【2024年8月4日 追記・更新】
2023年11月2日に発売したPS4、PS5、Nintendo Switch、Steamソフト『STAR OCEAN THE SECOND STORY R(スターオーシャンセカンドストーリー リメイク)』をクリアした感想・評価などを綴っています。項によってはネタバレ注意です。
STAR OCEAN THE SECOND STORY R とは
美しく、激しく、全ての瞬間が輝き出す。
本作は1998年にリリースされたRPG「スターオーシャン」シリーズ第2作のリメイクタイトルとなります。
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
CERO:B
原作プレイ済みですがあまり覚えておらず
クリアした感想・評価
ストーリーをより楽しむならば、クロード編よりもレナ編がおすすめ
銀河連邦の青年将校クロード・C・ケニーは、上官であり父であるロニキス指揮の下 惑星ミロキニアで発見された謎のドームを調査している最中に、見慣れぬ装置を見つける。自身の勇気を示すため、ロニキスの制止を聞かずに装置に触れたクロードは
まばゆい光に包まれ、その場から姿を消してしまう。
しばらくして目を覚ましたクロードは、一面に木々の緑が広がる光景を 目の当たりにし、 自分が知らない土地に飛ばされたのだと気づく。すぐにロニキスへの通信を試みるも、通信機が一切通じず途方に暮れるクロード。一先ず現状を確認しようと周囲を見渡した彼の目に、今まさに少女へ襲い掛かろうとする魔物の姿が映る。
とっさに声を上げて駆け出したクロードは、父から渡された光線銃・フェイズガンを放った。
クロードに助けられた少女レナ・ランフォードは 光る武器を使って自分を魔物から助けてくれたクロードを国の伝説に登場する 「光の剣を持った勇者」だと確信する。
彼にお礼をするため、 また勇者にこの国を救ってもらうためクロードを自身が暮らすアーリア村へ案内するのだった。
本作は、クロード編とレナ編のどちらかを選んでゲームスタートしますが、僕はレナ編でクリアしました。ちなみに、スーファミ版はクロード編で始めた覚えがありますが、当時小~中学生だったこともあり、あまり覚えていません。
周りの人とは違って回復の紋章術が使えるレナは、本当の母の存在が気になっており、、、
自分が誰なのかを知り、自分で仲間を選んで進む道をも選ぶ……という意味で、世界観やシナリオに対してより広い視点でレナの方が主人公に向いている、と感じています。
世界を変えたソーサリーグローブの正体、そして本当の母を探すという目的が繋がっているのもポイント。人としてのレナの魅力も伝わる展開が多い。
クロードの場合は、、、惑星エクスペルに不時着してしまい、元に戻ろうとしながらもレナ達との出会いを通して、英雄の息子ではなく本当の自分の存在を見出していく……という感じ。
後半の舞台も含めて、世界観の設定をより忠実に活かしているのはレナなので、ストーリー面ではレナ編の方がおすすめだと考えています。→クロード編もクリアしましたが、この考えはより強固になりました。
素晴らしいリメイクだが、、、
グラフィックはもちろん大幅に向上し、フィールドは実写のような美しさ。仲間キャラは新旧ボイスが選べますし、イラストも3パターンあって超充実。釣りやユニークスポットなどの追加要素もあり、懐かしさを感じながらも新しいため、当時プレイした方にとっては素晴らしいリメイク作品でしょう。
オリジナル声優によるボイス新録 2種類のボイスをいつでも楽しめる
当時では実現できなかった「オリジナルの声優」でのフルボイスイベントを実現。
さらにキャラクターごとに新旧ボイスの切り替えも可能に。新曲+リアレンジでよみがえるSO2サウンド
オリジナル版の全楽曲をサウンドクリエイター「桜庭 統」氏の手でリアレンジ。
馴染みのある楽曲が新音源でより新鮮でリッチに、バトルはバンドサウンドでよりハードなサウンドに。
仲間にしたキャラで、最もイラストによって異なる印象を与えるのがオペラさん。エロ云々の話ではなく、おっぱいの影や質感が異なるのでわかりやすい。
ユニークスポットめぐりは好きでした。世界観の理解が捗ります。取り返しがつかない要素の一つ……と思っていましたが、大丈夫でしたね。
