【2024年7月1日 デイメア1994 SandcastleのSwitch版が発売決定! など追記・更新】
『Daymare: 1994 Sandcastle(デイメア:1994 サンドキャッスル)』『Daymare: 1998』の二作をクリアした感想・評価、攻略情報などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。
Daymare: 1994 Sandcastle 感想・評価
『Daymare: 1994 Sandcastle(デイメア:1994)』は、大人気を博した『Daymare: 1998』の前日譚となる、ストーリー性の高いサバイバルホラーゲーム。プレイヤーは元政府諜報員から H.A.D.E.S. (ヘキサコア特殊捜査部隊)の特別捜査員となったダリラ・レイズとして、歴史上で最も謎の深い施設へ足を踏み入れることになる。
人里離れた闇の中にたたずむ、迷宮と化した軍事研究 所の奥深くには、不気味で危険な「何か」が待ち受けている!
史上最高性能を誇る武器を手に取り、未知の生命体と戦いながら、悪夢のような数々の苦難を乗り越えて、新たな真実に迫っていく。『Daymare: 1994 Sandcastle』には、凶悪な敵との激しいアク ションと謎解きの要素がバランスよく盛り込まれ、雰囲気のあるサウンドトラックを背景に大規模な施設を探索をしながら、緊迫した本格ホラーが楽しめる。悪夢が迫りくるこの研究所で、安全な場所は どこにもない。
ジャンル:三人称サバイバルホラー
プレイ人数:1人
CERO:Z
ストーリーの流れは面白いが、、、
●新しいキャラクターとよみがえる過去 H.A.D.E.S.の特別捜査員レイズとなって、極秘施設に隠された秘密を探り「Daymare: 1998」で活躍した登場人物たちの過去を暴いていく。
●世界屈指の極秘施設に潜入せよ 史上最大の謎が隠された研究所に侵入し、すべての謎を解け! その研究所とは?ミッションを開始して突き止めよう!
●90年代にタイムスリップ!「Daymare: 1998」の懐かしい雰囲気を受け継ぎ、「Daymare: 1994 Sandcastle」は90年代のホラーアクション映画を再現したようなレトロな雰囲気が漂うなかで、背筋も凍る数々のホラー体験を楽しめる。
大統領直属の特殊部隊:Section8の特別管轄下にある施設:キャッスルを、H.A.D.E.S.の特別捜査員レイズが探索するのが本作の流れ。レイズは、仕事以外は特に何もないような生活を送っている女性兵士です。
レイズは、妹:ヘレンと絶縁? のような別れ方をしている
キャッスルに潜入する過程で、深部にある研究所の実験のことを知り、更にはその研究に妹:ヘレンが深く関わっていることを知る、、、というストーリーです。グラフィックレベルはおそらく上がっていますが、PS5作品の中では低め。顔のグラフィックなど粗い。
ストーリーの概要がチャプターが進むごとに入るのですが、、、普段からストーリーを要約して記事にしている僕でも完璧には理解出来ない煩雑な設定が多かった印象です……。ストーリーをメインに楽しむゲームではないことは間違いない
共闘したり、裏切ったり……面白い展開もありました。
最終的には、研究所での危険な実験を知った上で、、、というサバイバルホラーゲームの定番のような展開ですね。前日譚として描かれた本作ですが、特定のキャラを除いて、内容含めて大半が繋がってない印象です。なので、本編の1998をプレイしたからと言って、あれがこーだったのか! みたいなことはないかも。ネタバレは後述しています。
新要素:フロストの影響で、冷凍パンチゲーに……
●フリーズ! 武器不足に困ることはないが、超最新の強力な武器、フロストグリップの威力を試せ!液体窒素の取り扱いには注意!
