【2024年10月19日 追記・更新】
2024年10月11日に発売されたXbox Series X|S、Windows、PS5、PS4、Steamソフト『メタファー:リファンタジオ』をクリアした感想・評価・攻略情報・ストーリーの要約などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。
メタファー:リファンタジオ とは
『ペルソナ3』、『ペルソナ4』、『ペルソナ5』クリエイター最新作
▽新たなる王を目指す候補者となり、世界変革の旅へ
あなたは幼馴染の王子にかけられた「死の呪い」を解くため、相棒の妖精「ガリカ」とともに世界を放浪する「旅の少年」となり、王国で起きる大事件に巻き込まれ、その先に待ち受ける運命と対峙します。
主人公は、あることをきっかけに戦士や魔法使いなどの能力を持つ「アーキタイプ(クラス)」に覚醒します。
個性豊かな能力を持つ様々なアーキタイプを覚醒させ、仲間とともに最強のパーティーを作り、数々の強敵との対決に挑みましょう。
新たに生み出された幻想世界の旅をぜひお楽しみください。
公式サイト:https://rpg.jp/
プレーヤー:1人
ジャンル:ファンタジーRPG
CERO:C
クリアした感想・評価
ストーリーとキャラは、良くも悪くも王道
選挙を課す”魔法”による王位争奪戦、勃発─
「ユークロニア連合王国」で世継ぎの王子が暗殺されてから10年余年。国王までもが凶刃に倒れ、王国は世継ぎがいないまま統治者を失って混乱に陥ってしまう。
次の王は誰か?
国教である「惺教(せいきょう)」の教主か、隣国の領主たちか、あるいは軍部の指導者か……。王座を狙う有力者たちの思惑渦巻く中、王の葬儀が執り行なわれるが、その国葬の場で、誰も予想し得なかった”魔法”が発動する。
概要欄には選挙とありますが、実質的には王道のファンタジーRPGになります。
生まれや種族で人生が全て決まってしまう世界が舞台。その世界に対し、生まれで差別されない理想の国を目指すために戦うのが主人公(画像上の真ん中)って感じですね。国の民を利用して悪いことを目論むラスボスに対し、旅で絆を深めた仲間たちで立ち向かうような流れ。とてもわかりやすい構図です。
主人公の相棒:妖精のガリカ。ガリカのナビゲーションがあることで、超ユーザーフレンドリーな作品でもある。
キャラ一人ひとりが別の種族であり、性格や思想も異なります。なので、仲間にする過程で、彼らが抱える過去や種族間の差別、歴史的な背景なども理解することになるでしょう。
プレーヤーに考察の余地を許さないほどに、良い意味でキャラ設定がしっかりしています。
戦災孤児のようなマリア。戦争や差別も蔓延るため、心に刺さるような描写も多い
重い過去を背負った仲間同士だからこそ、生まれる強い絆を描いています
また、移動中はナレーションが入るので、第三者視点でストーリーを確認できます。メニューの中から用語の説明なども見ることが出来ますし、ストーリーを理解してほしい! という制作の熱意すら感じました。
ただ……ゲームやマンガに精通する方ならば、見たことあるな~という展開も多いかもしれません。例えば、ラスボスに対して、仲間全員の一人ひとりがあきらめないことの大切さ、困難に立ち向かうことの大切さ、などを説く展開ですね。胸熱になることもあれば、説教臭く感じる人もいるでしょう。
目新しさはないストーリーですが、王道ゆえに絶対に外さない面白さがあると評したいと思います。個人的にはクドさがありつつも、総合的には好きでした。ストーリー要約は後述しています。
アーキタイプを駆使するバトルだが…。サボる理由も
▽クラスを駆使して強敵を組み伏せ、弱敵を一蹴する、緊張と快感のバトルプレイ
ダンジョンに現れる敵は強敵で、様々な攻撃で主人公たちを苦しめます。