セリフ回りがほぼ同じでも、ムービーはさらにグラフィックレベルが高くなっており、総じて印象に残ります。BGMも臨場感があって◎。
崩壊イベントや雪崩(レナのパンツが見えてる説があった)、「あなた、イケてないのですか?」 も変わらずにあったり
セリーヌの媚薬イベント。あったなあ……。
しかしながら、セリフや進行フラグなどはほぼ同じ(旧ボイスを残すためでもある)。感覚的に近いのは、『ラストオブアスリメイク』ですかね。リマスター寄りのリメイクといった印象です。これが悪いというわけではないのですが、個人的にはもうちょっとこうしてほしかった、という点が多かったのも事実です。
ただ、最近のゲームばかりしている僕でも楽しめたので、逆に言えば、当時から既に完成されていた作品のリメイクと言えるでしょう。
負けイベントやテーマパークを登場させるなど、RPGのお手本のような要素も当時からあったという証拠でもある
セリーヌのイベントでは、政略結婚とは言えロザリア姫が可哀想……。リメイクならば、ロザリア姫に救いを持たせるような展開があっても……と個人的には思ったり。良くも悪くも原作に非常に忠実です。
こちらも同様。ノエルやチサトは、仲間が既に8人いると加入出来ないのも同じ。仲間を入れ替えたい……と強く思いましたがもちろんダメ。周回プレイ前提のシステムも変わらず。
スターオーシャンシリーズの最新作は『6』ですが、『6』をクリア後に本作をプレイすると、ものすご~く本作を意識して作られていたことも伝わります。そういった意味でも、シリーズの原点であり最高傑作は『2』なんでしょうね。
IC/特技の強化とリセマラにドハマリする
上質紙をICすると、ぎぞうくんしょう が出来る。これを使用して、1歩歩く度に経験値が入るインフィニティリングを装備すれば、即レベルアップしたり。組み合わせることで攻略の大きな手助けに
本作は、アイテムクリエーション(以下、ICと略)が本当に楽しいです。レベルが上がるとバトル要素の成長に使えるBPと、ICの成長に使えるSPが貰えます。このSPを、パーティ内でどのように分割してICを覚えるのかを考えるのが本当に楽しい。
アートや音楽や出版など芸術系もあれば、ピックポケットや偽札製造などの犯罪系もあり。仲間全員で料理するマスターシェフなどのスーパー特技など豊富です。新要素のスーパー特技:リメイクもありますね。
レベルやその他条件などで成功率が%で表示される。なので、序盤では10%未満も多い。しかし、セーブ&ロード繰り返せば序盤から強いアイテムを入手出来たりする。
また、ICでアイテムを作れば作るほど報酬が貰える仕組みなので、冒険を放棄してICばかりするプレーヤーも多いハズ。僕自身、時間を忘れて没頭してしまいました。
でも、作ることに注力して、装備し忘れてクリアしていたり。目的のアイテムを作ることよりも、ラスボスを倒す方が簡単な場合も。本末転倒になるプレーヤーも多いかも?
また、こうすれば上手くいく、という攻略情報がおそらくありすぎるため、周回プレイの回数や知識量がモノを言う作品になっています。例えば、初期タレントはランダムなので、開花を想定してプレイ前から吟味する方もいるでしょう。
なので、まずは情報を見ずに楽しんでほしい、と個人的には思ったりします。
ICをすればするほど攻略の助けになるのは、アトリエシリーズの調合のよう。
バトルの印象は当時と変わらないが、サボってもレベルが上がる
簡単!ド派手な連携アクションバトル!
バトルは、ボタン一つで簡単にスキルを発動できるリアルタイムアクション。
さらに本作では、攻撃を重ねることで敵をスタンさせたり、 エフェクトやモーションもかつての演出をさらに磨き上げ、より爽快感あふれるバトルとなっています。
体験版で感じたバトルの感想は、誰が何やってるのか分からなくなるし、本質的な意味で当時と変わっていない、ということ。4人パーティならばなおさらですね。一応、ジャスト回避みたいなアクションも追加され、アサルトアクションというお助け技などもあるのですが、、、
(後半になればなるほどヒット数などの増加によって)誰が何をやっているのか良くわからないし、一部のボス以外は速攻で片付くので、ぼけ~っとしてしまう。シンボルエンカウントになったことで、ザコ敵は避けれるので余計に。
