【2024年7月19日 コレクションの場所などを追記・更新】
2024年7月18日に発売されたPC / Nintendo Switch / PlayStation 4 / PlayStation 5 / Xbox One / Xbox Series X|Sソフト『SCHiM – スキム -』をクリアした感想・評価・コレクションの場所などの攻略情報などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。
SCHiM – スキム – とは
影から影へ。小さな精霊となって見守る、何気ない日常の物語。
スキムとは、オランダ語で「精霊のようなもの」や「目の端に見えるチラチラしたようなもの」などを意味します。 影から影へ、ぴょんぴょん跳ねて移動する不思議な存在のスキムは、子供の頃には認識できていても、大人になるにつれ見えなくなっていきます。スキムたちはあらゆる影に存在していて、世界中のすべてのものが1つ持っています。決して本体と離れません。 ある日、ずっと見守ってきた人の影から、ふいに切り離されてしまった1体のスキム。手遅れにならないうちに元の場所へ戻れるのでしょうか? ステージごとに変わる美しい景色と心地よい音楽、そして日々の小さな物語をスキムと一緒に体験しましょう。
公式サイト:https://playism.com/game/schim/
ジャンル:アクション
プレイ人数: 1人
CERO:A
クリアした感想・評価
スキムってどんなゲーム?
スキムが移動できるのは、ヒトやモノの影のある場所だけ。 影は、太陽が照らす日中の時間帯だけでなく、実は夜にも家の窓や街灯の光などによっても出来るんです。夕方には、太陽の位置が変化するため影の長さも変化し、移動できる範囲も広がります。また、走っている人や車など、動いているものの影を利用して遠くまで行けちゃうことも……? 視点を変えながら活路を探して、影から影へとタイミングよくジャンプしながら進んでいきましょう。
スキムってどんなゲーム? と聞かれれば、影から影へと移動して目的地を目指すゲーム と答えます。
このかわいい妖精のようなもの:スキム を移動させましょう
言ってしまえば、スキムを移動させるだけなので、非常にシンプルです。障害物をインタラクトすることで、道を切り拓くパズル要素などもありますが(線路の踏切を上げる・信号を赤→青にして車を流すなど)、それでもシンプルなことに変わりはありません。
難易度も低く、太陽に当たったからゲームオーバーというわけでもなく、元いた場所に戻されるだけ。でも、、、
影が生まれる場所の描き方が面白いんです。
プレイしていると温かい気持ちになれるのも本作の最大の特徴でしょう。日常生活の中にある、小さな幸せを切り取っているようにも感じます。制作の方が、きっと素敵な方なんだろうなあ、と伝わってくるので、心穏やかに楽しめる作品でした。
引用:CHARACTER | アニメ「王様ランキング」公式サイト より
余談ですが、『王様ランキング』のカゲを思い出す人も多いと思います(こんなに捻くれてはいない)。
明確なストーリーも言語もないが、描写が伝わるので面白い
スキムは、オランダ在住のEwoud van der Werf氏が学生のときに始めたプロジェクトです。 本作を完成させリリースするために、彼がインターン時代に在籍していたExtra Niceが開発をサポートする形で制作を続けています。 Extra Niceが発足したのは8年ほど前で、彼らは地元の大学でゲームデザインの講義をすることも多々あり、そこでEwoud van der Werf氏と出会いました。 スキムは、会話や文字を多く使用しません。 プレイヤーの想像力に委ねるゲームデザインとなっており、子供から大人まで誰もが自分のやり方でプレイを楽しんでほしいと開発者は考えています。
本作では、設定を除いて言葉が全く登場しません。なので、明確に語られるストーリー・演出もありません。
ただ、影を通して人や物を見ることで、その様子や感情を読み取ることが出来ます。たとえば、、、
会社を出る→自転車のりばへ行く→自転車が盗まれて落ち込む という一連の流れ。
くすっと笑えるようなリアクションがあったり、日常あるあるがあったり、時間があっという間に過ぎる子供の頃の時の楽しさを思い出せたり。そういった意味で、プレーヤーの想像力に委ねている制作の意図を感じることが出来る点も、本作の魅力の一つです。
総じて、ハートフルな作品に仕上がっている と言って良いと思います。
音に工夫あり
言語がないため、音に工夫を感じることが出来るでしょう。世界中で発売されている作品なので、万国共通で理解出来る音 という意味でも興味深いのではないでしょうか。
