ドミトレスク:田中理恵
カサンドラ・ドミトレスク:小島幸子
ダニエラ・ドミトレスク:村中知
モロー:西村太佑
ドナ・ベネヴィエント&アンジー:佐藤美由希
カール・ハイゼンベルク:白熊寛嗣
エレナ:高橋雛子
エレナの父:佐々木省三
ルイザ:竹村叔子
ローズ(大人):イブ優里安
アンバーアイズ:山岸治雄
ケイナイン:布施川一寛
ロボ:さかき孝輔
ナイトハウル:喜山茂雄
エヴリン:諸星すみれ
バイオは英語でプレイすることに慣れきってしまっているので、声優さんの演技への評価・感想はありません。
小ネタ・おまけなど
クランクの存在感が抜群に
バルブハンドルは、要所で登場します。井戸クランクもありました。バイオプレーヤーは、クランクを回したいんです(たぶん)。『7』のクランク↓↓
歴代バイオあるあるとかオマージュ、4っぽい部分など
『4』のデルラゴ君そのまんまですよね。ボートに乗って槍を刺すような倒し方はしません。また、結晶のかけらという換金アイテムも、スピネルとそっくりで売却価格も2000円と同額です。
ピアノ自体は『0』と『1』にもありましたが、実際に弾かせる謎解きは初。楽譜を読めないと、結構大変かもしれません(ピアノ習ってて良かった)。
ジョージ・トレヴァーは、『1』や『コードベロニカ』の洋館を建築したバイオ界の偉人です。ふつうに欲しい一冊。
初代とか『2』とか、扉を開けるときの演出がこのように進化したのか……と思ったので紹介。前作よりも、演出が凝っている気がします。
セーブはもちろん、タイプライターで。タイプライターのデザインも進化を遂げています。
追ってくるけど、セーフエリアには入ってこないドミトレスク。『RE2』のタイラント感あり。
スペンサーはアンブレラ社の社長でした。医学生時代に、ミランダを師と仰いでいた過去が発覚。始祖ウイルスを発見したアフリカで実験→『5』にもつながっていきます。シェバの再登場も待ってます。
最後は大爆発で終了。そう言えば、BSAAのヘリコプターは墜落してました。カプコンヘリ(登場したヘリコプターは高確率で墜落する)も、バイオあるあるの一つ。
ベイカー邸にあったアンティークコイン。『7』では複数枚集めることで、武器やイーサンの強化アイテムを入手できましたよね。今回は換金アイテム。トロフィー「活字中毒」「やっぱりこんな薬信用できない」なども『7』にありました。
他にも色々あるので、ぜひ探してみてください☆
公式イメージソング
吉幾三 俺ら東京さ行ぐだ の替え歌です
デュークの正体
デューク自身も存じかねるとのこと。イーサンは、デュークを受け入れるのが早すぎると思ったのですが、NOTESにその旨の記載がありました。今はローズのことが最優先だ! みたいな感じです。
アートワークも必見!!
クリア後に、ポイントで購入できるアートワークが面白いです。一言言及しているので、作品への理解が深まります。例えば、変異ボスは増殖をテーマにしているとか、この部分に最も苦労したとか。アイディアを小出しにする部分としない部分のバランスなど、製作の悩み・過程が垣間見えて、非常に興味深い内容に仕上がっています。
PS1でヴィレッジを表現した動画が話題に
昔のゲームを今の技術で修正するリメイクとは反対に、今のゲームを過去風に表現するディメイクと呼ばれるもの、、、それがこの動画です。生粋のバイオマニアによる個人作ですが、面白かったので紹介。
イーサンの手
一般人って何だっけ
エロは……(ネタバレ注意)
今作は、全くエロ要素はないです。記事のためとは言え、人形を回転させてスカートの中をスクショする自分に対して「おれは何をやっとんやろ……」と、一種の賢者タイムのような心境になったくらい。前作は、ミアやゾイのおっぱいの谷間などもやや描かれていましたが、今作はないですね。→ちょっとありました!
ドミトレスク三姉妹のフィギュア。意外と……!!