行動や特性を把握するのは、全滅させられた敵のみになりがちでした。また、敵の種類が少ないので、ザコ敵戦はつまらない印象です。他のRPGと比較して相対的に、戦略性があるシステムではないです。
紋章術を使用した演出は豪華に
アマゾンストライク、ラピッドストリーム、虎穴陣……などを想起させる隊列などもあり、ボーナスもそれぞれ付随されます。ちなみに『ロマサガ』は陣形で、本作は隊列。名称が違うんやな~と感心。
新要素:ブレイクやブレイクチェインが発生する敵はリーダー格のみで、体感的に少なめ。クリア後に行けるダンジョン:試練の洞窟になると激増する印象です。
何より、、、レベル上げがらくちんになりました。エネミーリンク(画像上)をさせると連戦になって報酬も上がります。そして、エクステンドカードを使用すれば経験値がなんと2倍に。エクステンドカードは複製可能なので、なくなりそうになったらファミリアでワシをよぶ→マジカルフィルムを購入→複製を繰り返していました。ボス戦での使用は必須です。
また、レベルが上がると、エネミーの色が緑に変化→用心棒のスキルでバトル画面に遷移せずに仲間キャラが倒してくれて経験値もアイテムも入るように……。ザコ敵をほぼカットすることで、逆に経験値が増えるプレイングになりました。裏技とは言わないまでも、ヌルゲーになったことは間違いない(難易度に依るけど)。
自分で操作して楽しみたいならば、クロードをリーダーにするのがおすすめかも。必殺技の種類も多く、術士には出来ないリンクコンボも可能です。
ピックポケット推奨に
ピックポケットを見て『オクトラやん!』と言ったのは、ゲーム画面を見た同居人ですが、本当にその通り。ただ、『オクトラ』よりも昔に発売されているので、本作の方が先です。
本作の大きな特徴の一つが、住民や仲間からアイテムを盗めるピックポケット。序盤は、盗賊てぶくろをお店で購入・ポーカーフェイスと度胸のスキルを強化→IC/特技の項から、ON・OFFにして使えることが出来るようになります。
一人に対して1回しか出来なかったのが3回も出来るようになった上、リラックスアロマを使うと再び3回盗めるようになります。これは公式からのメッセージに他なりませんよね。
ドランゴ引換券ならぬ、バトルスーツ引換券(と言われても仕方がない)のエルネストさん。ピックポケットに失敗すると説教してきます。さっさと寄こせや! と感じる方も多いでしょう、、、笑
デメリットはキャラの親密度が下がるくらい。でも、最終決戦に臨むとガンガン上がるため、実質的にデメリットはないですね。むしろ、親密度を下げる方法がピックポケットとリバースサイドしかないため(たぶん)、エンディングの調整が難しくなったかもしれない。
ただ、、、絶対に盗んだ方が良い!! と言えるアイテムは、僕の意見ではないです。進行状況に依りますが、細工を+1するためにアーリアの新婚さん(妻)のレインボーダイヤくらいでしょうか。エルネストのバトルスーツも、本作のバトルでは特に必要性を感じない。ミスチーフはマニア向け(強くてニューゲームをすると、クリクのPAでラクに取れる)。
最も重要な武器はカスタマイズで・重要な防具はブラックスミスで作成しなければならないため、ピックポケットはあくまで素材集めという認識でした。
最強(もしくはそれに準ずるような)装備はカスタマイズが基本
その他の追加要素まとめ
上述したボイスやフィールド、バトル全般以外にも色々あります。
クッキングバトルですが、当時プレイした覚えはなし。しかも、こんなに難しかったんですかね? QTEが難しすぎて全然勝てない。
ダンジョンの内部は変化していて、難しくなっていると思います。試練の洞窟地下2Fは像の向きも違う(後述)。
一人旅も可能(追加要素じゃないかも)。新キャラを一人くらい追加してほしい気持ちもありました。
スタートボタンを押すことで、エサの切り替え(釣りやすい魚がわかる)、撒き餌の設定が出来る新要素の釣り。ユーザーフレンドリーそのもの。
エンディングの条件はさすがに明記すべきでは?(怒)
エンディングは99種類あります ……99!? しかし、この条件が全くわかんないんです。親密度が影響することはわかっていますが、クロードとレナだけで数種類あっったり、、、。エンディングに関しては、釣りのユーザーフレンドリーさからは考えられない不親切さを感じました。攻略本でも買わせたいのかな?
