【2024年1月19日 追記・更新】
2023年12月1日に発売したNintendo Switchソフト『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』をクリアした感想・評価などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。
ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 とは
魔族の王子ピサロがモンスターを仲間にしながら冒険!
本作で登場するモンスターは500種族以上!
これまでのシリーズから配合システムが進化し、新たな組み合わせで、おなじみのモンスターや魔王、初登場の魔物などさまざまなモンスターを生み出すことができます。
さらに、通信機能を使って世界中のモンスターマスターと対戦することも可能です。
さあ、最強のモンスターマスターを目指して旅立ちましょう!
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
CERO:B
クリアした感想・評価
DQ4のピサロの歴史が変わるストーリー
本作の主人公はピサロ。ドラクエ4(以下DQ4)の登場キャラでもあります。魔族と人間の間に生まれたピサロは、幼少期から迫害を受けながらも、母からは人間を恨んでもダメ・魔族を恨んでもダメと言われて育ちますが、、、
母の死をきっかけに、魔界にいる父親(ランディオル大帝)の元へ向かうピサロ。しかし、魔物を攻撃出来ない呪いをかけられた挙げ句、時空の果てに飛ばされてしまいます。
その後、対抗手段としてモンスターを使役するモンスターマスターになる→最終的に父を倒す、というのが大筋の流れです。
人間にも魔族にもなれず、、、みたいな描写がメイン。
DQ4のピサロは凄惨な過去があった、と設定にはあった気がしますが、それらが本作ではしっかりと描かれています。
また、DQ4ではデスピサロに姿を変えてしまうピサロですが、本作では同様の流れも描きつつ、正規ルートとして異なる展開も描いている点は面白かったですね。DQ4をプレイしていると総じて楽しめると思います。
DQ4のキャラが続々と登場。アリーナ、ブライ、クリフト、マーニャ、ミネアなど。トルネコとライアンはスクショし忘れてます、、、笑。すまぬ。
友人も言っていましたが、本作はピサロの歴史改変・ifストーリー・パラレルワールドなどと言えるかもしれません。面白かったです! 具体的な内容は重大なネタバレになるので、後述しています。
初心者・初見プレイに配合は厳しい
金色のものを中心に配合していましたが……それだけでは❌。全然足りなかった
DQモンスターズには1と2があり(どちらもリメイク版がある)、本作はその3作目です。加えて、派生作品のDQモンスターズジョーカーもあって、こちらも1~3があります。
僕がプレイしたのは、ゲームボーイの初代モンスターズ1のみ。ロックちょうのHPが高かったな~くらいしか覚えていません。つまり、予備知識+経験ほぼなしで本作をプレイしたのですが、配合がま~わからなかったですね。攻略サイトを見れば良かった、とクリア後になって感じています。
Sランクはグランスライムしか作れなかった……
と言うのも、X、S、A~Gクラスのモンスターがいて、裏ボスクリア時に最強のXランクのモンスターは0体・Sランクは1体しか作れてなかったから(作る必要性もなかった)。
公式サイトより引用
X、Sランクは歴代のDQシリーズのラスボスを中心に構成されているので強力なのですが、僕はそれらを拝むことなくクリアしてしまったわけです(逆に言えば、ランクが低いモンスターでも上手くやればクリア出来る)。
ただ、配合して強力なモンスターを生み出すという本作の醍醐味を味わえていた、とは思えません……。
もっとNPCと配合したかった。ヒントが少ないんだよなあ、、、。ただひたすら地道に配合を繰り返すのはキツイ。
配合以外にもタマゴがあったり。厳選などもあるようです。
なので、初見・初心者の方は、効率性を無視して配合しまくるor攻略サイトを見る……どちらかした方が良いと思います。
ゲームバランスに難あり。序盤の難易度は高いが、終盤はヌルゲーに
バトルは2倍速、おまかせ戦闘のシステムで完全に自動化出来るのは◎。でも、テンションがなかったり、アクションや演出も一般的。バトルが面白い作品ではない。
「これ負けイベじゃないの?」と思ったのは、ジンマー将軍というボス戦でした。既存のDQシリーズとは異なるダメージ乱数で、MP消費も激しめ。序盤~中盤にかけては配合しても強いモンスターがなかなか出来た感覚がなく、コツも掴めない……。面白くないし、作業も多いし、これ詰んだかも……と感じたほどです。
仲間にしたいモンスターは、スカウトアタックの成功確率が低すぎる。しもふりにくプラスαを与えた上で倒す→起き上がってくれるのを祈った方が良いかも?