主人公たちは、様々なアーキタイプが持つ能力を使い分け、この強敵を倒さなければなりません。
強敵との戦闘はターンベースのコマンドバトルで行い、激戦の中、戦略的に敵の弱点を突き、これを打ち倒したときには大きな達成感を得ることができます。
やがて主人公たちは成長し、かつての強敵も格下となっていきます。
弱敵はフィールド上で攻撃アクション一撃のもとに薙ぎ払うことができ、ダンジョンでの戦闘を爽快に進めることができます。
自分が考えたパーティーを編成し、強敵の待つダンジョンへと向かいましょう。
『ペルソナシリーズ』や『真・女神転生シリーズ』をプレイしている方にはおなじみのプレスターンバトルが基本になります。
敵の弱点を突くことでこちらのターン(行動回数)が増えて有利になり、回避や反射されることで減るようなシステム。ちまちま物理攻撃をしても勝てないので、戦略的に行動を練る必要があるのが特徴ですね。こちらも安定の面白さだと思います。
アーキタイプのは基本・上位・最上位があり、『ドラクエ6』の転職のよう。すべてを履修するには、おそらく2周する必要があります。
バトルのアビリティなどは、アーキタイプで習得します。
人生の岐路に立たされた時に強い意志を見せることで、元からそのキャラが持っていた信念と共に目覚める……みたいな設定があり、アーキタイプ各々に個性があります。キャラに合わせた育成をしても良いですし、好きなようにしてもOK。自由度も高く、面白いと思います。
心臓を捧げて能力が開花→エヴァンゲリオンみたいな容姿に変貌!『十三機兵防衛圏』を思い出しましたね。演出は好き。
ただ、アトラス作品のプレイ経験によって評価は異なるでしょう。
というのも、『真・女神転生3』の頃から登場した(らしい)本バトルシステムですが、20年近く大きな進化がありません。つまり、攻略方法も分かりきっています。ダンジョン内の弱い敵をバトル画面に移行せずに倒せたり、協力技・武器の強化などあるものの、、、経験者の方ほど限界を感じているのではないでしょうか。。。
ダンジョンの探索は、パズルや謎解き要素が薄め。個人的には、考えたり迷う要素も皆無で、大半が面白くなかった。でも、MP回復の手段が乏しいのは◎。プレーヤーにアイテムをどんどん消費させましょう
よって、雑魚敵のバトルをほぼ全てサボりました。経験値が豊富なメタルスライム的なモンスターやボスを倒しただけで、あとは全逃げ。経験値配分も雑魚敵ほど少なくなるので、(効率性を見出すことに楽しみを覚える僕みたいな人は)こんなプレイングになっちゃうんですよね……。
盗むの対象をレアアイテムのみに限定したのは称賛したい
バトルでは鎧を装備するガリカ(特に意味はない)。たま~~~にバトルでも助けてくれます。
なので、アトラス作品が好きな方ほど、思うところは大きいかもしれませんね。
ニンゲンのデザインが最高なだけに……
バトルシステムは置いておいて、本作で最も好きだった部分が、ニンゲン(この世界のモンスター・敵に該当する存在)のデザインです。
僕からは絶対に生まれないような発想に興味津々でした。面白くて気持ちの悪いデザインが特徴で、心の闇なんかも上手に反映させています。一部使いまわししているのが残念に感じるほどに、好奇心をそそられましたね。近年のゲームで、ここまで敵モンスターが印象に残る作品はなかったです。
ニンゲンをもっと見たかった。
王の資質を蓄え、支援者と絆を上げる
王になる という設定も多くのアトラス作品に見受けられますよね。
本作では、勇気・包容力・見識などの5つの資質を伸ばして、立派な王様になれるよう主人公を成長させます。また、『ペルソナシリーズ』でおなじみの絆システムも。こちらは仲間とのイベントを消化することで、バトルや探索に恩恵を受けるような流れですね。
王の資質:勇気が3に達していないと、ベルギッタとの絆の物語が次に進まない。どの要素も関連しているのは◎
