【2023年4月18日 2023年4月の様子など追記・更新】
佐賀県武雄市にある「御船山楽園」に、つつじを見に行ってきました。写真は2019年4月20日と、2022年4月22日のものです。
御船山楽園(みふねやまらくえん)とは
御船山山麓にある武雄領主鍋島茂義の別邸跡(造園は1845年)で、15万坪もの広さを持つ大庭園は、平成22年2月に国登録記念物に登録された。
3月下旬になると2,000本の桜(染井吉野・八重桜など)が御船山の切り立った断崖の緑を鮮やかな色彩に引き立てる。
4月中旬から5月上旬にかけては、20万本のツツジ(久留米つつじ・霧島つつじ)や藤(白房・紫房)や石楠花が、紅・朱・白・桃と華やかな色彩の世界を創り出す。特にツツジの開花時期には広い園内が一面、ツツジの絨毯を敷き詰めたようになる。
夏は自然とアートが一体となった、幻想的なあかりの世界を体感できる。
つつじを見に行ってきた! (花まつりレポート)
シーズン中の御船山楽園には、臨時を含めた駐車場が3~4つあります。なので、満車で停められなくなる……という事態には、おそらくならないでしょう。
ただ、入口に最も近い駐車場↑↑に停めるのは難しそうです。駐車場には案内人がいますので、指示に従いましょう。僕らは10時頃に行き、比較的離れた駐車場へ案内されました。
結果、シャトルバスに乗ることに……。
しかし、待ち時間はほぼなし。パンパンに詰め込んで発車するわけではなく、ある程度の人が乗ったらタイミングを見て発車してくれます。行きも帰りも待ち時間1分以内でした。御船山楽園の入り口まで、シャトルバスで3分ほど。
入園料金は、大人700円、子供300円。時期によっては、ライトアップも行っています(基本情報の項で後述)。
入り口です。記念撮影スポットでもあります。家族連れや年配の方が多めでした。
ドローン・ペット同伴は禁止。他にも、ブルーシート・アルコールのお持込みは禁止。
車椅子はOKです(実際にいました)。車椅子は貸し出しも行っています。
しばらくすると池があり、景色が拓けます。標高210メートルの御船山は、約300年前に有明海から隆起して出来た山だそう。
ライトアップの装置も所々に。
中間地点あたりに、茶屋があります。かりんとうの良い匂いが漂っていました……! ここまで徒歩10分ほど。
そして……
よく見る写真の景色ですが……想像よりも遥かに広大な景色が広がっていました。一気に拓けるので、「おおー!」とか「すごーい!」という感嘆の声が聞こえてきます。大楠も非常に立派で、存在感抜群。
つつじの色のバランスがこれまた素晴らしい……。写真が撮影しやすいのもポイント。久々に、感動しました。
早速、つつじの中へ突入。
ただただ、美しい。
先程の写真撮影スポットを、つつじの中から撮った画像。次はもう少し上の方へ。
写真撮影スポットを、つつじの中から撮った画像②。全国の観光地を巡っていますが、景色の美しさに対して人が少ないですね。
次は、花見台へ。
花見台は……つつじが見えないのでビミョーでした笑。期待しない方が良いよ、とすれ違った女性に教えていただいたのですが、まさにその通り。ただ、ライトアップのときは綺麗みたいですよん。
帰り道に、もう一度このスポットを通ります。……たまらん。
推定樹齢200年と言われる大つつじ。
新緑の春もみじも美しい。紅葉の時期も賑わいます。
粉茶と串団子セット500円。池を眺めながら畳の上で食べることが出来るので、風情があって良いですよね。
あとは、藤も有名です。なんと樹齢170年。この日は、五分咲き。
出口付近にあった、ハートの形っぽい花
出口と、隣接している物販所です。 つつじが美しい場所には蜂が飛び回っているので、蜂蜜なども売っています。
ライトアップは別料金。昼と夜、どちらに行くべき?