配合するためには、2体のモンスターが必要です。なので、配合以外にも、スカウトアタックor倒した後に起き上がってもらって仲間にしなければなりません。
このスカウトアタックが面倒くさいんですよね……当たり前ですが、強いモンスターは低確率で、弱いモンスターは高確率で仲間になります。肉をあげても、効果は微々たるもの。スカウトアタックよりも、肉をあげて倒す→起き上がってもらうことに期待した方が良い印象です。
ボスを倒した後に、そのエリアにピサロの名前が知れ渡って仲間にしやすくなるとは言え、わざわざ再訪問することはほぼしなかったですね……。
スライムダークが生まれてガラッと変わったが、それまでが大変だった。暗闇スキルが強すぎる
しかし、スライムダーク→スライムジェネラルが生まれてから、1ターンに2回行動するモンスターでスタメンを固め、配合を繰り返して強力な特技を継承させていく……という指針にシフト。無駄な配合を省くことで、結果的にラクにクリアしてしまった→本作の醍醐味を味わえてない~となるわけです。
個人的には、XやSランクのモンスターが数体いなければ進行出来ないような場面がほしかったと感じています。
有料DLCに課金した方が良い理由
プレイしていると、一回仲間にしたモンスターをもう一度欲しい! もう一度配合したい! という場面はものすごく多いです。本作は『女神転生シリーズ』の悪魔全書みたいに、金を払ってモンスターを呼び出すシステムがないんですよね、、、。
なので、通常版を購入した人は、追憶のモグダンジョンだけは絶対に課金した方が良いです。一度仲間にしたモンスターが再登場するダンジョンで、これがないとゲームとして成立していないレベルの作業を強いられると思いますね。
正直、有料DLCにすべきコンテンツではないと考えています。『女神転生シリーズ』で悪魔全書を有料DLCにしているようなモンですから。スクエニは汚い商売するなあ……というのが率直な感想です。が、制作にも事情があるでしょうし、仕方ないと思います。
僕は、時の無限ボックスも課金しました。経験値がアップする元気玉・超元気玉が貰えるのでおすすめではある
また、Lサイズ主体でパーティを組みたい人にも必須だと思います。サイズ違いのモンスターをかんたんに集めることが出来るのも利点です。ただ、リポップしない・ランク全体から10体くらいがランダムで選ばれるので、目当てのモンスターが登場するとは限らない、などのクソ仕様もあり。
課金させておいて気になる点も残す、というのは、なんか締まらないなあ~と思います。
ニンテンドーストアで購入後、何もしなくてもゲーム本編に自動でダウンロードされる。ものすごくスムーズでイラッとする笑
選択肢の意味がない。ロザリー・ベネットのキャラ描写が足りない(ややネタバレ注意)
アゲぴぴの出番は少なすぎ
DQ4をプレイ済みであれば、メインストーリーは楽しめると思います。ただ、一つのRPG作品としての描写はイマイチ。特に、ピサロの仲間キャラが深掘りされるようなサブクエストもなく、関係性が深まるような描写も少ないです。
なので、プレーヤーが置いてけぼりになると言いましょうか、、、いつの間にそんな距離が縮まったん!? と思ってしまう展開が個人的には多かったです。
エルフのロザリーは、本作のヒロイン枠でしょうが、、、完全な主従関係だと思っていたのに、急にずっと二人で……とか言い出して「こいつの距離感どうなっとんや」と思ったり。方言もこの1回のみ。設定はあるのに描写が足りず、勿体ない。
最終的には、一生の相棒呼ばわりしてきますが、相棒感があるかと言えば、かなりビミョーなところ。
魔法研究家のベネットも同様です。主人公のピサロが喋らないので、敵に対してプレーヤーの気持ちを代弁する役割だけの存在やったなあ、、、(それも出来ているかはビミョーですが)という印象でした。魔法を研究する描写もなければ、研究するに至る過去などもなし。