●改善されたインターフェース 完全に一新したデザインのD.I.D.を使用。新たなインターフェースで所持品、弾薬、回復アイテムの管理が今まで以上にシンプルに行える。
本作の武器は、アサルトライフル・ショットガン(どちらもパーツ入手で強化可能)、そして背負ったこの冷凍装置の3つのみです。手榴弾などがないのが残念でした……。
ちなみに、本作のショットガンは素晴らしいショットガンだと思います。音や反動が良く、ゾンビの上半身を吹き飛ばす演出も◎。ショットガンを楽しめるゲームではある
兵士の死体に電磁波が乗り移った疑似生命体……というのが本作のゾンビ枠です。これが結構厄介で、銃で撃ち殺しても電磁波が他の死体に乗り移ることで復活してきます。なので、弾の節約のためにも、時間経過で回復するフロストで凍らせる(画像上)→パンチで破壊(画像下)というのがメイン火力に。
冷凍パンチ→『ロックマンゼロ』のサイバーエルフみたいな赤い球が出る→冷凍攻撃をして、やっと完璧に倒せる
青ゾンビは銃撃だけでも倒せますが、赤ゾンビ↑↑は銃撃だけでは絶対に死なずに無限に蘇る仕様なので、冷凍パンチ→赤い球が出る→冷凍攻撃しないと倒せません。
めちゃくちゃこっち見てる……
前処理としてサイバーエルフが乗り移る前の死体を先に凍らせることが出来ないのは、このゲームの残念なポイント。襲ってくる、と分かり切っているゾンビに対して、襲ってきてからの対応しか出来ないんですよね。。。
また、ゾンビに噛まれると、ボタン連打で解く→R3で冷凍パンチを地面に。これで範囲内のゾンビを半分ほど凍らせることが出来るので、戦略的に噛まれることも重要かも
複数を凍らせる手段はあるんですが、冷凍パンチは1体しか捕らえられないのがかなりの残念ポイント。冷凍パンチを1体に当てている間に、他の凍らせたゾンビが解凍して動き出すことが本当に多いのが個人的にはストレスでした。
横ステップ+ダッシュしてくる基本のゾンビ。真っ直ぐ捉えられないので、銃撃を外すことも多い。フロストが枯渇・銃のリロードが間に合わず、というこのゲームのあるある的な現象。
ゾンビは大群で襲ってくることも多いので、逃げて細い通路に誘導させるなどの工夫が必要かも。一体一体処理していると、フロスト枯渇・HPが減少するなどでやられてしまいます。回復アイテムもリロードも液体窒素の補給も、初期は遅いので結構死にました……。難易度は慣れたら簡単・単調ですが、それまでが難しいかもしれません。また、プレイ中に難易度の変更は出来ません。
Sparker というエイみたいなゾンビは、ショットガンの連発が有効ですが、近づかれると一撃死させられる中ボスみたいな存在。
また、ゾンビの種類が少ないので、同じような対処ばかりすることになりがち。加えて、ボスらしいボスがいません……。バイオ4のハルヒとか、あーゆー巨大なボスはゲーム的にも必要やったんやな……とクリア後に感じています。
他にも、フロストで炎を消したり、加熱した配管を冷やして作動させたり……と探索にも応用するので、このフロストが本作を象徴する要素。ゲーム中に軽く故障するような展開があって容量が半分になったりしたのはゲーム的に好印象でしたが、、、これが評価の分かれるポイントになるでしょう。
もちろん強化可能で、行く先々に強化装置があります。僕のように間違った選択をすることで苦労する方も多いと思います……。
●スキャナーの搭載 レイズが腕に装備した革新的な機器で周辺を分析し、新たな謎解き要素、極秘文書、隠されたアイテムの発見が可能に。
その他には、スキャンすることで、ファイルなどの情報を入手することも新要素です。
フロストだけじゃなくて、引き寄せたり離したりする『カリストプロトコル』のGRPみたいな機能があっても良かったんじゃ……と個人的には感じていました。強化があるとは言え、攻撃手段が3種+ゾンビの種類も少ないのが残念。
謎解きが簡単に
●謎解き要素 答えはいつも目の前に!手がかりを探して道を切り開き、アイテムを集めよう。
前作よりも、謎解きは簡単になってます。ベリーハードだけは何回もやり直しましたが、、、それ以外はそんなに謎解きに強くない僕でも結構出来ました。ほぼ開けたと思いますが、武器の強化装備が入っていることもあるので、ミスったらやり直し推奨です(そのままでもクリア出来るとは思いますが)。
バイオっぽい小ネタ・その他
リヘナラドールみたいな尻(画像上)……と思ったんですけど、本家(画像下)には遠く及ばず
電源復旧とか燃料がないとか、そういった部分は変わらず、、、安心感すらあります笑。最後は近代的な研究所に……という流れもバイオリスペクト。
アンブレラっぽい広告
クレイジー・ダイヤモンド(ジョジョ?) 東方コンプ(?) 制作の日本好きは前作から引き続きあり。
施設内を移動するモノレール。電車好きの方には響くんじゃないかな、とか思ったり。音が良い。
自販機
ジャムってる……初めて聞いた日本語。コピー機の詰まりのような機械不良のことのようです。あと、レイズは「ケツ穴野郎」ってよく言ってたので、そういった視点からもCERO:Zなんでしょうね。
Sandcastle(サンドキャッスル)とは、砂漠の地下数百メートルにある国家の最先端機密実験研究施設:キャッスルのこと。1994年の技術ではないけどそこはOK。最後はもちろん……
チャプターごとに配置された隠し要素:バイオRE2で言うところのラクーン君がマジで見当たらなくてショックでした……(結構探した)。あと、やりこみ要素・トロフィー収集は多め。ラクーン観光大使のトロフィーをゲットした人は楽しめるかも?