車のクラクション、電車の通り過ぎる音、赤ちゃんの泣き声、鳥のさえずり、木々が風で揺れる音、ピアノの音……特典のサントラには44曲も入っていました。スゴイ。
収集要素があり、探索の難易度が一気に上がる
R2を押せば目的の方向を示す事が出来るため、クリアするだけならば難しくはないです。
ただ、大半のステージではコレクションが配置されているんです。これらを全て集めるとなると、相当難しい、というのが僕の感想です。ステージの隅々まで探索しなければなりませんし、ギミックやインタラクトなどの工夫も必要。なので、むしろコレクション集めこそが本作の真髄かもしれません。
コレクションの数は、スタートボタンから左下で確認可能。画像上は 1/1 となっているので収集済み。画像下は、0/3 なので、あと3つコレクションがあります。
最初は集めていたのですが、あまりにも難しいため挫折しました。。。20時間~必要になると思われます。
ただ、達成感がありますし、制作の遊びココロを知るという意味で、やり込みをおすすめしたい気持ちはあります。
気になる点
協力プレイなどはありません
非常にシンプルなゲームなので、退屈・つまらない・面白くない と感じる方は一定数いると思います。
体験版をプレイするのがおすすめです★
初回生産特典が最高レベル
ブログのために、新作ゲーム(特典が目当ての場合はパッケージ版を買う)を発売日に購入し続けて8年目になりますが、 最高レベルで特典が豪華です。サントラ、ステッカー、ピンバッジ、さらには店舗特典まで。これで4000円ちょっとは破格と言えるでしょう。プレイズムさん、いつも豪華な特典をありがとう。
#スキム#SCHiM
特典のピンバッジ。運良く2種類ゲットできました。
かわいい。
本日中にレビューアップします pic.twitter.com/y9PRneIdun— 桃途ゆういん@ブロガー8年目 (@momotoyuin) July 19, 2024
クリア時間・クリア後
8~10時間くらいでしょうか。ステージ数は65もあります。インディーゲームなのであっさり終わるだろう、と予想していましたが、良い意味で予想を裏切られました。
クリア後は、追加ジャンプ、チェックポイント、ハラハラモードの追加。コレクション収集にしても、クリア後の方が良さげですね。
攻略情報とコレクションの場所
これどうやって行くの? というところは、
回り道をする・車や自転車を待って相乗りする・看板などの慣性ギミックを使って大ジャンプする・列車などの乗り物に乗って移動する
この4点で何とかなりました。
一番迷ったのが、最後の最後。おもちゃの電車を操作しなければ抜けられない。
コレクション収集は、追加ジャンプが出来るようになるクリア後の方が絶対にいいと思います。いつもならば、僕が記事を公開する頃に海外の方が攻略動画をアップしてくれてるはずなんですが、、、明日にでも追記します。
ネタバレ
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考察というレベルではないと思いますが、一人の男性の再生の物語 のように感じました。
これは中盤あたりで真っ暗になった時の演出です。心が壊れてバラバラになったような男性を(主観です)、スキムが扉へ導きます。
最後のステージ。火事の家に、息子(たぶん)を探しに突入する男性を追います。屋内にいる息子にはスキムが見えていて、一緒に助かればゲームクリア。
最後に、スキムは男性と合体、男性の影になります。影の色や周囲の色がややカラフルになるため、自分を(過去や記憶や心かも)取り戻したような演出があって、おしまい。
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まとめ
面白かったです! 言語がないことで、相対的にBGMや環境音が引き立っていたのも好きでした。何より、心温まるような人々の営みの描写も興味深かったです。プレイするだけで、人にも優しくできそうな気がしますね。
個人的な話になりますが、大学の授業で、聴覚障害を持つ方とのコミュニケーションを取った時の経験を思い出しました。手話を上手く使うことが出来ず、それでも一生懸命手振りすることで、意思疎通が出来た時の喜び……に近い感覚を、言語がない本作から見出していましたね。
ただ、僕のように一気にクリアするのはおすすめしないです。Nintendo Switch版で、スキマ時間に、毎日一時間くらいコツコツ遊ぶのが最大限に本作を楽しめる遊び方なんじゃないかな? と思います。
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