一人ひとりの仲間の好感度を上げることにもつながりますし、成長や学びを見るサブクエスト的な側面もあります。
こちらも面白い上にRPGにおいて完成されたシステムだと思うのですが、資質や絆が下がることは絶対にないため、会話の選択肢が面白くないという欠点もありました。
どの三択でも大して変わらない。『ソウルハッカーズ2』を思い出します
選択肢はなるべくふざけた回答にしたいと常々思っている僕だけかもしれませんが……笑
主人公がボケたりふざけるような選択肢を選ぶと、一貫してスベる感じが悲しかったですね……。本作のボケ担当は、ヒュルケンベルグのみ。
王の資質にしても、絆にしても、上げられるタイミングは決まっています。具体的な日数が決まっているので、ある程度効率を考えてプレイしないといけません。『ペルソナ5』とほぼ同じだと思います。
『メガテン』や『ペルソナ』の仲魔も登場
もちろん、『女神転生シリーズ』でおなじみの仲魔(仲間になる悪魔)も登場します。ジャックフロストやシヴァ、ベルゼブブなど、シリーズ作品でも有名どころが中心です。
ただ、本作の仲魔はあくまでおまけ。召喚士が召喚する悪魔という設定で、ストーリー後半にならないと登場しません。悪魔合体や悪魔の説明もないため、シリーズ経験者でないと嬉しくないかもしれませんね。
アニメはショボいかもしれないが、許してほしい
本作のムービー演出は、アニメーションを用いています。体験版をプレイした方の中には、クオリティが微妙やな……アニメがなんか古いな みたいな感想を抱いた人もいるでしょう。
ただ、これは仕方ないと思います。本作はゲーム作品であって、アニメ作品ではないためです。
個人の主観ですが、『鬼滅の刃』の善逸の霹靂一閃・六連みたいな最高品質のクオリティ・作画を、ゲーム内で出してほしいなあ……と安易に思ってしまったので調べました。
しかし、、、
本作のアニメをつなぎ合わせると、1クールとはいかないまでも、短編映画一本くらいの長さがあると思います。『鬼滅の刃』のBlu-rayの定価はそこそこしますし、これをゲームに収録するとなると……容量的にも価格的にも不可能に近いでしょう。開発費を考慮すると、採算を取れるわけがありません。。。笑
ヒュルケンベルグは、アニメとゲームグラフィックで、おっぱいの大きさが全然違います。漫画原作でもそうですが、アニメに巨乳キャラが出ない、なんてことはほぼないですよね。アニメ化あるある。
そう考えると、最高品質のアニメを収録したゲームソフトが、5~10万円で発売する日が来てもおかしくないなあ、と思ったり。アニメとゲームって、似たようで違うけど似ているけど違う……の繰り返しだと感じているので、棲み分けが難しいです。
旅する過程の描写とBGMが素晴らしい
▽広大な幻想世界の日常や冒険を余すところなく体験する旅
世界を巡る旅は、行動するごとに時間が過ぎ、何をするかは自由で、時には目的を達成するための計画や選択が必要になります。
昼は街で住民が抱える問題を解決したり、宝を求めてダンジョンに潜ったり、人々を困らせる賞金首を討伐したり。
夜は仲間と過ごしたり、自分の“資質”を磨いたりなど、あなただけの「旅」をしよう。▽移動するアジト「鎧戦車」の旅
遠方にあるダンジョンや町などへは、「鎧戦車」に乗って移動します。
「鎧戦車」の車内では移動時間の過ごし方も選ぶことができます。
仲間との会話で絆を深めたり、鍛錬をして能力を高めたり、ダンジョン探索の準備をしたり、時には車窓から見える情景を眺めるなど、移動するアジトとも言える「鎧戦車」で充実した旅の時間を過ごしましょう。
仲間と共に世界各地を巡る。言葉では簡単ですが、これを上手に再現している作品は少ないかもしれません。美しい景色、困難な試練、鎧戦車という乗り物の中で過ごす日常……その全てを仲間と共有する体験はとても良かったと思います。