トロフィーは、コンセプトアートの解放条件にもなっていました。ちょっとエロい?
クリア時間・クリア後
ゲーム内のクリア時間は、6時間でしたが……んなわけない。ムービーや謎解きのやり直しなど含めると10~12時間ほどプレイしていたと思います。
クリア後はトロフィー次第で無限弾などが解放されます。
ネタバレ
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H.A.D.E.S. とは目的が異なるSection8のゴーアとの出会いは殺し合いだったものの、他に手段がなくて仕方なく協力→啀み合いながらも、キャッスルの居住エリアの子供たちを守れなかった……と悲しむゴーラに対して、レイズは優しい言葉をかける。
ようやくキャッスルの研究所に入れると思ったら、傷を負って序盤に閉じ込めたはずのラデック少佐が登場。男二人でキャッスルの中へ……。レイズは置いていかれる。
遠回りしてキャッスルへ向かう途中に、レイズは妹:ヘレンの家を見つける。展開やセリフから判断するに、ヘレンはレイズの双子の妹でしょう。仲違いして後悔しているような手記があります。
地殻の電磁気的な異常をキャッスルにテレポートして、それを人体実験に使っていたけど壊れて暴走した、というのが本作の諸悪の根源。その実験にヘレンが携わっていて、ミッションとかどうでも良いからヘレンがどうなっているかを知りたい! というのがレイズの心境と描かれていました。
研究所の中枢部に入ると、ヘレンの恋人ブライアンが登場→レイズとヘレンを間違えると、レイズに銃を向けたブライアンは自害してしまう。
レイズは嗅がされた薬の影響+双子だから? ヘレンの残滓が見えているっぽい?
実験に強制参加させられてアプトムという別の人格がブライアンの中にいて、そのせいでヘレンを殺害した(自害も)と、ヘレンから聞く。
この装置のせいでゾンビが生み出されているので、レイズはヘレンの声もあって破壊することに。しかし、そこに研究データを欲するゴーラが登場。
研究データがあると不都合&時間がないとのことで、レイズは仕方なくゴーラを殺害。
破壊寸前の研究所を脱出すると、ヘレンと原生生物が合体したようなラスボスが登場。薬のせいで錯覚している? って感じでしょうか。このラスボスですが、掴まれると無限ループするので、掴まれる前に冷凍ビームで攻撃しなければなりません。マジで面倒くさかったです……
脱出するとラデック少佐が待っており、レイズはギリで脱出。しかし、ヘリコプターに上がる途中でレイズだけ落下……それを見捨てたヘリコプターの操縦士にキレまくるラデックは処刑されることに。しかし、別人になって生きる術があるとのことで、リーヴという別の名前になって本編のデイメア1998に登場することになるのであった。本編との繋がりは、ラデックのみ という印象です。
脱出に失敗したレイズはテレポート? をするような流れでおしまい。
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攻略情報
強化おすすめ
★タンク容量……初期装備はとにかくすぐ燃料が切れる。最優先で取るべきでした……。
★燃料消費が減少……こちらも最優先
★凍結力……最優先に準ずる
補給速度……体力回復アイテムもそうなんですが、操作性があまり良くないと感じてしまうくらい、回復アイテムの使用が遅い。気になる方はぜひ。
フロストマイン……地面に氷を設置することで、クリーチャーが通ったら半分ほど凍るが、スローモーションになってもスプレーが間に合わずに掴まれることが多かった。容量や威力が上がる終盤では役立つ。
フロストシールド……戦闘に入ったら△ボタンで発動すればダメージ軽減。難易度が高いとおすすめ。
フロストボム……タメが長いのでダッシュ&横ステップゾンビに当てるのが難しかった。
全部で11の強化ポイントがあり、最終的には全て強化可能。僕は10箇所しか見つけてなかったことをクリア後に知りました……。