親密度で♥があれば、二人エンディングが流れます。出版で親密度の調整をして、ラスボスに臨めばOK(ラスボスとのバトルで回復行動などで親密度が変化する場合もあるので注意)。
ただ、一番困ったのはセリーヌ。王子とのPAを回収していると、王子との親密度を下げる方法がないんです……。しかも、セリーヌ×エルネストはなぜか2種類エンディングがあります。出版を使っても王子>エルネストにしかならなかったため、僕は回収出来ませんでした……。
プリシスの新ボイスがものすごく良かった(レナ編・ややネタバレ注意)
我が道を邁進する発明少女
学問の町リンガにて父と二人で暮らす少女。発明家である父の影響で機械技術に興味を持ち、自身が開発した小型の変形ロボ“無人くん”やリュック型のマジックハンドを武器に戦う。
僕は全員新ボイスでプレイしましたが、プリシスを演じた釘宮理恵さんの演技が特に印象に残りました(個人の感想です)。
パーティ全体の雰囲気が明るくなるので好きでした。自宅の近所の家に泊まる時のセリフも面白い。
レナ編では感じなかったウザさがクロード編前半で目立つも、後半はその明るさに仲間が救われていることを知る
ストーリー後半は、描写は少ないながらも重い展開が多い中で、かくれんぼをすることになったり。突拍子もないことを言い出しても納得してしまう演技の上手さがあります。「こんな時に何言い出すんだ! 空気読めや!!」と感じるのではなく、プリシスの発言に引っ張られてかくれんぼを楽しんでしまうイメージです。
他のキャラとの絡みも面白かったですね。セリフが少ないエルネストを、容姿からイジるのも面白かった。
エンディング:主体性のない人生を送ってきたつもりじゃ~ない
会話や容姿だけでは判断出来ないようなキャラであり、釘宮理恵さんの演技でさらに魅力が引き立っている印象でした。
オペラのイベントも良かった(ややネタバレ注意)
パーティ全員が参加していた会話イベントが好きでした。クロードとレナは生徒、アシュトンは用具員、セリーヌは生活指導など、パーティを学校の人を割り当てるような流れで、オペラは保健室の先生だよね、と。学校の保健室で教えてもらえる勉強以外のことって、マジでエロいことしかわからない……。
あとは、病気で外に出られない少女に、虹を見せるイベントも心優しい。
その他にも、、、
オペラ「まったく、(エルネストは)古い文献には目がないんだから…。」
レナ「目なら3つもあるじゃないですか…。」
気まずい
これは笑いました、、、笑。
(当時のゲームということもあって)容姿いじりが許されている部分はあるでしょうが、面白いと僕が感じたのは事実なので。ゲームもポリコレ云々で難しい時代になりましたよね。制作の方はそれほど考えずに好きなものを表現してほしい、と僕個人としては考えています。
その他の気になる点・バグも
2Dとは言え、キャラに表情がもっと欲しかったかなあ。
ディアスの過去の描写は、その当時のディアスのイラストにしてくれよ……(現在のイラストのまま)。2年前の悲しい事件が原因で、強さを求めるようになってディアス自身が大きく変わったわけじゃないですか。その出来事が悪夢になってうなされるイベントもあって、レナもその苦しみに寄り添う描写があるのに、、、
過去と現在の比較・変化を表現するという点においても、より重要な過去の描写で現在のイラストはダメやろ……と制作に説教したくなったので綴っています。ましてやリメイクならちゃんとしてくれよ、と。
アイテム数が多すぎて、整理する機能が追いついていない。売っても捨てても増えるのでキリがない。バトル中のアイテム使用が面倒なので、不快に感じる人はそれなりに多いと思う。ICが楽しいので仕方ないけど。攻略法も同様で、活かせるような強いボスが少ない。
イクイップウィザード(自動装備)がビミョー。序盤は良いんですが、後半になると精度がかなり落ちる。DEFが基準っぽいので、半減や吸収が加味されない。
ちょこちょこ下ネタが入るのは良いんですが、、、親族はNG。
山に登って鳥の巣。このイベントの意味と必要性があったのかわからず。→アシュトン用のイベントでした。
あとは、街中やダンジョン内での移動速度ですね。バーニィシューズのフィールド版がほしい。
バグもありました。レナ編クリア→強くてニューゲームのクロード編で、ボイスの設定がリメイクと原作で逆になる現象が……。SO2RにするとSO2Eのボイスになります。
小ネタ・その他
女性三人でクロードをイメージするイベント。面白い
玉手箱からマーヴェルソードとソーサレスナックルが同時に……(たぶん序盤の最強武器)。リセマラ3分くらいで出ました。
ウェルチさんは『6』↓↓でも登場。シリーズお馴染みのキャラで、あの癖のある喋り方を聞いて思い出しましたね。声優は半場友恵さん。さすがです。
恋をすれば人生観が変わる。貧乏⇔金持ちも同様ですよね。自分なんてない、と僕は僕を通していつも思います
同居人いわく、2Dのディアスは女性に見える
愛のフィールド、花がきれいで大好き。一筆書きの要領で攻略するのも好きでした。
「最近は学生の質が落ちたよ」……大学教授でも平気でこういうこと言うヤツおるよな~と思ったら、実習生でした笑。
5メートル以上ありそう
王様が餞別で10000円くれます。ドラクエでは50円とひのきのぼう、フリーレンでも金貨10枚だったような(曖昧)
カモンバーニィは嫌われ続けると獲得出来るトロフィー「涙目バーニィ」がありました。ディアスのやる気のない「カモンバーニィ」の掛け声も◎。移動速度が倍になり~って説明にあるんですけど、体感的には3倍は速い。
セリーヌさんは23歳でお見合い・結婚を親に言われるそう。オペラも同じ。23歳を年増扱いするキャラもいました。当時から晩婚化・少子化が凄まじい……。僕もそれに加担していますが、、、
オラクルを使用すると、制作からメッセージが表示されたり。
僕は基本的に、制作の方に向けてレビューを書いています。PV数を考えると制作の方の目に止まっているとは思いたい、、、
本作は色々な遊び方が出来る点が素晴らしいな、と。例えば、オペラとプリシスはIC:マシーナリーで専用アイテム作成が可能です。よって、他のキャラよりもマシーナリーのレベルを上げる必要性が生まれます。バトル面やIC面だけに限って言えば、マシーナリーが被る二人の同時加入は非効率かもしれません。しかし、ストーリー面では二人がいないと発生しないイベントやエンディングがあるのが、本作の好きなところだったりします。
何を重視するのかをプレーヤーに委ねることが出来る選択肢の豊富さは、素晴らしいと思います。
レナ編・クロード編、どちらもするべき?