RPGの村人のような定型的なセリフも少なく、会話パターンがとても多かったのが印象的でしたね。キャラに対する愛を感じます。
アジトである鎧戦車という乗り物にもロマンが溢れている。お手洗いやお風呂もありました
旅で見た絶景を、王都にいるマリアと共有できるのも良かったと思います。
また、BGMも耳に残るものが多かったです。メインテーマ曲なんかは、特に耳に残るでしょう。クリア後は、忘れられなくなっているかもしれません。
声優一覧
主人公:花江夏樹
ガリカ:諸星すみれ
ストロール:小野賢章
ヒュルケンベルグ:早見沙織
ハイザメ:大塚明夫
ジュナ:南條愛乃
グライアス:稲田徹
モア:子安武人
ニューラス:井上和彦
ベルギッタ:日笠陽子
マリア:石川由依
バードン:浜田賢二
アロンゾ:田丸篤志
キャゼリナ:ファイルーズあい
ルイ:中村悠一
ゾルバ:杉田智和
フォーデン:宮本充
バトリン:三上哲
ギド:川原慶久
グローデル:村田太志
ミロ:柳田淳一
ラブレス:天﨑滉平
ルドルフ:マフィア梶田
リナ:磯村知美
ゴダード:藤沼建人
ロジャー:石谷春貴
ジン:利根健太朗
ジュリアン:高橋英則
エディン:新垣樽助
など(敬称略) ちなみに、安室透さんが諸事情で声優交代になったそうです
#メタファー
ヒュルケンベルグ役の早見沙織さんの凄まじい演技に笑うブログのレビュー記事用 pic.twitter.com/79tcmDFra1
— 桃途ゆういん@ブロガー8年目 (@momotoyuin) October 14, 2024
声優さんの演技を楽しめるという点においては、神ゲーと言えるでしょう!
小ネタ・その他
実際の面接でこれ言って落ちたことありましたね……笑
褒められると頑張ろう、叩かれたらなにくそ!となるジュナ。めちゃくちゃわかる
脳の疲れはそんな簡単には取れません。文章を書いて生活している僕はそう言いたい。
『鬼滅の刃』の禰豆子っぽい。制作の方は、やっぱり週刊少年ジャンプの作品が好きそう。
『進撃の巨人』も読み込んでそう。マーレ人とエルディア人の設定にも通ずるものが本作にはありました。でも、本作の主人公はエレンのようなキャラとは程遠いです。どちらかというと無個性。
なんでもないって、全部言ってるやん
バジリオは、セリフが印象的でした。「◯◯に夢見ちまった」とか、僕の人生でそんなことを言う人はいませんでした。
ムービーで料理は登場する↑↑のに、自分たちで料理を作ると完成した画がない↓↓。悲しい。
キャラの故郷を焼いておけば間違いない。王道RPGあるあるの設定です。
ゲームで、肛門 尻の穴 って初めて見たかもしれない。『マリオ』のように、モンスターに飲み込まれたらノドチンコを攻撃して吐き出されるとか、上から出るのが当たり前だったと思います。なので、この点は新しいですね。
【真女神転生Vengeance5】仲魔おすすめ46体~序盤中盤終盤ごとに紹介
妖精のガリカを、ハイピクシーに進化させなかった点は、称賛したいです。ハイピクシーのデザインは変えても良いと思います笑
この辺りは面白かったので、探索も含めてもうちょい描写がほしかったです。
ヒュルケンベルグはショートカットにしたかった……。追加DLCをもし発売するようならば、ヒュルケンベルグのショートカットは組み込んでください。
体験版が豪華すぎる理由を理解した
本作の体験版は、10時間近く遊べるプロローグでした。
その意図も面白く、体験版を出すことで、先入観を植え付けてミスリードを誘うような試みもあったのではないでしょうか。公式YouTubeチャンネルも動画を出しまくっていますし、あまりにも戦略的やなあ、と。マーケターの方は素晴らしい仕事をされていると感じます。
ダメ出し・気になる点も多い(ややネタバレ注意)
