【2024年5月5日 追記・更新】
ドラクエ11には、実在する街や建物をモデルにしているであろう場所が多々あります。そこで全ての街や国、城のモデルを実在する場所はもちろん、過去シリーズなども含めて考察しました。聖地巡礼したい方などに。
写真を比較していますので、ネタバレ注意です。
この記事の続きになります。
ドラクエ11のモデル地を考察
神の岩「メテオラ」
岩肌に大地の精霊が描かれた巨大な岩山。ふもとのイシのむらには、16歳になったときにこの岩の頂上で祈りを捧げれば聖人として認められる、という風習がある。
前記事でも言及しましたが、イシの村と神の岩は、ギリシャの「メテオラ」が最も近いと思います。
また、二枚目を見て思い出したのは、ラオス北部の山岳地帯です。緑が深く、山々が映えている点からイメージしました。
ピースフル・プラネット のHPより引用
デルカダール神殿「ククルカン」
デルカダール城の南東に気づかれた石造りの神殿。最近になって、デルカダール王国に伝わる秘宝レッドオーブが城から移され、警備が厳重になったという。
神殿と言えば、ⅥやⅦのダーマ神殿が有名ですよね。
石造りの神殿=ギリシャの「パルテノン神殿」をイメージしましたが、、、形や材質を見てもしっくり来ませんでした。カンボジアやインドやヨーロッパよりも、メキシコのマヤ文明っぽいかなと思い、メキシコのピラミッド「ククルカン」に辿り着きました。材質や階段の雰囲気は似ていると思います。
サマディー地方「ストーンヘンジ」
攻略本の説明なし
冒険の後半で登場する重要な場所です。ストーン・ヘンジを連想した方も多いはず。
一枚目の写真のように、まほうつかいが周囲を囲って祈っているところが面白いと思いました。さすがドラクエ。
霊水の洞くつ「秋芳洞」
ダーハルーネの町から西へ進んだ先の渓谷地帯にある洞くつ。奥からきれいな水が流れ出ており、洞くつ内では水辺に生息する魔物が多く見かけられる。
今作はダンジョンに不穏な雰囲気がなく、神秘的な場所が多かったと思います。そういった点が、より現実の冒険に近いような気がして好きでした。
二枚目の写真は、山口県の秋芳洞の百枚皿そっくりです。ただ、乗ったらダメ。
白の入江「ウユニ塩湖」
攻略本の説明なし
友人はボリビアの「ウユニ塩湖」を連想したと言っていましたが……んー、個人的にはしっくり来ません。ですが、他に思い当たるかと言われれば、んー、となるので、とりあえずウユニ塩湖を。
名もなき島「ナスカの地上絵」
攻略本の説明なし
この場所には何もないのに、至る直前にトロルが上から降ってきます。なので、製作者としては何かを伝えたかったことがわかります=この風景。
ナスカの地上絵っぽいと思いました。
ユグノア城跡「ハイデルベルク城」
かつてはロトゼタシア最古の歴史を誇っていたが、16年前に魔物の大軍勢に襲われて滅亡したユグノア王国の城跡。廃墟となった現在、当時の栄華は見る影もない。
イングランドのハーベック島にある「コーフ城」でしょうか。
物語の中で崩壊前のユグノア城へ行くことはありますが、その外観の全体像が出て来ることはなかったと思います。→めっちゃ燃えてますが、ありましたね
コーフ城↑↑よりも、ハイデルベルク城の方がしっくり来るかもしれません(tenさん、コメントありがとうございます!)。17世紀にルイ14世率いるフランス軍によって破壊されて以降、戦災残る観光地として有名だそうです。
引用:ドラゴンクエストXI 超みちくさ冒険ガイド(画像上)・Google Earth(画像下)
ユグノア城下町は、二階建て・石造りの建物(木の組み込まれていない)です。フランスのアグノーにも類似性があるのではないかとコメントをいただきました。★tenさん、コメントいただきありがとうございました!