(2023年11月5日 追記)
結論から言うと、おすすめ出来ます。
強くてニューゲームの場合、最初からカモンバーニィが使える・イベントのスキップ・用心棒でバトルの大幅カットが可能なので、クリア時間は~6時間ほどでした。どちらもクリアすることで、ストーリーとキャラの背景への理解は深まると思います。また、一周目で仲間にしなかったキャラを仲間にすることで、新しいPAを見ることも出来るでしょう。
僕の場合、プリシスとアシュトンのイベントが多いな、と気付いたり。
どちらのセーブデータもあると思うので、エンディングの回収にも役に立つと思います。ラスボス前に出版で親密度を調整しましょう。
レナ編とクロード編はどっちがストーリーは面白かった?→レナ編です。上述したように、クロードは自分の居場所を見つけるまでの戦いを描くのに対して、レナは自身の過去と世界の破壊の過程がしっかり繋がっているため。
声優一覧
クロード:うえだゆうじ/浪川大輔
レナ:久川綾/水樹奈々
セリーヌ:甲斐田ゆき/中島沙樹
ディアス:堀川りょう/ 杉田智和
アシュトン:阪口大助/石田彰
プリシス:住友優子/釘宮理恵
ボーマン:堀川りょう/藤原啓治
オペラ:永島由子/田中敦子
エルネスト:東地宏樹
レオン:甲斐田ゆき/小林由美子
ノエル:阪口大助/水島大宙
チサト:笠原留美/大浦冬華
ウェルチ・ビンヤード:半場友恵
ガブリエル:小山力也
などなど・敬称略
アシュトンを仲間にする際の双頭竜の話をするおじさんの声が気になる……
クリア時間・クリア後
ラスボスを倒すまで24時間ほど。サブクエストやキャライベントは全回収したと思います。レベルは104、試練の洞窟クリアは+6時間ほど。結構サボったのにレベルは175になってました。
リメイク前は、ラスボス前にセーブすれば隠しダンジョン:試練の洞窟へ行けましたが、本作はクリアしたセーブをロード→闘技場の奥のおじいさんに話しかけないと行けなくなっていますね。
クリア後は、強くてニューゲームが可能に。ほぼ引き継ぎが可能で、レナ編⇔クロード編でも引き継ぎOKでした(MAP情報も引き継いでくれるのは嬉しかった)。エンディングまで行動を共にしたキャラのボイスも解禁。
名作は何回リメイクしてもOK!! と伝えたい
あくまで僕個人の考えですが、、、
『FINAL FANTASY7 リメイク』『バイオハザードRE~』など、ガッツリ作り直したリメイク作品が大好きです。表現したかった技術の限界が当時はあったはずなので、現在の技術ならば、もっとこうしたかった、もっとこう出来る! などの理想を表現出来るはず。それを享受することで好奇心が満たされます。何より、愛を感じられるので嬉しいんですよね。
0から作るよりも(ファンの期待を裏切らないようなプレッシャーはあるかもしれないが)ある程度の作りやすさはあると思いますし、面白い作品ばかりだと思います。リメイクでクソゲーというのは思いつかないかも。
なので、本作も、いずれは完全3D~でリメイクしてほしい、と思ったり。後半に出てくるノエルやチサトの描写が少ないことで印象も薄いですし、キャラに関するイベントなどはもっともっと増やすべきだと考えています。親密度をより活かすためにも。
『スターオーシャン6』での表現を考えると、『スターオーシャンセカンドストーリー』のリメイク作品は今後もリリースされるかもしれませんしね。
攻略情報
仲間の加入条件~最大8人まで
ストーリー進行順で紹介しています
クロード・レナ:固定です
セリーヌ:クロス洞穴のイベント後に勧誘可能
アシュトン:ハーリーの入口で双頭竜の話をするおっさん二人組に「!」が発生する。その後、サルバ坑道奥で、責任を取って仲間にする を選べばOK ★アシュトンを仲間にすると、オペラとエルネストを仲間に出来ない
プリシス:リンガの左の家で仲間に出来る(PAだったかも)。 ★プリシスを仲間にすると、ボーマンを仲間に出来ない
ボーマン:リンガの右の薬局で、クラリセージorディルウィップを渡せばOK ★ボーマンを仲間にすると、プリシスを仲間に出来ない
ウェルチ:ラクール武具大会後PAで空から落ちてくる
オペラ:クロスでPA→城に行く道で三つ目の男:エルネストとすれ違う。ラクール武具大会後、ヒルトンの酒場でイベント→クロス王に謁見→山岳宮殿の途中にいるオペラと会話すればOK。初見だとなかなか厳しい条件。 ★オペラを仲間にすると、アシュトンを仲間に出来ない