また、重要な選択を強いられる場面があるのですが、あえてハズレを選ばないと見れないムービーがあると思われます。そのムービーがDQ4の本来のピサロの結末なので、その場面では事前セーブ推奨です。
Switchのゲームですし、限られた容量を考えると優先させないのも仕方ないのかもしれません。
ダンジョンの謎解きがやや難しい
どのエリアにもボスがいて、困っているモンスターがいます。ボスを倒すことで名を轟かせる→そのエリアのモンスターが仲間になりやすくなる、みたいな流れ。
各エリアごとにダンジョンがあり、後半はなかなかやりごたえがありました。ちなみに、モンスターはシンボルエンカウント。
そう言えば、移動速度に不満がある方もいるそうです。旧作ではモンスターに乗ることが出来たそうですが、本作ではなかったと思います。DQ11の馬のように、モンスターを跳ね飛ばすような仕様があれば良かったと思う一方で、それほど広いMAPではないので……。
エビルプリーストの隠れ家は、少し迷う。
謎解きが多めで、やりごたえもありました。ただ、シンボルエンカウントを無効にするアイテムがないはストレスでしたね。
甘味楼の魔界はアイデアとして好き。はぐれメタルもちらほらいました。
グラフィックはトレジャーズと同レベル
Switchのゲームで、グラフィックについて言及するのは野暮かもしれませんが、、、やっぱり気になるんですよね。画面がカクカクする処理落ちもあります。ですが、これはソフトが悪いのではなく、Nintendo Switchという機器の問題です。限られた容量の中で制作しなければならないため、負担をかけているのは事実でしょう。
ここ数年、任天堂は次世代機を出してくれ、とこのブログで何回も綴っておりますが、、、いつになるんでしょうね……。
ちなみに、トレジャーズは個人的にクソゲーに近い評価です(発売時にクリアした段階で。現在はわかりません)。
小ネタ・その他の気になる点
モンスターが近寄った時だけグラフィックが美しく見える。
今はこんな事をしている場合ではない という字幕が出て欲しかった
追憶のモグダンジョンでは、テリワンの井戸BGMを思い出しました。ドラクエシリーズって、もう新しいBGMは出さないんですかね……?
当時の話、、、サンタさんにお願いしてGETしたゲームボーイのテリワンですが、レベルが常に99&全ての数字が99で、完全な不良品でした。サンタさんの文句を言ったら、親にぶっ叩かれた記憶があります……笑。その後、交換して無事にプレイ出来た思い出。
DQ6で仲間にした思い出あり。しかし、はぐりんを仲間にしたデータが消失……あのBGMとセットでトラウマです……。
いどまじん……。。。見たくなかった
名前は自由に入力可能ですが、一部は入らない(仕方ない)。あと、系図を画面よりも遡ることが出来ないのは酷いな、、、と。せめて5世代くらいは系図で示してほしかった。
モンスターの生態系を見ることが出来るのはトレジャーズと同じ。ずしおうまるは体格的に遊びにくそう。
ボス戦や高ランクモンスターの配合に効率を求めると、どうしてもリセマラをすることになります。特に序盤~中盤で、しもふりにくを複数個あげたのに仲間にならない場合など。ゲームを落としてからの再起動するまでに時間がかかるのも、本作の好きじゃなかった点。ロードも少し長い。
モンスターの表情が可愛いと思う一方で、寝ている顔だけしかない。これは悲しいなあ、、、と。ポケモンXYのポケパルレみたいに、たわむれる機能があれば神ゲーだったかも。
声優一覧
ピサロ:小野大輔
ロザリー:上田麗奈
ベネット:松岡禎丞
アゲぴぴ:直田姫奈
勇者ソロ:草尾毅
アリーナ:中川翔子
クリフト:緑川光