検査なのでセーフ
ドミトレスク夫人に指を吸われている描写。エロいのかなこれ……って思っていたのですが、クリア後に閲覧可能になる社内プリビズ撮影のムービーで、動きの元はCAPCOMのオッサンであることが発覚。つまり、ドミトレスク夫人の指を舐める動きは、製作のオッサンが舐める動作ってことです。この描写にエロさを感じてしまった人は、残念というか新境地というか……僕からはかける言葉がありません。もう何がなんだかわからないですね笑。
クリア時間・クリア後
クリア時間は、難易度:スタンダードで9時間55分。前述の通り、非常に濃い内容だったので体感時間はもっと長かったです。ファイルとかキーピックとか動物とか、しっかり集めたつもり(全て集まったわけではない)。
- 新難易度:Villege of Shadows の解禁
- ボーナスコンテンツ(武器・フィギュア・アートワーク・レコード・ムービーなど解禁)。トロフィー獲得でポイントが加算→ポイントを使うことでボーナスコンテンツを購入するような仕組み。
- マーセナリーズもポイントで解禁されます。
- 炸裂弾・閃光弾・マグナム弾・S.T.A.K.E(マグナム)や強化パーツなどがデュークから購入可能に。
クリアポイントは76510ポイントでした。
メイキングの3つのムービーは個人的に見てほしい
DLCトラウマパックで、イーサンの顔が判明
トラウマパックとは、PSストアで1300円で購入できるダウンロードコンテンツです。
武器:サムライエッジの追加、武器パーツ:ミスターエヴリウェアなどありますが(ちなみにどっちも弱い)、それよりも! 『7』のコンセプトアート65枚、『ヴィレッジ(8)』のコンセプトアート55枚、そしてゾイが書いた『The Baker Incident Report』がめちゃくちゃ面白いです。エイダが登場予定だったとか、アイテムボックスを最初は使用予定だったとか、タイプライターのデザインの変遷とか、シリーズファンにとってはめちゃくちゃ興味深いものばかりでした。
そしてなんと、イーサンの顔出し画像も! 正確には『7』のコンセプトアートで、イーサンとミアのラフデザイン。開発当初、二人は夫婦ではなく、調査員と行方不明者の関係だったとのこと。ラフデザインとは言え、これは嬉しかったですね。
3DCGアニメ:バイオハザード:インフィニット ダークネスが7月8日に!
2006年、アメリカ合衆国の象徴、ホワイトハウスが何者かにハッキングされた。大統領管轄の極秘ファイルに不正アクセスの痕跡が見つかったのだ。捜査のため召集された合衆国エージェントのレオン・S・ケネディ達は、突如停電したホワイトハウス内で正体不明のゾンビ達と遭遇、SWATと共にそれらを制圧する。
一方、テラセイブの職員クレア・レッドフィールドは難民支援のために訪れた国で、失語症の少年が描いた奇妙な絵と出会う。ウィルス感染者を描いたと思われるその絵をきっかけに独自の捜査を進めるクレア。翌朝、福祉施設建設の陳情のためホワイトハウスを訪れたクレアは偶然レオンと再会し、少年が描いた絵を見せる。ホワイトハウスでのゾンビ事件と奇妙な絵の関連性に何かを悟るレオンだったが、クレアには関係ないと言ってその場を立ち去る。遠く離れた国で起こった2つのゾンビ発生事件は、やがて国家を揺るがす事態へと発展していく。
シリーズ初の連続CGドラマがNetflixで配信されます! CAPCOM完全監修で、レオンとクレアが登場しますよん☆
続編への伏線も(超ネタバレ注意)
エピローグについての考察をしています。
BSAAからB.O.W(ゾンビ)が送り込まれたことが発覚。クリスが「報いを受けさせる」と言っています。元所属していた組織に対して、クリスが具体的にどのような対応をするのか……という点が、続編の焦点になりそうです。イーサンの物語は終わってしまいましたが、イーサンの想いをクリスは受け継いでいるはずです。
イーサンがミランダに心臓を抜き取られても蘇ったのは、実は3年前に死んでいて、菌に感染した生ける屍だったこと。エヴリンはカビと言っていたのは、特異菌がクラドスポリウム(黒カビ)に似た構造を持っているそうです。菌とエヴリン細胞が心臓を一時的に修復した、みたいいなイメージで良いんじゃないかな、と。そして、ローズへの愛のパワー。NOTESの探索記録やファイルも情報が整理されているのでわかりやすいですよん。
エピローグでは、ローズがイーサンに墓参りするムービーが。ローズがなぜエヴリンと同じ能力を持っているかという問いの答ですが、「The Baker Incident Report」によると(DLCのトラウマパック)、ミアの過去が結構黒いことが発覚。BSAAの関連企業で、エヴリンとも関係があったそう。なので、ローズ本人の存在が、ミアの過去、そして続編につながるはずです。
now done は、直訳では完了した・すっきり終わった、みたいな意図があったはず。イーサンの物語は終わりましたが、主語が父ですので、やはりローズの物語は何かしらの形で描かれるんじゃないでしょうか。
製作のイーサンへの愛が伝わるだけでなく、プレーヤーにとっても愛が深まる作品でした。
2周目攻略の手引き~始める前に
2周目では、
- 鍵開け名人(キーピック15回)
- 自由自在(クラフト300回)
- 大自然の恵み(ストーリーで動物を40匹狩る)
- ウインドウ・ブレーカー(ドミトレスク城の窓を全て割る)
- 返り討ち&一騎当千(村を訪れた直後のライカン襲撃を全滅させる)
- 殺し屋(敵を600対倒す)
- ~マスター(各武器で敵を一定数倒す)
- トーテミスト(魔除けの山羊をすべて破壊する→ミランダが強くなるという情報がありましたが、体感そうでもない?)