壁画世界
プワチャット遺跡から訪れることができる謎の世界。何もない空間に通路が浮かんでおり、通路を進んでいった先には、人間の命を糧とする呪われた壁画がある。
壁画の中へ入っていくダンジョンです。Ⅷのトロルの迷宮を思い出しました(サザンビークの大臣の家の鏡の中へ入っていくダンジョン)。
また、「メルトア」というモンスターが壁画になっています。壁画世界へ誘う女の子の名前が「メル」なので、フェルメール作品をモチーフにしているのかな? と思いましたが、考え過ぎだったのかもしれません。
ドラクエ7や8で見たような気も。
古代図書館「ロイヤルポルトガル図書館」
神話の時代に建てられたという巨大な図書館。膨大な数の古文書が収められており、それらのなかには高名な魔法使いが魔女を封じた禁書まであると伝えられる。
世界には、建築の観点から有名な図書館があります。写真集に目を通してみると、ブラジルの「ロイヤルポルトガル図書館」が近いと思いました。
3枚目の画像がお気に入りです。一匹のももんじゃが落ちぶれているところが可愛い笑。ちなみに、先生役をしているドラゴンロードは、レア枠でドラゴンローブを唯一落とすモンスターです。お宝ハンターで狙うのがおすすめ。
始祖の森
命の大樹の真下に広がる深い森。足を踏み入れる者がいないせいか、ほかでは見られないような珍しい植物が生い茂り、神話の時代そのままの風景が残る。
とても神秘的で、「始祖」感が半端ない森です。幻想的な植物が生い茂っており、とても美しい場所でした。
説明にある「神話」で有名なのは、フィンランドですが、思い当たる場所はありませんでした。
命の大樹・天空の古戦場「ラピュタ」
ロトゼタシアの空に浮かび、はるか昔から大地に恵みをもたらしてきた不思議な神木。その中心には、あらゆる生命の根源である“大樹の魂”が宿ると言われる。
二枚目の繭の中に勇者の剣があることも含め、「天空の城ラピュタ」が頭から離れなくなりました。
また、天空の古戦場↓↓という場所もありますが、それもラピュタにしか見えないという。。。この記事を書いている過程で気付いたのですが、僕は飛んでいる島を見ると「ラピュタだ!」と思ってしまう人間だったようです。
かつて特別な金属が採掘されていた、まがまがしい瘴気が立ちこめる巨大な浮島。地下深くまで伸びる道には、たくさんの危険なモンスターがうろついている。
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冥府「天壇祈年殿」
攻略本の説明なし
死後におもむく他界の一つ。ドラゴンボールの閻魔大王が、地獄行きか天国行きかハンコを押す場所っぽいかな~と思いましたが、わかりませんでした。
IMAGE/超ドラゴンボールZ より
★追記
冥府のモデルですが、天壇祈年殿(北京)に似ているのではないかと思います💡
上記のコメントをくださった方のおかげで、北京の「天壇祈年殿(てんだんきねんでん)」がモデルである可能性が高いことがわかりました! そっくりですよね笑
本当にありがとうございました!
黄金城「カースル・ハワード」「ホーフブルク宮殿」
すべてが黄金で作られたまばゆく光る城。壁や床など金色に輝く城。現れるモンスターも金色のものばかりで、倒したときに得られるお金がやや多いほか、おうごんのカケラやきんのこうせきなどを落とす。
中央の先端部分がイングランドにある私有建築「カースル・ハワード」っぽいですが、オーストリアの「ホーフブルク宮殿」っぽくもあります。
カースル・ハワード
ホーフブルク宮殿
天空魔城「ノイシュバンシュタイン城」
ケトスのみで訪れることができる、空に浮かぶ魔王の居城。闇の結界に覆われており、入口に降り立つには、聖なる武器で結界を破らなければならない。
内装も含めて、ま〜~~~~立派なお城でした。造りも細密で、ホコリ一つ落ちてないのではないか。そんな印象から、歴代の魔王の中でもウルノーガは最も几帳面な魔王だと思っています。
ドイツのバイエルン地方にある「ノイシュバンシュタイン城」がイメージに近いでしょうか。
忘れられた塔
辺境の地に立つ、はるか古の時代の建造物。人が作ったとは思えない大がかりな仕掛けが設置されており、塔の中心には巨大な砂時計のようなものがある。
物語上で、非常に重要な役割を持った建築物です。
「はるか古の時代の建物物」「人が作ったとは思えない」という二語を考えると、現実世界には存在しないと思います。
しかし、「忘れられた」雰囲気を持つ塔ならば、アフガニスタンの「ジャームのミナレット」が浮かびました。
TBS世界遺産より引用
おまけ/ユグノア地方・入り江の島の「絶景」
クエストの「まだ見ぬ絶景を求めて」で訪れることになる場所です。物語中で、伝説の絶景とされています。また、この絶景を見た人が石碑に刻んだ言葉も興味深いです。
「ここより見ゆる景色は いと おかし。わが絶景人生 最高の眺望なり。されど この景色を共に見つめる 伴侶なし。われの心は あな むなし……。われ 愛しき者に 寄りそいて見る景色なれば いかな風景も 絶景になるときづいたり。早く結婚したいなり。 アメイズ」
個人的に、ドラクエ11で最も好きな場所です。
街や国、城なども
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コメント
ユグノア城なんですが、
まず崩壊前の全景は物語の最初のやつです!
で、
モデルなんですが、
ドイツ南部のハイデルベルク城はどうでしょう?
ユグノア城奥の祭壇への道のような道もありますし、
歴史はあるけど崩壊した名城というのは似ています。
また、城下町はフランス・ストラスブール郊外に
アグノー(つまりユグノアのフランス読み)があります。
円形の街並みが一部酷似しています。
ここかな…と思ったのですが
どうでしょうか?