エルネスト:オペラ加入後、山岳宮殿最深部・神護の森でイベントを見る→ホフマン移籍でエナジーストーン入手後、遺跡の外に出るとイベント。仲間にしないと、オペラが離脱する
ディアス:レナ編のみ加入可能。ラクール前線基地で、レナが勧誘するイベントが発生するので誘えばOK
レオン:クロード編のみ加入可能。浜辺でわからせた後の村で、ついてこさせればOK。
ノエル:紅水晶の洞窟最深部でボス戦後に勧誘可能
チサト:セントラルシティ宿屋前「!」→ノースシティ「!」→紅水晶の洞窟で「!」名刺を拾ってボス戦後、セントラルシティ新聞社にいるチサトに話しかければOK。チサトを仲間にしたい場合、チサトで8人目になるように調整しないといけない
参考までに、僕がした仲間加入チャートを綴っておきます
一周目はレナ編:レナ・クロード・セリーヌ・プリシス・ウェルチ・オペラ・エルネスト・ディアス
ニ周目はクロード編:クロード・レナ・セリーヌ・アシュトン・プリシス(ボーマンにすべきだったがプリシスの明るさを選択した)・レオン・ノエル・チサト
ダメージ上限を99999にする方法
奥義の書を入手すれば、バトルスキル「ダメージ限界突破」が習得可能になります。レジェンドミッションの累計与ダメージ4000万を突破すればOK。僕は試練の洞窟で解放されてました。ダメージ効率の良いクロードやディアスにアトラスリング(ATK2倍)を装備させて特攻させ続ければ、いずれ解放されるでしょう。
最強メンバーとチート技
僕個人の意見ですが、、、
終盤まではあまり考えずにクロード・レナ・ディアス・任意のキャラで色々試しながらプレイしていましたが、終盤はセリーヌを操作するように。というのも、アイテム:エクステンドカード(経験値2倍)を使用し、紋章術:エンゼルフェザー(仲間全員に攻撃防御命中強化)を開幕で唱えたいため。
火力が高い一方でクロードとディアスはよく死ぬので、その度にリザレクションミストで蘇生させる役割も。可能ならば、デコイの役割で惹きつけたり。レナは作戦で回復オンリーに。レイドエネミーはこの戦法でOKでした。→試練の洞窟のボスもこれでOKでした。
試練の洞窟の中盤あたりから、クロードは、オーラブレードに付属しているファクター:HP吸収付与が強力過ぎてチートキャラになっています。ブラッディアーマー(HPがすごい勢いで減るけど無敵)を装備させれば永久機関が完成するので、現在のところ試練の洞窟地下10Fまでは敵なしですね……。
→オーラブレードが聖属性なので、最奥のボスだけは無効でした。その場合は、レナとアイテムで回復すればOK。
フェイクギャラリーの場所
ギヴァウェイと力の場の中間くらい。割引価格でマジカルラスプを購入しましょう。
おすすめの攻略サイト1選
楽して攻略チャート→とことん強くしてから攻略 の項が、ものすごく理路整然とされており、素晴らしいと感じたので紹介。勉強になります。
試練の洞窟 地下2階の銅像
少女ミレーヌの告白
それはルークと少女の、淡い恋物語の始まりフェリアの情愛は2人の仲を断ちかねず
ロイドは孤独な少女を想い続ける
ユフィが密かに想いを寄せるのは若者ロイド
シャロンの決して実らぬ禁断の恋
システィーナはひとり、空を見つめ続ける
- フェリア→ルーク⇔ミレーヌ
- ユフィ→ロイド→システィーナは誰もいない方向
ミレーヌ:北
ルーク:南
システィーナ:北
シャロン:東やったっけ
ユフィ:北
ロイド:西
フェリア:(北西だけど)西
試練の洞窟をクリアしたのでメモ(ネタバレ注意)
- 2人のみでこの洞窟に挑み~→一旦入口のある階層まで戻る必要あり。2人のみで行きますか? と表示が出るのでそれに従えば良い。途中のチンケシーフのところにいた商人から、カエルのなんとか というアイテムを買っていれば入口まで戻れる。
- 地下13Fでは、フェニックスを倒して聖剣をゲットしたら9Fまで戻って棺桶を調べればOK。フェニックスは何度か復活することあり。
- ギルドミッションの龍魚は、最奥にある水辺で釣れる(ガブリエを倒して奥の右端)。ギルドからの特別な報酬はなし。