など、容易に達成可能です。一つだけ無限弾薬を解放するとすれば、個人的にはライフルがおすすめです。そして、2周目の途中でCPがある程度貯まったら、すぐにウルフスベインの無限弾を解放しましょう! 1周目ではどうしてもお金が足りませんが、2周目ではお金も貯まります。すべての武器を売却すれば、モロー戦前くらいに入手可能でした。
セーブしなくてもBONUSは達成されるので、強化したらセーブせずにタイトル画面→エクストラコンテンツショップで無限弾を95000CP購入→ロードしてゲームに戻ればOK。
また、難易度によりますが、ウルフスベインを撃ちまくるor難易度CASUALの場合は
- スピード・ダンス(ドミトレスク夫人を2分30秒以内に撃破)
- かくれんぼマスター(アンジーをを2分30秒以内に撃破)
- 汚い花火(モローを1分以内に撃破)
- 電撃作戦(ハイゼンベルクを4分以内に撃破)
- やっぱりこんな薬信用できない(回復アイテム4回以下)
- 片付けない男(アイテムまとめと移動を行わない)
- パパの偉業(RECORD70個達成)
なども容易に達成可能です。CPを25万~くらいは稼げますよん★
なお、
- ラッキーセブン(所持金777、7777,7777)
- 結婚記念日の贈り物(所持金52911)
- カウントダウン?(所持金54321)
の獲得方法は、WCXを1周目クリア後に購入→ストーリーでデュークからWCXを購入→ライフル弾のレシピ入手→ライフル弾を作成→ライフル弾一つにつき7円で売れるので、端数を合わせて計算してあげれば獲得可能です。
カウントダウン?→結婚記念日の贈り物→ラッキーセブン(77777)と調整可能でした!
ハンドガン・ショットガンの弾で調整してあげましょう
ボーナス獲得におすすめの攻略動画
全ファイル・魔除けの山羊・武器・改造パーツ・合成レシピなどの入手集
この動画が、トロフィー獲得・BONUS獲得について一番網羅していたので紹介。2周目を始める前に、ぜひ。
「シャドウズ オブ ローズ」をクリアした感想(2022年10月28日に追記)
あの事件から16年…イーサンの愛娘であるローズマリー・ウィンターズは健やかに成長していた。だが、生まれ持った特殊な“力”に悩まされるローズは、その力を封じるために菌根の記憶の世界、すなわち“意識の世界”へと飛び込むことを決意する。
辿りついたのは、これまでの現実とはかけ離れた異常な世界。それは、菌根が吸収した”あの村”の記憶の集合体だった。
2022年10月28日発売の『バイオハザード ヴィレッジ ゴールドエディション』は、三人称視点でプレイできる「サードパーソンモード」、プレイアブルキャラやステージを追加した「ザ・マーセナリーズ アディショナル オーダーズ」、そしてイーサンの娘であるローズマリーを主人公とした新規シナリオ「シャドウズ オブ ローズ」の3つのコンテンツを収録しています。
三人称視点でプレイ可能に
もちろんこれ目的で購入しました
プレイする方法
- 『BIOHAZARD VILLAGE Z Version GOLD EDITON』の製品版に付属しているコードをPSストアで入力→ダウンロードする。僕はこれでプレイしました。
- バイオハザードヴィレッジのゲームソフトを既に持っている方は、PSストアで「ウィンターズ エクスパンション Z Version」(2100円くらい)を購入して、ダウンロードすればOKです。
なので、『BIOHAZARD VILLAGE Z Version GOLD EDITON』を購入しただけでは、「シャドウズ オブ ローズ」はプレイ出来ません。コードをPSストアで入力する必要があります。なので、コードの保証がない中古品を購入すると、下手すりゃプレイ出来ないので注意しましょう(メルカリとかAmazonマーケットプレイスとか)。
クリアした感想~ゲームの流れ
ストーリーの流れとしては、実生活でぼっちのローズが、その能力を捨てれるかもよ? と聞き、研究室に。
菌根と深く繋がってるから、ちょっと手をかざして集中してみ? →してみると、闇に落ちてしまい、、、みたいな流れ。
ゲームのステージとしては、オリジナル4割・城やベネヴィエント邸が6割といった具合。ローズのハンドパワーで菌根を潰して道を拓く能力と、マイケルという金文字でローズを助ける謎の存在に導かれるような流れ。クリア時間は~3時間くらいでした。