ジュナの優遇が凄まじい。マスクドダンサーというアーキタイプは、一周目だと最強じゃないでしょうか。どんなボスでも弱点付与→弱点をつく倒し方になっちゃいましたね。
評議会がストーリーに絡んでこない。もうちょっと主人公に刺客を送り込まないと。腹黒さが足りない。つまらない。
王になる人物には『影』が必要。アロンゾのこのセリフを聞いた時は、めちゃくちゃワクワクしました。しかし、描かれ方が好きじゃなかったなあ。『NARUTO』のダンゾウみたいな汚さもほしかった。
この1回きりの登場のリナ。カワイイのにもったいない。
ステ振りをやり直せない。隠しアーキタイプが物理技最強とか、急に方向性変えないでくださいよ……
主人公をヒーラーもしくはマジシャンに仕向けるのは、性格悪いと思います。
ミニゲームが少なかったと思います。剣スノボー・隠密・クラッシュバンディクーのように追われる……くらいでしょうか。『FF7』のように、カードゲームなどの特徴あるミニゲームが一つくらいあっても良かったと思います。
初見殺しが酷すぎて笑うしかない
外壁での太刀乗りというミニゲーム
ちなみにここで初めてゲームオーバーに。同じ人多いと思うな。。。#metaphor #メタファー pic.twitter.com/EhzWLf56oG— 桃途ゆういん@ブロガー8年目 (@momotoyuin) October 14, 2024
クリア時間・クリア後
クリア時間は、60時間ほど。
クリア後は、強くてニューゲームが可能です。所持品、所持金、所持MAG、王の資質、アーキタイプの状況などです。あと、おそらくですが、2周しないと裏ボスには到達できません。
ネタバレ
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ストーリーの要約・解説
王様が死亡→跡継ぎの王子↓↓はルイ↑↑に呪いをかけられてしまい、目を覚まさない状態に。
そこで、主人公は王都の兵士を志願して、国葬で現れるであろうルイの暗殺を目論む。王都で組織の仲間:グライアスと合流する。ルイ暗殺に先立ったグライアスは、暗殺に失敗して死亡(ここまでが体験版で、アーキタイプの覚醒やストロールが仲間になる描写がある)。
王の魔法が発動して王の巨顔が出現し、次なる王は国民から最も信託を得た者とする、と宣言。後に、国教である惺教(せいきょう)のトップ:フォーデンから、三大都市を巡って王の資質を試す王国競技会が開催されると発表される。
主人公たちは、ルイが王子の呪いを解く設計図を持つ可能性を知り、王国競技会をダシにルイの手下になることに成功。歌姫のジュナを仲間にして呪いの設計図をゲットするも、呪いをかけたルイ本人しか解呪の方法は知らないとのことで、再度暗殺を目論む。
フォーデンへの対抗を企てるルイのおつかいで、神器の一つ:竜神の槍を入手する。槍を入手する過程で、遺都の存在を確認(ほぼほぼ女神転生の東京)。この世界の前に、大きな文明が消滅したことを知る。槍のニセモノを用意してルイに渡し、本物でルイ暗殺を計画する。
王国競技会の観覧席にいるルイの暗殺に成功するも、王子の鎖は消えず。呪いをかけたのがルイではないことを知る主人公たち。また、王を殺したのもルイではなく、フォーデンが黒幕だったと知る。しかし、ルイが死亡して一強になったフォーデンは、王国競技会の壇上で選挙の勝利宣言。
しかし、背後に死んだはずのルイが登場し、フォーデンを殺害。ルイは手下の助けによって生きていた。主人公たちの目的はルイにバレる。
惺教は、ジュナの姉:レナをフォーデンの後に据えることに成功。選挙はルイかレナの二択になりかけるが、主人公が自ら王子を名乗ることで三強に。
主人公たちはレナから呼び出しに応じると、、、フォーデンが幼いジュナの存在を盾に、12歳のレナに呪いを王子にかけさせたことを教えられる。つまり、実行犯はレナだった。