- ガブリエを倒すと、地下6Fの「!」が出現。右にあるレバーを倒すと入れる。音楽レベル10で演奏→舞神が 幻の三味線をくれる。秘めたる力(必殺技・紋章術のレベルMAX)と蒼き疾風(MAX HPMP上昇)の演奏が可能に。おそらく、試練の洞窟はこれでおしまい。フェニックスが復活してる場合も「!」が表示される。
ネタバレ
レナ編とクロード編での演出の違い
- 武具大会の間の行動。
- 浜辺に打ち上げられるのが、レナ編はクロードを除く仲間全員。クロード編はクロードとレオン。
- タワーで一旦戦艦に戻るイベントが、クロード編ではしっかり描かれる。父とのやり取りなど。
- 4つの場(フィールド)の過去のムービーが各々で流れる。レナ編はレナの母との過去。クロード編はクロードの父との過去。
エンディングまで
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ラクールが魔物に攻め込まれてレナたちは敗北→船から海に突き落とされて、浜辺に不時着。その後、タワーに登ると、クロードの無線機に電波が入り、戦艦に一時間ほど戻るイベントが入る。自分で道を決めたクロードが再加入し、ソーサリーグローブを発見するも十賢者が立ちはだかる。
クロード編では、クロードとレオンが浜辺に。戦艦に戻るところでは父と会話、過去を思い出すイベントが入り、居場所であるレナたちの元へ決意して戻る
十賢者の企みにより、惑星エクスペルは消滅してしまう。十賢者の脱出のおまけ的な感じで、レナたちもネーデの外壁楽園へワープして助かる。さらに、ネーデのセントラルシティの市長にも助けられる。レナは、ネーデが自分の故郷であると察する。
30億年以上前、銀河支配を目論む十賢者が、銀河共存を望むネーデと戦争。ネーデ側は勝利し、十賢者を封印する。しかし、銀河を破壊する力を持つことから、将来のことを考えた有識者ランティス博士の提案で、ネーデそのものを封印することに。エナジーフィールドの中にネーデを作り、他と断絶する道を選んだ、、、と市長から話を聞く。そして、十賢者の封印が解かれたから暴れている、と。
十賢者の元へ乗り込むため、サイナードを味方につけて空を飛べるようになる。
十賢者を倒すためには、ネーデの力と仲間に眠る力が必要とのことで、それらを解放するために4つの場(フィールド)を巡って準備を整える。その過程で、レナは記憶を取り戻していく。
クロード編では、クロードの過去が流れる
いよいよ明日が決戦という話し合いの中で、エクスペルが消滅したことを聞くレナたち。戸惑う一方で、時空転移シールドを利用すれば元に戻せると市長から聞く。しかし、それにはエナジーネーデの全都市のエネルギーが必要とのこと。そのためには、十賢者が把握しているシステムの奪還が必須。
サイナードで近づき、海中から十賢者のアジトへ潜入。
しかしながら、十賢者の強さの前に敗北。クロードのパパが乗っている戦艦カルナスを撃墜するところを見せられ、さらには敗北して撤退するレナたち。クロードはパパを殺されたことで復讐に燃える。
十賢者がソーサリーグローブを作った理由は、エクスペルの公転軌道をコントロールしてエナジーネーデに近寄らせるためだった。最終的には、全てを破壊することが目的だった。そのおこぼれがエクスペル各地へ落ちていて、人に悪影響を与えていたことがわかる。
十賢者にこのままでは勝てないため、禁じ手である宇宙を崩壊する紋章を解禁することに。研究所跡へ向かうと、7億年前の映像があった。そこには、レナの母が研究所の破壊を前に、子供だったレナを箱に入れて助け出したことがわかる。エナジーストーンを託され、時空転移シールドによって、現代のエクスペルにレナは移っていたことが発覚。つまり、レナは7億年前のネーデ人だった。
レナの母のおかげで十賢者を倒す武器を見つけるも、そのためにはレアメタルが必要とのこと。これを取ってきてミラージュ博士に渡す→三日後に届けてもらうも、十賢者の三人が襲来。二人はその場で倒したけどメタトロンはミラージュ博士を狙うも、レナたちは阻止。決戦を前にレナがクロードにお礼を言うイベントが入って、良い雰囲気に(親密度は関係なさそう?)。
なんだこの選択肢は
十賢者との決戦前に、クロードとディアスが一騎打ち。クロードが負ける。
十賢者のうちの何人かを倒しつつ、やや難しいパズルを解いて進み、ルシフェルの元へ行くと、ガブリエル以外を利用していたと聞ける。最後のガブリエルの元へ行くと、ルシフェルを利用していたと聞ける(この辺りの組織としてのまとまりのなさは面白い)。