ブライ:チョー
ライアン:杉田智和
トルネコ:茶風林
マーニャ:沢城みゆき
ミネア:日笠陽子
ホイミン:高野麻里佳
リュノ:斉藤壮馬
ディオロス:三宅健太
などなど 敬称略
クリア時間・クリア後
クリア後は、裏ボスへのストーリーが始まります。また、闘技場のSランクに挑戦可能になります。
クリア時間は、ラスボスは35時間・裏ボスは37時間ほど。ですが、時の無限ボックス待ちで結構放ったらかしていたので、あまりアテにならないかもしれません。
また、前述したように、過去作をプレイするor攻略サイトを見て、配合を徹底的に楽しんだ方が良いと感じています。クリア後は、配合する気にはなれませんでした。
おすすめモンスター
序盤
メタルハンター(からくりエッグ×さまようよろい)
キラーマシン→キラーマシン2にするためにも必須ですが、、、僕は最後の方に作りました。と言うのも、序盤は物理攻撃が弱いため。強いスキルを受け継がせていく方が大切なので、MPが高いモンスターの方が強かったです。
スライムナイト(スライムタワーなど×シールドこぞう)
2回行動することがいかに有利であるかを教えてくれるモンスター。さすがピエール。
キングスライム(もりもりスライム×2)
タンク役として優秀。配合の素材としても優秀。Lサイズはめちゃくちゃデカイ。
スライムダーク:どうやって配合したのか忘れました………が、金色で出てくれて配合しました。暗闇スキル(やみの息・ドルマドン・黒くかがやく炎)がマジで強すぎる。最終盤まで使えるスキルです。このゲームの難易度がガラッと変わったモンスター。
ジンマー将軍を倒したパーティ。この時、スライムダークだけが別格で強かったです。
中盤
スライムジェネラル(キングスライム×ダークペルシャ)。
ダークペルシャは、スライムダークから作りました。説明は貢献度ランキングで後述。個人的に、本作の最強モンスターです。
Aランクのゴッドライダーも悪くはないです
終盤
リーズレット(スノーホムンクルス×メルトア)
かわいいけど、炎に弱いのがかなりネックで使いづらい。でも、DQ11をプレイした方におすすめ。Twitterで配合を知りました。
キラーマシン2(キラーマシン×キラージャック)
最強の物理アタッカーですが、強くなったのは攻撃力を上げる配合をしてから。MPが低いので、マジで攻撃力を上げないとなかなか使い物にならない。Aランクのさそりアーマーとの相性が最高でした。
ゴールデンスライム(メタルキング×ゴールデンゴーレム)
このゲームのチートモンスター。みがわりが強すぎて、それだけでラスボス・裏ボス・闘技場Sランクもクリア出来てしまいました……。アップデートで調整を入れた方が良い強さ。配合したてはHPが低いので、タンク役との配合推奨。
貢献度ランキング
僕が配合をする必要性を感じなくなったスタメン
1位:スライムジェネラル……その強さに気付いてから、常時2体入れてました(途中で1体ゴッドライダーにした)。スライムナイトの後を継ぐ、という意味でも最高の配合で、役割だけでなくデザイン的にもお気に入り。スキルにも依りますが、ゴッドライダーは上位互換のようでそうでもない印象です。
攻撃スキルも豊富で、極大・特大系のスキル(ジゴデイン・黒くかがやく炎・ドルマドン・かがやく息・しゃくねつ・サンドブレス・ビッグバン・ギラグレイド・ひかりの息など)、バイキルト・フバーハなどの補助、ザオリク・ベホマズンなどの回復を2体で分担して覚えさせていました。
すばやさが低いことだけが難点ですが、作戦を いのちだいじに に設定→後攻ザオリク&ベホマズンが安定。ゴールデンスライムとの相性は我ながら完璧でした。