通しプレイ
鍵の番号やコードなど
籠城戦・ラスボス戦
刑務所の籠城バトル:無限湧きするので、先に画像の装置の赤ランプ部分を破壊する必要あり。気付かずに何回もやり直して、ものすごくストレスに……泣。
ラスボス戦も掴まれると無限ループなので要注意です
まとめ
一人の女性隊員に焦点を当てたストーリーは本編より没入感がありましたが、、、敵のパターンが同じで、冷凍パンチゲームになったのをどう感じるかによって大きく評価が割れるでしょう。バイオハザードのリスペクト作品から、デイメアらしさが出てきた、と言えるかと思います。面白かったかは悩ましいところですが、本編よりも印象に残った作品でした。
デイメア:1998 の感想・評価
骨の芯まで凍り付くようなサバイバルホラーアクション
白昼の悪夢が現実のものとなった時、何が起きても不思議ではない… 舞台は秘密の研究施設。平和な小さな町を恐怖の地へ、そして市民を血に飢えたモンスターへと変えてしまった事件。 3人のキャラクターを操りながら真実を明らかにしていく。
プラットフォーム:DMM GAMES/PlayStation4
ジャンル:サバイバルホラーアクション
タイトル:デイメア:1998
CEROレーティング:Z(18才以上のみ対象)
開発会社のInvader Studiosとは、バイオハザード2の熱狂的ファンとして非公式リメイク版を作っていたアマチュアクリエイターの集まり……だそうです。
一部抜粋・引用:「バイオハザード」へのリスペクト溢れるサバイバルホラーはこうして生まれた。「デイメア: 1998」開発会社のInvader Studiosにインタビュー – 4Gamer.net
CAPCOMさんが認めたバイオ愛あふれる作品
という情報が事前にあったので、バイオと比較しながらプレイしました。
ストーリーはあるようで、あまりない(ネタバレ注意)
3人のキャラクター視点で展開するストーリー
エリート兵士、ヘリコプター操縦士、そして 森林レンジャー。異なる性格とスキルを持つ3人のキャラクターを操りながら、それぞれの役割を果たすことでストーリーが展開していく。豹変してしまった町と人々の謎が徐々に解き明かされていく。
レイヴン:ヘリパイロット。ヘリから突き落とされるものの、当たり前のように生存。街を抜けて研究所を目指す
サンドマン(画像左):画像右のエリート兵士リーヴに殺されたはずが……とある理由で暴走することに。
サム:森林レンジャー。頭痛・幻覚持ち。奥さんをサンドマンに殺されたことで復讐を決意するも……サンドマンと奥さんの過去が最大の伏線になっている
この三人が中心となり、ストーリーは展開します。
超簡単に言うと、バイオハザードで言うアンブレラ的な薬品会社があり、ゾンビになる薬を開発。国民をモルモットにしたことで街がゾンビだらけになっています。
ストーリーが一段落するとロード時間にこのような説明が入るので、理解が捗ります。
この三人は、薬品会社と大なり小なり関係しており、その因果がクリア後に一気に明らかにされる仕組み。つまり、最後までプレイしないと全くネタバレがわからない仕様になっています。
- なぜこのような惨状に至ったか
- サムの幻覚症状の原因
- サムの奥さんの秘密
- サンドマンの過去
などの過去は全てつながりますし、明らかにされるのですが、、、
最終的に、サムは復讐を果たせたのか? という点については「プレーヤーの想像にお任せする」的な終わり方をしており、各々で解釈が分かれそうです。
個人的には、あまりスッキリしない終わり方でした。次回作への伏線なのか何なのか……なんとも評価しづらい終わり方だったと記しておきます。
素晴らしいサバイバルホラー
極限の緊張感の中で求められる戦略的アプローチ