レナはドラゴンを召喚して主人公たちがルイに立ち向かえるか試す→勝利後、病を告白して自ら氷漬けになってレナは死亡。王子の呪いが解ける。
ルイに一騎打ちを申し込まれた主人公は応じる。しかし、ルイに大量のマグラを流し込まれ、巨人化して暴走してしまう。エルダ族はニンゲンだった! と知って王都は大混乱。主人公の票は激減する。
意識が戻った主人公たちは、フォーデンに焼き払れたエルダの里へ。
エルダの里で、主人公は自分の出自が何もない理由を知る。実は、王子の身体から生まれ出た意思が、マグラによって作り上げた存在だった。要は、主人公は王子の心が発端だったため、王子の身体と合体→真・主人公になり、プリンスのアーキタイプに目覚める。
また、王がエルダの里を訪問した際にたぶらかしたエルダ人のママを持ったから、主人公はオッドアイだった理由もここでわかる。ちなみに、アーキタイプに目覚める時の謎の声も、ママの声。王子と同じ理屈で、声だけがマグラによって生きている存在。
王子が襲撃を受けた際に護れなかった罪を背負うヒュルケンベルグ。その王子が、実は旅の仲間だったことを知って、崩れ落ちて許しを懇願する一コマ。どうしようかな…テヘ をボケのつもりで選択したら、ものすごくスベって悲しくなりました……。
妻も子も死亡(したと思い込んでいた)王は、フォーデンに政治を任せきりにしたことが、フォーデンを暗躍させた原因。また、自分が死んで選挙するように仕向けたから、ルイを利用して選挙の魔法かけることが出来たそう。
いざ、ルイと決戦へ!
エンディング1:FANTASY Is RUINED
神器の王笏(読み方:おうしゃく)は、人の不安から生まれるマグラを吸い集めるため、王は巨大な魔法を使えたことを、ルイに教えられる。また、ルイもエルダ人だったため、主人公を巨人にする術を知っていたこともわかる。
ルイから、同じエルダ人やし、同じ世界を志しているし、一緒に来い! と言われて誘いに乗ると、エンディング1へ。FANTASY Is RUINED は直訳すると、台無しになった、みたいな。
ネタバレの続き
ルイの勧誘を断ると、ルイは恐王星へ。追いかけてバトル。
アーキタイプを使えるルイを倒す→ルイが逃げる。鎧戦車で追う。
追いつくと、再度ルイに大量のマグラ流し込まれて巨人になりかけるが、心臓を自分で破壊する主人公。そこで、モアの元へ転移して助かる。モアは小説の世界が現実であり、ルイに支配された世界が幻想であると主人公に語る。
エンディング2:FANTASY IS ONLY FICTION
この世界を受け入れると、エンディング2へ。
エンディング3:FANTASY LIVES ON…
ネタバレのつづき
モアを否定して元の世界に戻る決断をすると、モアの正体はユトロダイウス5世、つまりは王の心だったことがわかる。パパを倒すと、キングのアーキタイプへ(たぶん全部のアーキタイプを履修しないとキングになれない)
元の世界に戻って、ニンゲン化したルイを倒したらおしまい。
謎の声の正体は、ママだったことが判明。モア(パパ)も消えて、王子が無事に選挙で1位に。
王になった主人公と、国の要職になった仲間たち。1年後、再び旅に出る様子が描かれてエンディング3:FANTASY LIVES ON…へ。冒険はつづく
竜の試練
攻略情報の項で綴っています。こちらは一周目でもなんとか倒せました。
裏ボス(赤い本)
竜の試練をクリアしても、モアのいる部屋の赤い本を開くことが出来ませんでした。なので、アーキタイプのキングを履修するしかないのでしょう。。。僕は無理でした。
倒すと、エンディング3に会話が追加されるそうです。
追加DLC・完全版商法は難しそう
これだけきれいに話を終えると、追加DLCは難しいでしょう。王立魔法学院跡地で、過去に何があったのか……など、前日譚みたいのはアリかもしれませんが、本作をクリアした人の多くは望まないと思います。