レンタカー屋さん、観光案内のスタッフさん、電話口の人など、武雄温泉駅周辺の方に聞いてみました。
「どちらもきれいだけど、、、」という前置きの後、昼と夜でちょうど半々に答えが割れる事態に……。17時から御船山楽園にいても、18時半になれば料金が発生する仕組みになっています。
一番良いのは、隣接しているホテルに宿泊して、どちらも行くことでしょう。個人的には、昼を推しておきます。
基本情報・アクセスなど
- 住所:〒843-0022 武雄市武雄町大字武雄4100
- 電話番号:0954-23-3131(自動音声ガイダンスあり)
- ホームページ:https://www.mifuneyamarakuen.jp/
Facebookに開花状況がこまめに更新されています。つつじの見頃は、1週間ほどでしょうか。 - 営業時間:年中無休 8:00~17:30(時期により営業時間が変更します。) ライトアップは18:30〜(昼間とは別料金が必要)
イベント開催時期
- 花まつり(3月上旬~は桜・4月中旬~はつつじ)
- 夏のあかり(7月中旬~お問合せ要)
- 紅葉まつり(11月上旬~12月上旬)
武雄温泉駅南口から、JR九州バス(嬉野本線)も出ています。ゆめタウン行きのバスで、御船山楽園まで15分ほど。
2023年のつつじ満開時のライトアップはなし
2022年に続き、2023年もライトアップはないそうです。
2022年4月22日の様子
ライトアップは2023年もしないそうです。
2023年4月17日の様子
2023年4月17日の段階で、例年よりもつつじが色褪せている印象を受けました。実際のところ、花のピークが数日過ぎており、枯れ始めも多かったです。ピークに合わせて行くことの難しさを感じた年でした。
景色が拓ける前のつつじや、藤は綺麗でした。
周辺のおすすめ観光
武雄温泉駅のカイロ堂
武雄楼門
この辺りに温泉宿が固まっています。
武雄市図書館
TSUTAYAを経営するCCCが運営していることで一躍有名になった図書館。地域の図書館としては革新的な部分が多く見られたこともあり、面白かったですね。
大楠
武雄市には、大樹が4本もあります。そのうち記事アップします。巨樹ランキング5位の大木も……!!
【日本の巨樹ランキング】1位の蒲生のクスが凄すぎた…!!(1~20位の紹介も)
関連記事
長串山公園(長崎県佐世保市)のつつじもハンパない!!
コメント
4、5年前に「嬉野温泉」に旅したことあるんですよ。そのとき、武雄駅から嬉野までは乗り合いバスで、武雄駅からしばらく進んだら、その山が見えてきました。こんなにツツジがきれいに、いっぱい咲く名所とは知りませんでした。
みたかったです(でも初冬だったからムリですね)。
ももさん、感動されてよかったですね。
かめきちさん、コメントありがとうございます!
武雄から嬉野ですか!あまりにタイムリーな話題だったので興奮しました笑
嬉野温泉のシーボルトの湯に行こうか考えたのですが、今回は佐世保方面に行きました。嬉野のどの辺りを堪能されたのか、気になりますね笑
武雄市ってこの御船山楽園の大楠を含めて大樹が四本あって、それがとても印象的でした。また記事にしたいと思ってます。
桜とはまた異なる趣がありました。かめきちさんも書かれていたと思いますが、春をまた迎えられることに喜びを感じます。
コメントありがとうございました★
こんばんは。
その時はほとんど武雄のことは知らないのでした。ただ嬉野からの帰りに有名な楼門に
より、温泉に浸かりました。正確には熱くて足を沈めただけ(笑)
嬉野ではもちろんシーボルトの湯に行きました。大正館という宿に泊まりましたよ。
いい湯でした。シーボルトの湯以外も街をうろうろしました。ほんとによかったです。
かめきちさん
嬉野の大正屋のお風呂、ハンパないですね…!
なんというか、人が辿った旅路を僕が行く→記事にしたら面白そうだな、と思いました。
嬉野もそのうち行って記事にしてみます!★