2024年7月4日にPS5・Nintendo Switchのパッケージ版が発売された『リードオンリーメモリーズ:ニューロダイバー』をクリアした感想・評価・ルート分岐などの攻略情報などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。
リードオンリーメモリーズ:ニューロダイバーとは
『2064:リードオンリーメモリーズ』の続編『リードオンリーメモリーズ:ニューロダイバー』がついに発売!
将来有望なエスパーのES88に、他人の記憶を破壊する謎のサイキック“ゴールデン・バタフライ”の捕獲指令が下された。サイボーグの同僚ゲイトと、サイキック生物ニューロダイバーを引き連れて人々の記憶を修復し、ゴールデンの悪行に終止符を打つ“サイファイ”アドベンチャーがついに登場!
公式サイト:https://chorusworldwide.com/neurodiver_jp/
ジャンル:サイバーパンクアドベチャー
プレイ人数: 1人
CERO:A
クリアした感想・評価
ストーリー構成はシンプル
●記憶は消えても…真実は消させない!
将来有望なエスパーのES88に、他人の記憶を破壊する謎のサイキック、“ゴールデン・バタフライ”の捕獲指令が下された。サイボーグの同僚ゲイトと、サイキック生物ニューロダイバーを引き連れて人々の記憶を修復し、ゴールデンの悪行に終止符を打つ“サイファイ”アドベンチャーがついに登場!
主人公のES88は、超能力を有するエスパー人間。ニューロダイバーという人工生命体を使うことで、他人の記憶の中に入ることが出来ます。この能力を使って、ミネルヴァ社のために働くES88が描かれます。
ES88が働くのは世界的な大企業:ミネルヴァ社。そのトップがフォルトゥナ。
しかし、他人の記憶を修復することで、ES88が夢を見るようになります。その夢が自身の問題になるのですが、最終的にはそれを解決するような展開になるのが本作です。構成のイメージとしては『魔女の宅急便』が近いでしょうか、、、。仕事で落ち込むこともあるけど、みんなのおかげで成長して何とかやれてます、的な。
クリア時間が~5時間もないのであっさりしています。
続編作品としては期待外れ
本作をプレイしたいと思う方は、おそらく前作『2064: リードオンリーメモリーズ インテグラル』をプレイ済みかと思われます。僕自身もそうです。ただ、前作のあらすじの復習はなく、登場キャラも刷新されています(ES88が訪れる先で登場はする)。なので、何も情報を入れないままプレイすると、つながりもなかなか見えてきません。
あくまで前作プレイ済みの場合に限ると思いますが、、、(前作の要素を期待していると本作の設定を楽しむことが出来ずに)ただダラダラと会話を見て、カーソル移動するだけのゲームになりかねません。
ニューロダイバーを使って人の記憶に入る→探索でアイテム入手(と言っても、カーソルを合わせて調べるだけ)→修復モードで、そのアイテムを正しく選択→記憶を取り戻すことでストーリーが進む という流れ。面白さはほぼない。
記憶の中に入るのならば、もうちょっとサスペンス要素や謎解きの快感が欲しかったです。選択肢に関しても同様で、より意味を持たせるような選択をさせてほしかったですね。
設定が似ている部分があってゲーム性が面白く、僕が好きな作品↓↓
だから、感情が動かされず、結果的に面白くない、という評価に至っています。前作のようなゲーム という期待を少しでも抱いていると、僕のように楽しめないかもしれません。
レクシーの親友:ダナ↑↑。これって、前作のデイナ↓↓じゃないんですかね? (英語表記はdina)もしそうならば、日本語翻訳に問題があると言わざるを得ません。
会話が多いゲームとして、疑問が残る設計がある
本作は、キャラ同士の会話がゲームの大半を占めます。ちなみに、日本語吹き替えはありません。
セリフを送るには、◯ボタンを一回必ず押す必要があります。押しっぱなしにすれば自動で会話送りが出来るわけでもなく、会話が自動で流れる機能もありません。
会話が面白い!! と感じている方はゆっくりと会話を追えるので良いと思いますが、問題はそうでない場合です。◯ボタン連打で早送りするわけですが、時折、選択肢が出てくるんですよ。
選択肢の中には、展開が変化する重要なモノもある。
選択肢が表示されると、なぜか自動的にカーソルが選択肢を指すので、ボタン連打してると、勝手に選択肢を選んで会話が進んじゃうんですよね。会話ログも見ることが出来ないため、会話が多いゲームとしてどうなの? という根本的な疑問がありました。
また、クエストログ(次に何をやれば良いのかを示すログ)を閉じる際には、カーソルを右上に移動させなければならないのが面倒くさかったです。この辺りの設計はよくわからなかったですし、好きになれませんでした。
最大の魅力はチューリング
ミネルヴァ社がハッキングされる
→それを探知して向かう家に向かう
→トムキャットとチューリングがいる、という展開があります。正直なところ、本作で楽しめた部分はここだけになります。結果的には、前作の方がすべての面において僕は好きだった、という結論になっちゃいますね。
チューリングの部屋もかわいい
その他・小ネタ
GS美神……? 昔のアニメなどに詳しい方はより楽しめるかも?