2位:ゴールデンスライム……作戦を サポートたのむぞ にすると、「みがわり」をします。呪文や特技があまり効かないメタルボディ持ち+全員の攻撃を引き受ける「みがわり」が強すぎて、終盤がヌルゲーになった原因。ラスボス・裏ボス・闘技場のSランクそのどれもが、みがわり+後攻ザオリク・ベホマズン戦法で勝ててしまいました。HPを高め(最高は300くらい)にして配合し直すことだけが大切かも。
メタルキングから配合出来るクリスタルスライムや、Sランクのグランスライムは物足りなかったです。
3位:スライムダーク……やみの息、ドルマドン、黒くかがやく炎を覚えるスキル「暗闇」のおかげで、このゲームの難易度がぐっと下がりました。
4位:スライムナイト……DQ5のように勇者代行とはいきませんが、Fランクとは思えない万能性。
5位:キラーマシン2……1ターン2回攻撃が可能な物理アタッカーで、つるぎのまい・ばくれつけん・煉獄火炎などを連発。攻撃力を上げるために配合を繰り返す必要あり。
Lサイズモンスターはおすすめしない
ゲーム的な観点から面白いとは思う一方で、個人的には使えず。1ターンに2回行動する可能性があるモンスターを積極的に採用していたことに加え、配合・育成の枠を取るのが難点でした。Lサイズだからといって必ず2回行動するとも限らないので、そのモンスターの特性を見極める必要があります。
また、仲間にするのも一苦労なので、ロマン枠という印象です。
ネタバレ
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エンディングまで
モンスターマスターとして道を歩むピサロ。地獄の帝王:エスタークが復活したとマスタードラゴンから知らせを受けるも、従える=魔族として生きることをピサロは決める。「勇者がいるから魔族は勝てんけど、それでも魔族として生きるの?」とマスタードラゴンに言われるが、その道を確かなものに。天界・人間とも決別して、ベネット君ともお別れ。
三界魔王ザガンギエルは、ピサロを新たな魔王として迎え入れるために、ランディオル大帝(魔界を統べる魔王)を倒す準備をしていた。ピサロは魔物の城デスパレスを手中に収め、名をデスピサロと改める。
DQ4の始まりのような場面。本物の勇者は魔物が去った後に地下から出てきて、復讐を誓う
人間を滅ぼすことを目的に行動するピサロは、脅威となる勇者の情報を仲間から聞いて村へ視察に。そこで、ピサロの異母兄ディオロスがデスピサロの名を語り、偽勇者を殺すのを目の当たりにする。
なんだこのエロ同人みたいな展開は……
進化の秘法を研究していたアグルカが、ホイミンを女体化させることに成功(このホイミンは、ライアンの連れていたホイミンかも?)。魔界を統一する過程で、ホイミンから人間と魔族の架け橋になれると言われる。
ロザリーからは、人間を滅ぼす野心を捨ててほしいと懇願されるが、もちろんスルー。
ピサロは、異母弟リュノに出会う。自らが王になるための謀略をピサロは阻止する。
地獄の帝王エスタークは三体いる。ロザリーの制止も虚しく、ピサロはその復活を手伝う。復活後、自ら従えるためにその中の1体の元へ向かうと、勇者一行と鉢合わせになる。しかし、ロザリーが人間に拐われたとマスタードラゴンより通信が入って、急いで戻ることに。
マスタードラゴンより運命の選択を迫られる。拠点に急いで戻ると、拐われたはずのロザリーと、決別したベネットがいる。どちらも相手がニセモノだと主張しており、ピサロは本物を見抜く選択を強いられる。
ロザリーを選ぶと、ベネットはその場を去る。そして、ロザリーはニセモノだったことが発覚。本物のロザリーが死亡し、ピサロは怒りからエスタークに姿を変え、最終的にはデスピサロになってしまう……という一連の流れを見ることが出来る。
これが本来のDQ4のストーリーの流れ。ただ、ここは明らかにロザリーがニセモノだと分かるので、あえてロザリーを選ぶことをおすすめしたい。