勝利すると
宇宙を崩壊する紋章が作動してしまうが、研究所跡で入手した紋章で静止させる。しかし、崩壊すべき対象を逸らすだけで行き場のないエネルギーがどうしようもないため、エナジーネーデを犠牲(土地も人も消滅する)にして受け止める前提だったと市長が告白。
黙っていた理由は、レナが思いとどまらないためだった。レナは最後のネーデ人の生き残りとして、エクスペルで生きることになる。
サッカーボールみたいだけど、エナジーネーデが消滅した代わりにエクスペルが復活。そして時は流れ、、、
エンディングへ
ウェルチさんはこの時代にご満悦し、他の時代へGO
宇宙を救ったのに変わらないな→それだけで何かが変わるほど主体性のない人生を送ってきたつもりはないEND。プリシスという人物の魅力が集約された言葉だと、感じています。
セシルの墓参りをするディアス。墓参りのあるゲームは名作……かも というエッセイ記事をそのうちアップしたい。
オペラとエクスペル
セリーヌは王妃に。この城は君には狭すぎるけど、たまには帰ってきて、と。
クロードはレナと一緒にアーリアで
エンディングは親密度によって変わります。
Their adventure “Fantastic Space Odyssey” has just begun. Fin
訳すと、彼らの宇宙の旅はまだ始まったばかり おしまい みたいな。
マンガの打ち切りで多用されるせいで異なる意味が浸透していますが、俺たちの冒険はこれからだ という言葉の本来の使い方かもしれませんね。
ちなみに、試練の洞窟を最奥までクリア後に、再度ガブリエルを倒したら、このメッセージが。。。真実はまだ明かされず、、、。クロード編もプレイするか迷い中です。
99種の中の6種類のみ。全回収は無理ゲーかも、、、。
印象に残ったエンディング紹介
クロード×レナ。おめでた。クロード編の正史っぽいエンディング。
クロード大佐×プリシス博士。出世がすごい。
アシュトン×ノエル。生活費の話をするけど、眠いしまた今度で良いか~みたいな先延ばしスローライフ。互いにさん付けで、グダグダ感が面白い。僕が見たエンディングの中では一番好き。
オペラ×クロード。このあと滅茶苦茶セ◯クスした ってやつですかね。
レナ×オペラ。テトラジェネシスへ行ってみたいとレナが言ったとのこと。テトラジェネシスの街並み、オペラの金持ち感が◎。オペラ単独エンディングでは、テトラジェネシスで執事っぽい人:アルフレッドが登場する。
ウェルチ×ディアス。ツンツンコンビのイチャイチャが◎。
ちなみに、レナ×ディアスはアーリアで平和に暮らすエンディング(もう一種類は見てない)で、クロード×ディアスはエルネストで魔物を倒して人助けをするような内容でした。
セリーヌ×プリシス。23歳のセリーヌを年増扱いするナンパ男。色々と信じられない。
ウェルチ×プリシス。ナンパ失敗もめげずに特攻。らしさ全開のエンディングでした。
★全エンディングの紹介は、どなたかの動画を引用させていただく形での紹介になると思います。
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おまけ
スターオーシャン2ndストーリーのアニメを観る方法
『スターオーシャンEX』というタイトルでアニメ化しています。動画配信サイトでは見つからなかったので、GEOのレンタルがおすすめです。
まとめ
面白かったです!! スターオーシャンシリーズ最高傑作と評価される理由がわかりますし、何を重視してどのようなプレイングをするかの選択肢が豊富なのが素晴らしいですよね。仲間の加入もそうですし、縛りプレイなんかでも楽しめるでしょう。
原作に非常に忠実な一方で、難易度自体は低い印象ですし、知識があれば全ボスがヌルゲーになるのは残念かも。お金や経験値もインフレし放題なので、バランス調整をしてほしい気持ちもあったり。
クロード編もレナ編もクリアしてエンディングも35種ほど回収しましたが、キャラに好感を持てるならば神ゲーになるでしょう! ただ、基本的には、体験版の感想がそのまま反映されると思うので、体験版をプレイすることをおすすめします。
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