死にゲーもしくは覚えゲーの区間があり、10回くらいゲームオーバーに……。難易度を変えますか? と表示されてボタンを押してしまったのでそのままクリアしました。
ゲームとしては面白いですし、めちゃくちゃびっくりさせられましたし、怖いところもありました。凄いゲームをやってるなあ、と(相対的に)改めて感じたのも確かです。買う価値はあります。
ただ、ストーリーが個人的には、、、(ネタバレ注意・後述してます)といった感じでした。少なくとも、万人にはおすすめ出来ないと考えています。
謎解きの答え
吊るす→刺す→沈む→矢の順番に押せばOK
画像右奥から、虎・ヘビ・クモ。
金文字のヒント3つ=3つ潰すわけではなく、3つのヒントに当てはまるところを潰せばOK。2回目は右の奥のデカイの、3回目は真上の中心部分でOK。
人形の並び。本編クリア済みの方はそこまで迷う要素はないと思います。
ネタバレ超超超注意!! と、その感想
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謎の金文字の正体はイーサンでした(知ってた)。
ある程度攻略した後、イーサンによって家に案内され、赤子の頃の思い出をローズが見るという流れに。正直な感想を述べると、個人的にはここで終わりで良かった。いかに愛されていたか、という涙頂戴の演出でしたが、それでもここで終わりで良かった。なのに……
エヴリンが乱入。自分だけ愛されない云々と騒ぐ→イーサンと協力して撃破、ローズは能力を消す結晶探しを継続することに。
能力を浄化する結晶は、ローズをおびき寄せるエサでした。つまり、ミランダによって仕組まれたもので、ローズをやっぱりエヴァの器として~~という本編と全く同じ流れに。しかし、ここでイーサンが助けに登場。幸せに暮らすんだローズと盾になるも、イーサンがボコられている姿を見てローズは結晶を己で破壊。(いろいろな意味で決心して)戦うことに。
イーサンのパワーをもらい、ミランダを完全に撃破。感動の再会(?)っぽい演出がありました。頑なに顔を見せないイーサンですが、それでも髪や輪郭は確認出来ました。
気付くと研究室に戻っていたローズ。夢オチかと思いきや、菌根は枯れていた。そして、本編のエンディングへつながっておしまい。
- 夢オチっぽいとは言え、イーサンが実体化してローズの前に現れたこと(金文字だけで良かったかな……)
- 涙頂戴の演出に浸っていたかったのに、うるさいエヴリンが出てきて現実に引き戻されたこと
- ミアが全く登場しなかったこと
- 何より、本編の終わり方が個人的には最高だったこと
このような理由から、「シャドウズ オブ ローズ」はストーリー面では称賛出来ないDLCでした。ゲームそのものは本当に凄い作品だと感じる一方で、終わり方というか後味を踏まえて回顧すると、ん~~~~みたいな。ローズについて深掘りすることが今後の作品につながる可能性や、本編との整合性を考えると仕方がないのかな、とも思うのですが、、、。能力バトルになってしまっても僕はバイオを支持していきます(長いこと続いてるので仕方ない)。
あくまで個人的には感想にはなります、、、。
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おまけ
PSVR2版をプレイした感想について
部屋が暗いのはPSVR2の設定でそのようにおすすめされるため。ごちゃごちゃしててすみません
マジでヤバイです。おーー!! とか、すげーーー!! みたいなことをいちいち言ってしまいます。その詳細を語っていきます。
PSVR2版というか、ソフトがなくても体験版があるのでプレイ可能です。ヘッドセットとイヤホンをつけてプレイすると、VR2版のチュートリアルが始まり、ナイフと銃の扱いについて始まります。何から何まで立体的で、ゲームの中に自分がいるよう、としか表現出来ないのは悲しいですね。オプション画面などは、映画館のシアターを目の前に・かつ立体的にした感じでしょうか。眼鏡の上からでもかぶることが可能です。
スクショだと平面になるけど、プレイ中は立体&立体。Z軸まで完璧な表現