僕から言えるのは、『FF16』のような失敗をしないでほしい、ということですね……。構成も似てますし、、、まあ、それでも、アトラスさんは理想を実現させるために何かしらの完全版商法を打ち出すかもしれないですが……笑
続編があるとすれば
メタファーシリーズ……として、小説が受け継がれるような展開はありそうな気がします。キャラはつながってなくても、理想をあきらめない、みたいな信念は受け継がれる、みたいな。
もしくは、マリアが成長して、世界を巡るような話も面白そうです。
ゾルバがまだ生きていた、とかやだなあ。杉田智和さんなのがなあ……声優さんの知名度は、キャラの重要度に直結する可能性が高いため。
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攻略情報
不遜の塔 ドラゴン 星の毒を喰らいし者の倒し方
黄金蟲を集めると、ブライハーヴェンで貰えるアクセサリーがあります。それをつけましょう(僕は倒した後に交換しましたが……)。料理の兎の解毒焼きも必須。
あらゆる全てを反射してくるので、ジュナで風弱点付与→ユーファで鷲獅子王召喚を繰り返して倒してました。
盲信の塔 ドラゴン 灼熱を喰らいし者の倒し方
レベル54、ビギナーで倒した方法です。
まずは、ユーファの兄に、天気を晴れにしてもらいましょう。
先手必勝のゴリ押しが絶対に良いです。こちらの能力下げが長引くとズルズルいくため。
行動パターンはほぼ決まっています。3ターン目に魅了ブレス、4ターン目に9999ブレスでゲームオーバーになります。
魅了に関しては運ゲーでしたが、9999はマカラカーン・炎神の赤足袋(教会で足袋を浄化して入手)・かちこち蜜菓子で反射可能です。特に、炎神の赤足袋は必須で、炎攻撃を反射するのでこちらのターンになります。あと、ヒュルケンベルグ:ダークナイトが炎無効なので、有利に。主人公:プリンスの英雄の叫びも必須です。
ラクンダで防御を下げたり、全能黄金鍋でこちらの能力を上げつつ、ジュナで弱点付与→ユーファで弱点をつけばOK。出来れば、ユーファはロイヤルサマナーにしておきたい。僕の場合は、雷付与でした。
1ターン目は、必ずガリカにプレスターンを増やしてもらいましょう。10回くらいやって良い乱数を引かないと倒せなかったので、もっと他にあると思います。が、とりあえず僕のプレイングではこんな感じです。
邪見の塔 ドラゴン 文明を喰らいし者の倒し方
灼熱を喰らいし者を倒した装備と仲間でOKです。ヒュルケンベルグをパラディンにして、聖騎士の名乗りを毎ターンさせておけばOK。一番強くないかも。
全ての人の魂を喰らう者
終末王魔法・アーマゲドノで、9999でゲームオーバー。どうすれば……って場合は、反射する装備を外せばOKです。アトラスさんってこういうことするんですよね……。
初代王に仕えた妖精との会話を聞くことが出来ます。また、主人公専用の装備を貰えます。
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まとめ
王道RPGのプロットを丁寧に再現した、完成された世界観の作品でした。
『テイルズオブアライズ』のようで、『ライザのアトリエ』のようで、『ドラクエ11』のようでもあり、『FF16』のようで、『十三騎兵防衛圏』のようでありますが、、、やっぱりアトラスっぽい作品だと思います。
ただ、他のゲームやマンガ、アトラス作品の経験によって、評価は大きく変わりそうな気がします。特に、プレスターンバトルについての評価ですね。個人的にも神ゲーとは言えませんが、王道ゆえの面白さはありましたし、ニンゲンのデザインに惹かれる側面はありました。面白かったです!
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