サバイバルホラーというだけあってアイテムや弾薬は限られており、無尽蔵ではない。死人に占拠された町で生き残るには戦略的アプローチが求められる。その難易度は高め。また、ストーリーの随所に散らされた謎解きは奥深くバラエティに富んでおり、海外版プレイヤーにも好評。
バイオのナンバリングタイトルで言うと、『RE:2』が最も近いです。『5』のようなアクションゲームではなく、完全なサバイバルホラー。この作品を一言で表すならば、『バイオハザードRE:2』のサバイバルホラー部分だけをリスペクトして作られた作品と言うことができます。
ゾンビとの距離感(躱せる距離や噛まれやすさ)、ゾンビの強さなどはRE:2そっくり。ただ、リッカーや擬態マーカスのような亜種はおらず、基本は人間型のゾンビのみ。タイラント的なボスは2〜3種類いて、ショットガンで対処する必要があるなど倒し方にコツが要ります。
ゾンビに噛まれる(毒霧のようなもので攻撃される)と、右上の数字が減る仕組み。◯ボタン連打で引き離すことが出来ます。
また、効果音やBGMが抜群に良いですね。良いと評価したのは、単純にプレイしていて焦らされますし、怖いと思ったからです。死角から急に襲われることも少なくないのでビックリすることも多め。ゾンビの鳴き声に敏感になってしまいます。
病院の地下を歩いているとき。足音と、自分の影が怖い。この辺りはリアル。
遺体の数々だったり、うにょうにょなどのバイオっぽい気持ち悪さも。もちろん18禁
ステージも、街中・病院・下水道・研究所などと、バイオ経験者ならば心ときめく場所ばかり。他にも、バッテリーが切れているエレベーターが当たり前のようにあったり、各ステージで電力復旧をする必要があったり。日本(CAPCOMさん?)をリスペクトが伝わるような箇所も。
逆に、バイオハザードのこの部分がないという箇所を挙げると
- 墜落・爆発するヘリコプターがない
- 最後は爆発ENDではない
- ロケットランチャーがない
- イケメン・美女・エロ要素がいない
- ゴリラに該当する人物はサンドマンだが、ナチュラルゴリラではない
- バルブハンドルはあるがクランクはない
などなど。バイオハザードのエンタメ要素(?)は排除されており、純粋なサバイバルホラーを楽しみたい人向けになっていると言えるでしょう。
操作性に難あり
画像の場面では銃弾を拾えるのですが↑↑、◯ボタンが出ないと拾えません。そのため、◯ボタンを表示させるために右スティックでカメラの角度を調整する必要があるのですが、その感度も良くないです。操作性とともに、ゲーム内の感度・判定などが良くない。カメラに関しては、オプションから変更できるので良いのですが、、、。
そして、最大の問題はダッシュ操作です。L1を押しながら左スティックでジョグするのですが、、、ジョグ状態でL3(左スティック押し込み)でダッシュになります。これがなかなか難しい。しかも、ラストの直前で高度なダッシュ操作を求められます。
僕が死んだ21回のうち、ラスト直前で10回ほど死にました。動画を見ても、なかなか操作できない人も多いと思います……。記事投稿が遅れた原因でもあります。
セーブ&ロードに大問題アリ。中断はダメ
このゲームでは、セーブポイントがなかなかありません。ただ、チェックポイント(オートセーブ)は沢山あるので、死んでも再スタートはしやすいのですが、、、問題はプレーヤーが休憩したいときです。
ゲームに疲れる→セーブがないので、PSボタンを押してスタンバイモードに→休憩→再開すると、、、再開したときに必ずフリーズします。
直前のチェックポイントからやり直せるはずが、その3つ前くらいのチェックポイントからやり直す羽目に。結果、チャプター4→チャプター3に戻ってやり直すことになったのは衝撃的でした。。。
なので、セーブポイントでは必ずセーブしましょう。
今後のアップデートで改善すべきポイントですし、ゲームの評価を落とす大きな要素でもあるでしょう。
銃の種類・アイテム
- 銃は、ハンドガン・ショットガン・マグナムの三種類。ハンドガンには弾が二種類あり、通常弾とホローポイント弾の二種類。ホローポイント弾はちょっと強いです。