あと、銃の操作がマジですごいんです。銃を取り出す・マガジンを入れてリロードする・撃つ。一つ一つの動作が本物のそれ(振動と重みだけ本物と違うと思われるくらい)で、ハンドガン・ショットガン・スナイパーライフルとそれぞれにあります。実際に手をホルスターの位置まで動かしたりと操作自体はやや難しいんですが、操作アシストがあって比較的かんたん操作にすることも可能。スナイパーライフルに至っては、スコープを覗いて撃つ体験そのものが出来る感じ。本編プレイ前のチュートリアルだけで感動しました(僕が経験に価値を感じるというのもありますが)。
画面ではイーサンの手が映っていますが、VRセットをかぶってプレイすると、自分の手がまんまイーサンの手になります。VR初体験ってのもありますけど、マジで新しい体験ばかりで・・・。しかも、神ゲーであるバイオ8でこれを楽しめるってなると、、、。
防御とパンチが可能で、詠春拳のチェーンパンチもどきが出来ます(感動!!)
ただ、カメラ操作などを中心に慣れは絶対に必要です。カメラ操作に慣れないとすぐに酔ってしまう気がします(これも設定で変更可能)。
もうちょっと進めたら追記します。先にHorizonをクリアして記事を書かないといけないので、結構後になりそう、、、
映画『バイオハザード:デスアイランド』が7月7日に公開決定!
アメリカ大統領直属のエージェントのレオンは、機密情報を握るアントニオ・テイラーを拉致した武装集団の車両を追っていた。だが突如現れた謎の女の妨害に遭い、犯人たちを取り逃がしてしまう。 一方、対バイオテロ組織「BSAA」のクリスとジル、そしてアドバイザーのレベッカは、サンフランシスコを中心に起きている、感染経路不明のゾンビ発生事件を担当していた。 クレアが勤める「テラセイブ」の調査協力の結果、ウィルスの被害者全員がある場所を訪れていたことを突き止める。 そこは、かつて刑務所として使用されていた監獄島・アルカトラズだ。 島へ調査に向かう為、クリス一行はフェリーへと乗り込む。
『バイオハザード RE:2』のレオンとクレア、『バイオハザード RE:3』のジルに近いデザインのキャラがそのまま映画になります。クリスは『バイオハザード7』っぽく、レベッカに関してはリメイクして初登場ですね。バイオの映画ってあんまり見てないんですが、これは見に行きたいと思います……!
ios版がリリース!!
『バイオハザード ヴィレッジ』がiPhone/iPadで「いつでも、どこでも」楽しめる。対応コントローラーを接続すれば、ゲーム機同等の操作感でプレイすることも可能だ。
■配信日:2023年10月30日
■対応ハード:iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro MAX /iPad Pro(M1チップ以降) / iPad Air(M1チップ以降)
■ジャンル:サバイバルホラー
■プレイ人数:1人
プレイした感想を書きたいところですが、適合するスマホを持っていません、、、。
まとめ
本編は神ゲーでした!! ホラーゲームとしての怖さもありましたが、ゲームの工夫や演出に対する感動が勝ったというのが正直な感想です。相対的ですが、この価格でこれだけの質の高さはヤバイです。クリア後のボーナスコンテンツもまた素晴らしいですし、マーセナリーズも面白い。ゲーム業界に携わる方にはぜひプレイをおすすめしたいです。
『4』へのリスペクトは随所に感じたものの、完全に『ヴィレッジ』という別作品に仕上がっています。
CAPCOMは唯一無二の企業だと常々感じます。体験版の配信然り、発売スケジュール通りに発売する実行力、新しくて面白いことに挑戦しようとする意志など。個人的な要望としては、『バイオハザード アウトブレイク』のfile1と2のリマスターか、file3の製作をお願いしたいと記しておきます。素晴らしいゲーム体験を、ありがとうございました☆
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歴代バイオシリーズの評価↑↑ PS4神ゲー・初心者向け・スケジュールの記事です↓↓バイオ8は、ゲーム超初心者や初バイオにはおすすめ出来ないかな……という印象です。
バイオ8が神ゲーって人は、マジで超おすすめ↓↓
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