バグあり
一度、画面が停止したことがありました。どこを調べても全く進行しなかったため、オートセーブからやり直すことに。些細な問題だと思います。
クリア時間・クリア後
クリア時間は、分岐ルートを回収しても~4時間ほど。クリア後は特になし。
前作『2064: リードオンリーメモリーズ インテグラル』の思い出
チューリングの日本語もチャーミングだったなあ、と。
2021年4月に、『2064: リードオンリーメモリーズ インテグラル』をクリアしていました。内容をあまり覚えておらず、記事にもしていなかったのですが、振り返ってみると、チューリングが可愛かったなあ、と。
トムキャットは本作にも登場していましたね。
チューリングの喜怒哀楽が、とても良かった思い出。最後の方は暴走していたような?
また、デッカーを見て、怖っ! と思ったスクショもありました。プレイ中に与えられるこういった類の感情の変化が、本作は全く無かったですね。それが、前作との最大の違いになりました。新作ゲームばかりする生活をしていることもあり、良くも悪くも本作は記憶に残らない気がします。
超能力要素が入ったこの新しいアドベンチャーゲームでは、前作『2064:リードオンリーメモリーズ』からの古い友人逹と再開し、彼らについての個人的な部分をより深く知ることができますので、ファンの皆さまには、間違いなくお楽しみいただけると思います。
引用:公式サイト MidBoss / クリエイティブディレクター : John James (JJ) より一部抜粋
公式サイトを見ると、制作の方が上記のように綴っているので、僕はその意図をあまり感じられなかったことになります。申し訳ないです。
攻略情報・ネタバレ
分岐ルート
ミネルヴァ社にハッキングしたトムキャットの記憶を消すかどうかを迫られるES88。「やるしかない」or「記憶なんて消せないよ…」の二択。要は、会社を取るか、トムキャット個人を取るかという選択。
「やるしかない」を選択すると、トムキャットとチューリングに怒られますが、フォルトゥナには褒められます。
「記憶なんて消せないよ…」を選択すると、トムキャットと関係が深まり、チューリングも喜びます。フォルトゥナは少し悲しむものの、ハッキングの内容自体は問題ないため、特にお咎めなし。おすすめは、「記憶なんて消せないよ…」の方です。たぶん正規ルート。
トムキャットがお姉さんの話をしてくれます
「方法はあるかも…」or「これで終わりね…」
「方法はあるかも…」を選ぶと、ゴールデンと共存するようなエンディングに。16年も一緒に生きてきたんだし! みたいな。フォルトゥナから、エスパーは時限爆弾のようなもので、能力が暴走してしまうことがあると。フォルトゥナの顔の傷はそのためだと教えてもらえる。
「これで終わりね…」を選ぶと、ゴールデンが消滅。ES88は少し後悔を滲ませる。
どちらを選択しても、オフを満喫→ゲイトとデートをする流れになって、おしまい。
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まとめ
ゲームを通して何を伝えたいのか。それがあまり見えて来ない作品でした。他のレビュー記事と比べる(当社比)と、文章量も少なくなっちゃいましたね。
個人的にはつまらないと言うか、、、クソゲーとは言えないと思いますが、あまり面白くなかったです……。前作プレイ済みが故の期待が外れたままクリアしてしまったって感じです。世界観にもうちょっと触れたかったので、ボリューム不足もマイナスでした。
チューリングが出てきた時が一番うれしかった。前作が好きだった僕にとっては、それが最も印象に残った作品かもしれません。
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