バッドエンドかな~と思っていたら、ときのすなで時間を戻したベネット。再度選択する場面に。
もう一度ロザリーを選んでもループするだけ。ロザリーもベネットも好きじゃなかったので、人間を滅ぼす展開にならず個人的には残念でした。
ベネットを選ぶ→ニセモノのロザリーを倒す→本物を探しに行くと、助けが間に合って無事だったロザリー。ベネットという人間のおかげでロザリーが助かった経緯もあり、ピサロは人間を滅ぼす野心を捨てる。そして、ベネットも再加入。
ランディオル帝王を倒してピサロが魔王になる→人間との共存を実現する野心を持つことに。
ロザリー誘拐の件は、エビルプリーストが仕組んだ罠だったことがわかる。エビルプリーストを倒すと、奪われた2つの魔石:トラベライトとクロノライト を取り戻したことで、古代エルフ王国の女王:エルゼトが復活。失われし大地を元に戻して、新たなエリアへ。
魔界で守護四帝を倒して城に乗り込むも、異母兄ディオロスの襲撃に遭ってピンチになるピサロ。しかし、勇者一行が登場して共闘→ディオロスを倒す。勇者との雌雄を決するのは別の機会に。
ちなみに、ピサロの母:ミオレは、人間界のお姫様だったことが聞ける。そして、魔界から逃げた過去があるとも。
進化の秘法で第二形態になったランディオル大帝(ラスボス・父親)をも倒し、呪いを解いてもらって去る。
パパを倒すと、ベネットくんに一生の相棒認定される。ウザすぎる……
魔族として生きるのではなく、人間として生きるのでもなく、ピサロとして生きていく……みたいな感じでおしまい。
裏ボスクリアまで
異母弟のリュノが、最後の一体のエスタークを見つけたから一緒に行こう! とピサロを訪問→そのエスタークを倒す。
かつてマスタードラゴンを裏切り自ら神になろうとした天空人イシュカは、世界を再構築するために災いの子として三体のエスタークを生んだが、異界に封じられたことがわかる。エスタークを倒したことで、そのイシュカを復活させるリュノ→イシュカを倒す。ここで、リュノの目的が発覚。
リュノの真の目的は、自身のママに会って世界を作り直すこと。異界そのものに姿を変えてイシュカを封印した巫女がリュノくんのママだったので、エスターク→イシュカを倒して異界を解放→ママには会えなかったから、ピサロを利用した形になる。三人で一緒に新しい世界で生きよう、と提案するリュノくん。
リュノの提案を受けても断っても、結局断る流れになってバトルに。中二病っぽい短歌を詠むリュノくんとそのスタンドを倒しておしまい。
リュノくんを倒した後には、Lサイズのスライムがなぜかいる
闘技場のSクラスのボスは、モンじい。優勝商品は、受付係のお姉さんの心とアイテム(経験値アップ系だった気がする)。
魔界のエクサ・アリーナのSランクのボスは、マスタードラゴン(なんでだよ笑)。マスタードラゴンは本作でも評価を落としたと思います……笑。
おしまい。一つ気になったのは、勇者VSピサロのバトルが描かれなかったこと。to be continued とエンドロール画面にもあったので、続編で描かれるのかな?
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まとめ
基本的には面白かったですが、気になる点も多めでした。
初見や初心者に厳しい配合、課金前提のシステム、スライムジェネラル2体+ゴールデンスライムで裏ボスをも完封出来るゲームバランス、登場キャラの描写が少ないが故の距離感のモヤモヤ、そして実質的に無意味な選択肢が特に残念でした。
とは言え、新しいモンスターズをリリースした、という事実に大きな意味があると思います。続編もあると思われますし、DQ12も期待しております。
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