- 回復薬は、体力、スタミナ、精神の三種。体力回復には、薬だけでなくエナジードリンクやエナジーバーもあります。あとは、薬の効果を増大させる薬があったり。
ただ、スタミナと精神は使う機会がほとんどありませんでした。スタミナはダッシュすれば減りますが、ダッシュする場面はほぼなし。精神も、サムが幻覚を見ることがあるのですが、使用しなくても治るので使う機会はありませんでした(もしかしたら違う使いみちがあるのかも?)。 - あとは、ハッキングに必要なケーブルがあるくらい。
アイテム欄は9つで、拡張などはなし。セーブポイントではアイテム交換なども出来ます。
銃のリロードはリアリティがあって良かったと思います。ハンドガンとマグナムに関しては、マガジンに装填する必要があり、マガジンごとで銃弾の管理ができます。また、リロードにも「速い・遅い」の二種類あり、状況に応じてリロードする必要があります。ボス戦などでは焦る要因になりますね。
アイテム管理に関しては、やはり『RE:2』が近いです。『0』のようにシビアではなく、『4』のように楽める作品ではありません。
特典がない…
このゲームには、初回特典もクリア特典もありません。これは珍しいと思いますし、個人的にも残念でした。バイオハザード定番のロケットランチャーで2周目などは一切なし。やりこみ要素と言えば、トロフィー集めとフィギュア集めくらいでしょうか。
わかりにくいところに配置されています
難易度の違い
ゾンビに与えるダメージ量が上がり、受けるダメージが減ります。ソンビの数や配置の変化。あとは、拾える銃弾の数。
慣れないうちにゾンビに噛まれすぎたので、イージーでやり直したのですが、、、慣れてくると弾が余ってアイテム整理がめんどくさくなります。それでもボス戦では銃弾がギリギリだったりするので、難易度調整は上手なゲームなのかもしれません。
謎解きの攻略情報は必須!かも
随所にみられる「有名ホラーゲーム」への深い愛
有名ホラーゲームの非公式リメイクを作っていた開発者が制作した本作には、様々なポイントでオリジナルのゲームシリーズに対する彼らの深い愛が感じられる。なお、英語吹替には、オリジナルと同じ声優を起用している。
バルブを調整して、蒸気を消します。もちろん、バルブハンドルを入手する必要あり
電子回路。これはRE:2でもありましたね
南京錠もいくつか登場
ハッキングに成功すれば、アイテムがある部屋に入れます
無理ゲーな謎解き
あくまで個人的な意見ですが、謎解きの限度を超える難易度の謎解きがいくつかあります。こんなんわかるわけないやろ……というレベルをさらに超えたような難易度が……
攻略に一番おすすめなのは、動画を見ることです。
最高難易度のデイメアで、ノーダメージ100%クリアをしている動画です↓↓。謎解きから隠しアイテムからすべてが完璧。詰まったときはおすすめです。とは言え、初見プレイの98%はどこかしらで詰まると思います……。
クリア時間
クリア時間は12時間43分でした。死んだ回数は21回。
まとめ
事前の情報の通り、バイオハザードへの愛が随所に感じられる作品でした。サバイバルホラーとしての完成度は高いと思いますが、問題がある箇所もちらほら。セーブはその筆頭ですし、操作性のいまいち感もそう、ストーリーに関しても、バイオ好きならば最後は大爆発→スッキリ終了!で良かったんじゃないかと思ったり。
逆に言うと、バイオハザードってやっぱりすごいんやな、という印象が強まった作品でもありました。
ゲームだけでなく、マンガや小説などすべての創作に言えることですが、システムやストーリーなどの根幹部分はある程度出尽くしていると思います。
なので、こういった大作への愛を感じる作品は、今後も出てほしいと強く感じました。
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